マガジンのカバー画像

虎に翼 感想

128
元パラリーガルの視点から書きました。 皆さんと相容れない点、多々あると思いますが、ご容赦を。 参考になるなら、うれしいです。
運営しているクリエイター

#考察

【虎に翼 感想】振り返り~半年間ありがとうございました

8000文字を超えているので(笑)、読みたい個所だけお読みください。 ごあいさつ 『虎に翼』…

283

【虎に翼 感想】第119話 見ている方向はどこか

全員が、一方通行だった。 優未は最初から結論を出していたのだから、相談ではなく報告だっ…

【虎に翼 感想】第118話 下の者たちは怒り、上の者たちは変化を恐れる

女性法曹の抵抗 悪い話だってことは明らかだから、寅子が話し出す前から泣き出したとて、弱…

【虎に翼 感想】 第20週 まとめ

今週は、1週間分まとめてお伝えします。 昭和30年、春 寅子は、新潟地家裁三条支部から東…

【虎に翼 感想】第86話 寅子のように言えるのか

先週の麻雀大会。杉田太郎の涙、航一の「秘密です」、寅子の「はて」には続きがあった。 航一…

【虎に翼 感想】第81話 涼子、玉、稲との再会

涼子、玉との14年ぶりの再会 涼子と玉は新潟に流れ着いていた。どのような事情があったの…

【虎に翼 感想】第72話 一方通行の寅子

寅子に足りないものは、“伝え方” と “もう一方の角度からものを見る” ということだったのではないだろうか。 「不貞行為に及んだ理由を教えていただけますか」 と、“有責配偶者” としての回答を求めるだけではなく、そこに至った背景を、もう一歩先まで踏み込んで聞けたらよかったのかもしれない。 「相手の気持ちに寄り添え」 と言う前に、あなたの気持ちを教えてと、伝えられたらよかったのかもしれない。 有名人の佐田寅子が担当裁判官、これにテンションが上がる女性。という構図は、これが初

【虎に翼 感想】第69話 臨界点を超えた寅子

今日の回は、誰しもが自由に感想を述べてよい回だと認識しています。どうぞご了承ください。 …

【虎に翼 感想】第63話 大庭家、遺産相続問題は調停の場へ

遺産分割調停、第1回期日 大庭家の遺産相続問題は、家庭裁判所の調停の場へ移ることになっ…

【虎に翼 感想】第62話 大庭家、それぞれの思惑

パラリーガル時代に一番好きだった案件は、相続だった。 依頼を受けると、被相続人(亡くなっ…

【虎に翼 感想】第61話 大庭家、相続問題発生

昭和24年4月 花江がワンオペになっている。しかも頑張ろうとしてしまって、はるさんと同…

【虎に翼 感想】第60話 道男の巣立ち

道男の謝罪 はるさんの葬儀が無事終わった。祭壇には、花と写真とともにお骨が置かれている…

【虎に翼 感想】第59話 はるさんの死

寅子の言うとおり、急なことであった。そんなに心臓が弱っていただなんて。 花江が先にはるさ…

【虎に翼 感想】第58話 道男の傷をえぐる猪爪家

道男が余計に傷ついてしまった。昨日、轟が心配していたとおりになっている。よねに知られたら罵倒される流れだ。 良かれと思ってやったこととはいえ、行きがかり上とはいえ、家族にも職場にも相談せず受け入れたのだから、「早く帰らせてくれ」は、さすがに無理だろう。残念だが、ひとえに寅子の調整不足である。 家庭裁判所設立準備室だった場所は、今はランチ場所にでもなっているのだろうか(追記:”家庭局” との看板が掲げられていた)。 道男の名前……昨日、直道みたいな名付け方だと書いたが、実際