SUSTAINA ― なんつっテナ
ついにリリースを迎えた新しいワイン。真の意味で、最初の商品納入を行うべく東京に遠征しています。
今日のうちに、今のうちに記載しておこうと思います。
ONE-TENTH2836-83 VINEYARD
MASCUT BAILEY-A2023 'SUSTAINA'
Grape-Producer "NOT HOTEI" NOBUO ONUMA
VOL.720ml ALC.15%
360mlボトル:2030円 税込
720mlボトル:3123円 税込
赤湯字十分一山一2836-83の葡萄畑で栽培されたマスカットベーリーA使用。葡萄栽培者は大沼 延男。このnoteをご覧いただいている方にとってはしつこいようだが、七福神の布袋ではない。
葡萄を生業として赤湯十分一山の畑に立ち続けて50年。恰好つけず、愚直に、自然と人間と時間が織りなすドラマを紡いできた。
彼は布袋ではない、もちろん神ではない、葡萄とともに生きる人間だ。
"Bottling the VINEYARD = 葡萄畑をそのまま瓶詰めする"をコンセプトにしたワインづくりプロジェクトは2017年秋に始動した。その創成期から旗印として牽引してきた大沼延男さんのマスカットベーリーA、数えて7年目となる2023ヴィンテージは SUSTAINA ― なんつってナ を軸とした。
サスティナビリティ(持続可能性)の確保を目指すことの云々は、これまでもいくつか記事を投稿してきたので改めては書かない。
ただこういったテーマの話題については、葡萄栽培者 大沼 延男さんの性格も踏まえると、扱い方は複雑な感情が入り混じる。
「純真で真っ直ぐで正しいこと」
そうだと共感はできても、体現しようとするとなんだか急に照れくさくなってしまう。「今どきだね」とか軽々しく言われたくないし、熱弁して「気取ってる」とも思われたくない。
この本音は誰しも共感できるところがあろう。
「サステナ ― なんつってナ」
ちょっと駄洒落を言ってみただけ。
SDGsのアイコンはただの"落描き"。
なんというか、そのくらいにしておく方がおさまりがいい。
ただ、除草剤にしろ、化学肥料にしろ、地域集落や地域農業のことにしろ、先々のことを見越してすでに実践していることについては何も言わず黙々と淡々とやっていく。
そんげな 人様さ自慢みでぇに言うようナごどでねぇ。
さんなねごどはさんなね。
It's not something to brag about to anyone.
I have to do what I have to do.
こういう実直で不器用な栽培者の為人を何をもって表現したらよいか。あえて表現しないことをもってニュアンス程度に抑えて伝えるべきか。改めて思うが奥深く面白い。
ところで今回のワインは出口(消費されるシチュエーション)を先に固めたうえでつくられた。サスティナビリティという軸をもって共生関係をつくっていくプロセスの一部として組み込まれている。
やってみたくて実装の機会をうかがっていたシーリングスタンプによるワインエチケットも実現できた。
もはや引き返せないほどに公私混同に陥っている地方公務員のわがままに正面から向き合い、チャレンジの舞台を整えてくだった葡萄栽培者・醸造家・酒販店と産地の意思を発信してきます。
こういう特殊な経過で形作られる産地の意思もありじゃなかろうか。
■Concept / Process Design : ochi-covolet R&D works
【 6/15追記 】
赤湯ブドウシュバル@JX金属 本社ラウンジ
2024年6月14日(金)17:51〜20:30
おかげさまで無事に盛大に開催することができました。皆々様に心より御礼申し上げます。
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