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虎に翼 感想

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元パラリーガルの視点から書きました。 皆さんと相容れない点、多々あると思いますが、ご容赦を。 参考になるなら、うれしいです。
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#裁判官

【虎に翼 感想】振り返り~半年間ありがとうございました

8000文字を超えているので(笑)、読みたい個所だけお読みください。 ごあいさつ 『虎に翼』…

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【虎に翼 感想】第124話 見透かされても、心を守る

並木美雪の審判 調査官の音羽は本当に優秀だし、仕事に対して実直な人だ。先日の家裁での会…

【虎に翼 感想】第66話 星航一との出会い

昭和25年 あの愛のコンサートから約1年が経った。寅子のスーツも新しくなっている。 何よ…

【虎に翼 感想】第60話 道男の巣立ち

道男の謝罪 はるさんの葬儀が無事終わった。祭壇には、花と写真とともにお骨が置かれている…

【虎に翼 感想】第59話 はるさんの死

寅子の言うとおり、急なことであった。そんなに心臓が弱っていただなんて。 花江が先にはるさ…

【虎に翼 感想】第58話 道男の傷をえぐる猪爪家

道男が余計に傷ついてしまった。昨日、轟が心配していたとおりになっている。よねに知られたら…

【虎に翼 感想】第57話 それぞれの理想と現実

親を亡くした子どもたちの現実 轟法律事務所(旧カフェー燈台)に集まった明律大学同期の5人。 寅子とよねの言い合いに、男性陣は内心、懐かしさを感じていたのではないだろうか。 よねと轟は、事務所に子どもたちを集めて、僅かばかりの食事を与えていた。よねも貧しい農家の生まれだ。貧困は、家族の分断を生んでいた。よねの親と姉は今生きているのか不明だが、目の前にいる子どもたちは、戦争で親を亡くしている。 寅子の言うように、全員は救えないし、一人ひとりの行いは微力だが、少なくともこの子

【虎に翼 感想】第56話 明律大学 同期5人の再会

昭和24年1月3日 猪爪家も、少しはお正月の光景らしくなってきている。昭和21年のお正…

【虎に翼 感想】第55話 家庭裁判所、発足

直明に託す寅子 “一番大事なことは何か” 仕事をしていると、いや、仕事だけではなくても、…

【虎に翼 感想】第54話 日本人として生きる香子

日本人として生きる香子 本人が望む名前で呼びたい。 香子が生きていてよかった。 香子と約…

【虎に翼 感想】第52話 多岐川幸四郎、登場!

昭和23年10月、寅子、家庭裁判所設立準備室へ異動 昭和22年5月3日に日本国憲法が施…

【虎に翼 感想】第51話 花岡の死

花岡の死 花岡は誓っていた。「正しい道を進む」と。 婚約をしていたことが発覚し、よねと轟…

【虎に翼 感想】第46話 寅子、司法省での新たな出会い

ライアン初登場 昭和22年3月 週の始まりにふさわしい、楽しい回だった。 司法省民事局民…

【虎に翼 感想】第33話 女性弁護士に求められるもの

私の父は、昭和16年5月15日に生まれている。 30年前に53才で亡くなったが、生きていれば今日、83才になっていた。 そう考えると、戦争は決して遠い話ではない。 昭和15年9月、日独伊三国同盟がベルリンにて調印された。各国とも、後戻りできない戦争に、足をどっぷりと漬かり始めていた。 久保田先輩、法廷デビュー その頃、寅子は、修習を終えて正式に弁護士となったが、女性であるという理由で依頼を断られ続けており、それが、昭和16年の秋まで続いていた。 この日も、女性の依頼者に