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オカリナ吹きのティルと旅するイタリア フェッラーラ

ティルと旅するイタリア、北部のエミリア・ロマーニャを廻っています。今日はフェッラーラへ。

街のシンボルは赤レンガの美しいエステンセ城。中世ルネサンス期に覇権を握ったエステ家の城です。

独特のファサードが印象的なサンジョルジョ大聖堂。リストーネと呼ばれる幅12m、長さ120mの歩道が教会の袖を飾ります。

大聖堂は修復のため閉鎖中ですが、新型コロナの為に工事は中断中。何年先になるか分からない再開が楽しみです。

ルネサンスの街を散策、あるいはサイクリングで満喫した後に味合うのは〜フェッラーラ風マカロニタルト。タルト生地にマカロニがぎっしり詰まって、ベシャメルソース、パルメザンチーズ、ポルチーニ茸そしてマルサラ酒の風味豊かな一皿。フェッラーラのワイン ボスコ エリチェオとともにどうぞ。

外はパリっ、中はしっとりのトルタ タコレンタ。お口の中でとろけるフェッラーラのチョコレートケーキです。

画家ボルディー二やグエルチーノ、デ・キリコや詩人タッソー等、多くの芸術家にゆかりの深いフェッラーラ。街のあちこちに歴史の片鱗を垣間見ることができます。

1435年に記録が遡る「アル ブリンディシ」は世界で最古のエノテカとされています。コペルニクスはエノテカの上階に下宿し1503年にフェッラーラ大学でカノン法(カトリック教会法)の博士号を取得しました。

フェッラーラで音楽といえば、1988年に開始されたストリートミュージシャンフェスティバル 。2020年は8月末に予定されています。コロナが収束し、人々が集まる熱気あるフェスタが実現する日を祈るばかりです。



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