3月30日 地続き
平成31年に古き良き昭和を振り返るような面持ちで、平成を振り返られてもピンとこない。
先に行きすぎだ。
平成5年に生まれただけで、平成に愛着などない。平成から始まっただけだ。
元号が変わろうが、変わらまいが僕の日々は揺るがない。何を騒いでいるのだろう。
4月1日の昼に元号が発表されるらしいが、誠に迷惑な話だ。職場の誰かが新しい元号がうんたらと始まる。若干いつもより早口なおっさん、へ〜〜という僕、次から次に来る客が元号がうんたら。へ〜〜という僕。鬱陶しい。
職場の、元号の話を「みんなでしよう」みたいな雰囲気を想像するだけでイライラする。
元号の話が嫌なのではなく、そこまで親しくない間柄の人間達と「みんなで空気を寄せる」をしなくてはならないのが嫌なのだ。
言葉にするのが難しいのだが、例えば職場で、バイトさんからの旅行のお土産を皆で食べた時に、「あ〜〜美味しい」で済ませばいいものを、「あ!これしょっぱい!そっちの何味ですか?」「これはねえ、甘いやつ、でそっちがあ〜〜」「あ、これ僕が今食べてるやつです。少しピリッとします」「へ〜〜。私今甘いの食べてるんだけど、」みたいな、「お土産で会話しようぜ!」みたいなノリが何故かイラっとくる。何なんだろうこれ。
そうゆえば、最近太り方が少しおかしい。内側からドッと来る感じで、ほっておくと体に厚みが生まれてしまいそうな予感がある。急いで痩せなければならない。
飯は旨い。大好きだ。太るかも?と思いながら、シャリシャリ炒飯を食いたくない。おっさん達が太っていく理由が分かる。どこかで諦めてしまうのだろう。飯が旨すぎて。
僕は80キロになったり、58キロになったり、65キロになったり、70キロになったりする。
諦めていた80キロ時代は、飯が旨すぎた。昼夜問わず何でもかんでも食べた。幸せだった。今は多少体型を気にする。というか、めちゃめちゃ気にする。
死ぬ前、人生を振り返った時に夜中もっと飯食えば良かった。と猛烈に反省することになりそうだ。そうはさせない。いつか飯を食いまくるために、今食いたいものを食わない。がんばる。おわり。
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落合諒です。お笑いと文章を書きます。何卒よろしくお願いします。