ティル

コロナ蟄居中にオカリナ始めました。オカリナの生まれたイタリア・ブードリオにいつか留学したいです。Andrà tutto bene !

ティル

コロナ蟄居中にオカリナ始めました。オカリナの生まれたイタリア・ブードリオにいつか留学したいです。Andrà tutto bene !

マガジン

  • イタリア〜オカリナを吹きながら〜

    オカリナの生まれた北イタリアから出発する、小さな旅ノートです。

最近の記事

学習のメカニズム

様々な学習方法を、オカリナの上達に当てはめる考察。 ・協調学習 お互いに教え合い学び合うという形態ーオカリナ仲間を作る、FB等のSNS繋がりでの情報交換など ・対連合学習 2つの項目(文字、記号、絵など)を対にして学習することー運指を色塗りで覚える、譜面の書き込みを工夫するなど ・総合学習 自ら課題を見つけ主体的に判断し、問題解決する能力を育てる学習ーオカリナ演奏のいろいろな場面を想定し、選曲編曲も含めた準備練習をする。絵本の読み聞かせイベントや詩の朗読、動画作成やBG

    • オデルでオカリナ独習

      伊藤翁介編 オデルマンドリン教則本(全音楽譜出版社)。 旧字体の並ぶ古い本ですが、今日でも多くのマンドリン学習者に愛用されています。 このオデルの教本の第二巻(1959)は装飾音に焦点が当てられていて、長打音appoggiatura、連音 mordente、回音gruppettoなどの練習が盛り沢山。 苦心しながらマンドリンの練習をしていて、ふとこれをオカリナで練習してみようと思い立ちました。 それはもう、小鳥さんになった気分。。。 (体調の悪い鳥か) トリプルオ

      • イタリア・オカリナ留学を夢見て

        北イタリア・ブードリアのオカリナ博物館。150年以上前に作られたドナーティの作品や、オカリナのストラディバリウスと言われるヴィチネッリの作品のほか、世界中の様々なオカリナが展示されています。 オカリナの発祥の地とされるこのブードリオにはオカリナ学校があり、この楽器の歴史と伝統が子供達へと受け継がれています。 https://www.ocarina.it/scuole.html オカリナの名手ファビオ・ガッリアーニさんは博物館長も務め、オカリナの素晴らしさを世界に発信して

        • オカリナ吹きのティルと旅するイタリア フェッラーラ

          ティルと旅するイタリア、北部のエミリア・ロマーニャを廻っています。今日はフェッラーラへ。 街のシンボルは赤レンガの美しいエステンセ城。中世ルネサンス期に覇権を握ったエステ家の城です。 独特のファサードが印象的なサンジョルジョ大聖堂。リストーネと呼ばれる幅12m、長さ120mの歩道が教会の袖を飾ります。 大聖堂は修復のため閉鎖中ですが、新型コロナの為に工事は中断中。何年先になるか分からない再開が楽しみです。 ルネサンスの街を散策、あるいはサイクリングで満喫した後に味合う

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        • イタリア〜オカリナを吹きながら〜
          4本

        記事

          イタリアのオカリナ教本

          オカリナの街ブードリオのサイトから無料でダウンロードできる2冊です。 102ページにも及ぶオカリナメソッドは、モーツアルトやバッハなどのクラシック音楽からシチリア民謡、ポピュラー音楽等幅広いジャンルの曲が満載。 手書きの譜面が柔らかなイメージで、短いアレンジで色々な曲を楽しめます。 「オカリナのための新しいメソッド」では基礎をしっかり固めるエチュードが充実。仕上げはアイーダの凱旋行進曲三重奏。無理なくステップアップできる内容になっています。 丁寧なオカリナ練習を助けてく

          イタリアのオカリナ教本

          オカリナ吹きのティルと旅するイタリア ファエンツァ

          ティルと旅するイタリア第3回目は、マジョリカ焼で名高い陶器の街ファエンツァです。 まずはアーチの連なりが美しいポポロ広場でコーヒーを。 軽食に、ボローニャの回で登場したモルタデッラ(豚ソーセージ)をクリームチーズ、生クリーム等で和えたムースがオススメです。 1908年創立の国際陶磁博物館は6万点のコレクションを誇り、そのうち6千点程が広い敷地内に展示されている、まさに世界有数の陶器の博物館です。 Ti amo Ocarina Faenza 「ティ アーモ オカリナ」の

          オカリナ吹きのティルと旅するイタリア ファエンツァ

          トリプルオカリナ独習アイテム

          オカリナ上達のためのアイテムを自分なりにまとめようと思う。主にトリプルオカリナ練習にあたって。 1)大きめの鏡     姿勢や表情をチェック。いつか自作絵本の読み聞かせイベントで、小さな読者の前で演奏するのが目標。楽しそうに、聴衆を引っ込むような表情や動きで吹けるようになりたい。良い音が出る口の形や角度なども試行錯誤。 2)チューナー     オカリナ音痴にならないようピッチの確認。耳だけだと想像以上にズレている。 3)メトロノーム   難しい箇所はどうしてもゆっくり吹

          トリプルオカリナ独習アイテム

          オカリナ吹きのティルと旅するイタリア モデナ

          ティルと旅するイタリア、第ニ回はモデナです。 バルサミコ酢で有名なモデナ。ブドウ果汁を樽で熟成させた芳醇な香りは、サラダやメインディッシュを豊かで洗練された風味に仕上げてくれます。線描のようなトッピングは盛り付けも華やかにしてくれますね。モデナ土産にぜひ。 車好きにとってモデナといえばフェラーリ。モデナ近郊のマナレッリのフェラーリ博物館は、初期のクラッシックカーから最新モデルまで見応えたっぷりです。 1099年建立の大聖堂は美しいロマネスク様式。横に聳え立つギルランディ

          オカリナ吹きのティルと旅するイタリア モデナ

          オカリナ吹きの身体メンテ(2)

          猫舌なのに、食べ物はアツアツが好きだ。さらに味付けはピリ辛が好み。だから割に頻繁に軽く舌をやけどしたような状態になる。 オカリナをはじめて これは非常によろしくないと気付く。他の管楽器と同様、オカリナおいてもタンギング(舌で吐息を遮る奏法)は演奏の要である。ちょっと舌に違和感があると、思うようにタンギングができない。口内炎などあろうものなら演奏自体が苦痛になる。 満腹状態も演奏に理想的な呼吸の妨げになる。食べるのが好きで、腹八分目が健康に良いとはわかっていても、ついはち切

          オカリナ吹きの身体メンテ(2)

          オカリナ吹きのティルと旅するイタリア ボローニャ

          オカリナ吹きのティルと旅するイタリア、第一回はエミリア・ロマーニャ州ボローニャです。 西欧最古の総合大学ボローニャ大学(1088年創立)のある学問の街として、またボローニャ風ミートソースなどの美食の街として知られています。 トルテッリーニ: 詰め物をしたリング状のパスタ          モルタデッラ: ピスタチオや黒胡椒などが入ったボローニャ伝統のソーセージ    チェルトジーノ: アーモンド、松の実、チョコレートやドライフルーツをふんだんに用いたクリスマスケーキ

          オカリナ吹きのティルと旅するイタリア ボローニャ

          オカリナ練習の身体メンテ

          乾燥肌である。スーパーのビニル袋が開けられない。ある国の移民局で指紋を取られた際、あまりに指先が乾燥していて中々上手くいかず、担当官が辟易した程である。 さてオカリナだが、抑えるべき指穴がしっかり塞がっていないと音が出ない。シンプルかつ重要なポイントだ。今日気付いたのは、ハンドクリーム塗りたての手だとよりしっかり穴が塞がるということ。陶器の楽器にはあまり良くない可能性はあるが、奏者が快適に演奏できるのであればハンドクリームやリップクリームは存分に使用したい。特に入念な手洗い

          オカリナ練習の身体メンテ

          音楽療法としてのオカリナ

          高齢者や障害児のケアに生かされている音楽療法。オカリナも音楽療法で使用されている楽器の1つである。 オカリナのように「吹く」楽器が障害児音楽療法に用いられる目的は 「呼吸の調整」「口腔感覚の整理」「舌と唇の協応動作」「自分の出した息を音により確認する」「身体の左右、上下のバランス」(音楽療法入門 下 春秋社 1998)とのこと。 成人ぜんそくや慢性閉塞性肺疾患などの呼吸器疾患においても音楽療法の可能性が注目されており、オカリナを吹くことで得られる理想的な呼吸活動の効果が

          音楽療法としてのオカリナ

          オカリナを吹こう〜練習記録

          「人に教える」というアウトプットを前提にして学ぶと、吸収力が高まる。 オカリナを手にして一ヶ月が経ったが、初歩から徐々に上達していくプロセスを人に伝えられるように、練習記録をつけたり、練習法の工夫や発案を書きとめている。 オカリナを演奏したり聴いたりすることによって得られる心身の好変化も人に伝えられるよう記録する。 人前で演奏する機会を設けると、さらに集中力が高まるだろう。 心を落ち着かせてくれるあたたかな音や澄んだ音色。牧歌的で柔らかな響き。 激動の時代に、この小

          オカリナを吹こう〜練習記録

          オカリナを吹こう〜楽器の由来

          北イタリアで生まれたオカリナ。 ocarina オカリナはボローニャ方言のucareina (小さなカモ)に由来する。 1853年頃、エミリア・ロマーニャ州ブードリオの街で、17歳のレンガ職人ジュゼッペ ・ドナーティがこの愛らしいテラコッタの楽器を考案した。当時縁日や青空市場で売られていた鳥形の土笛のおもちゃにヒントを得たようだ。その後 高音域から低音域の大小7つのオカリナを製作することにより、アンサンブル演奏が可能となり、ドナーティと仲間たちのグループはヨーロッパ各地で

          オカリナを吹こう〜楽器の由来

          オカリナを吹こう〜楽器購入編

          コロナのご時世、楽器店で試奏したり店員さんにアドバイスを頂いてから購入というのは無理。こんな時はYoutubeの商品レビューが非常に有り難い。 いくつかの動画を参考にAmazonで売れ筋の「Night by-Noble 」を購入。プラスチック製だが「持ちやすさ」「音の出しやすさ」「デザイン」「価格」等の点で大満足。オカリナ吹きたい!と思い立った人に是非おススメだ。 地元の図書館にあった橋本愛子さんの教本や、Youtubeのレッスン動画を参考に練習開始。今は図書館も閉館して

          オカリナを吹こう〜楽器購入編