Twitterでつぶやいたものをまとめたものです ーーーーーーーーー うちわで扇げば土が舞う やられっぱなしの泣き寝入り そんな今日さえ、どこぞの彼方 約束交わして手紙を書いて、うるわしかぐわし小踊り鼻唄 かまぼこの板に色味をおとして、ゆりかごの廃墟で指揮をとる 起立で礼から着席までを、そうだな、人生と名付けよう ーーーーーーーーー 無料配布の愛にできた長蛇の列 鼻で笑って素通りする装飾まみれのセレブ、足早に睨み通り過ぎるくたびれたサラリーマン、達観かぶれ
Twitterでつぶやいたものをまとめたものです ーーーーーーーーー でしゃばった隙間風が、洗練された虚無の前を横切っていく あざ笑うように、手招くように、ひらりと揺れる赤いスカートで瞳だけを残して流れるように スローモーションの残響と、はや回る思考の中、カチンコで始まったぶっつけのワンシーン 自分を演じるのか、自分で演じるのか ーーーーーーーーー 日暮らしそそのかしいとおかし 曇り曇った断りの電話 聞く耳持たずの押し売り問屋 良くも悪くも世間体 苦楽ら
Twitterでつぶやいたものをまとめたものです ーーーーーーーーー やかましい念仏、殊勝な愚痴 矢印の方向にしか進めない洞窟で、向かい風を飲みこむ 規則正しい石の道、右向け右の意志表示 自分だけ愛されていれば幸せで、自分以外の幸せは暗転に押し込む 安心と快楽と優越 薄々勘づいているのに、一寸先から身を逸らす 乾燥した肌、隣の芝生 ーーーーーーーーー 類をみない馬と鹿 逡巡する足取りに冷たい視線が集まる 出来そこないの自己を勝手に投影して、麻薬ちっくな
こちらTwitterでつぶやいたものをまとめたものです ーーーーーーーーー 予備の発電機、時の往来 旋風が運んでくる右向け右 設定温度は氷点下を指す 我を飼わじ、ほわれを価値にしろ 軒先の看板、達筆行脚、銀幕のオブジェ ーーーーーーーーー 指先でそっとなぞる靴底の街 雑多な看板はしずかに夜を待つ 窓硝子が重なって、寝台列車が客でうまる頃、雲が流れ落ちて、掛け違えたボタンに視線が集まる 豪華な夜食を平らげた動物園 開きっぱなしの錆びついた檻 目を閉じて
しとろんぽとろん雨の足音 アスファルトに焦げ付くゾロ目標識 自販の釣り銭荒野に沈む ただ言祝ぐようにとお辞儀稲穂のブレイクダンス 限りなく曇天にちかい水上置換法を駆使した楽隊が飲み込んだ昨日の嘘と嘘 べたな映画のワンシーンを羅列した感情アパート 苺ソックスジャムまみれ
身体が眠る夜に、魂たちが遊びに出かけるところであり、迷わずに身体に戻れるように照らしてくれる道標、まるでゆりかごのようにやさしい器、それがお月 重力にまもられる事で時間を体験する身体、お月もまた、満ち欠けを体現することで、ともに時間を過ごしてくれている 夜になると、隠してた感情や思考が溢れてしまうのは、きっと、お月が、ただただやさしい存在であるから
こちらTwitterでつぶやいたものをまとめたものです noteの方に載せたものはまとめてありません ーーーーーーーーー やめられない爪を噛む癖、嫌いだ 窓ガラスの水滴はいつの間にか乾いていた 鳥は自由でいいね、こういう時いつも思う 宇宙に1人漂うような虚しさと、深海に1人沈んでいくような悲しさを、太陽の下で感じている 響く笑い声を鼻で笑う この癖も抜けてない、ああ、嫌いだ ーーーーーーーーー 控えめな白波、線引きされた砂浜、四畳半に降るしたたかさと不揃い
他者に不幸を願ってしまうのは、一度でも不幸を味わったことがあるからなのか 他人の幸せを望めないのは、一度も幸せを感じたことがないからなのか 揺れ動き、移り行く、様々を目の前にして、立ちすくむ心と身体を飼い慣らせずにいる 三次元の接待に疲れ果てた宇宙は、どこで眠りにつくのだろうか
乱暴な言葉に落ち着く心があったり、親切な行為に引け目を感じる思いがあったり 嬉しいときほど涙が出たり、悲しいのに泣けなかったり 人が持っている独特のエラーが、自分と他人の境界線をつくってるのかもね ゾンビを撃ち抜くゲームをしながら、どこか遠いところにいるように、ぼそっと、君は、そう呟いた
こちらTwitterでつぶやいたものをまとめたものです あたおか散文参加以前のものも一緒にまとめてあります ーーーーーーーーー 解像度のおちた空、投影の自由に誰もが躊躇を口にする 唯一鮮明な自我の足ぶみにリズムを奪われ、不気味に踊る影に潜って目を閉じ息を止める 酸化、昂った心臓、怠さの果実 冷静さを省いた啓発教室で半開きの目蓋から半透明な夢の撮影、ワンシーンだけの上達、声なきイマジナリーライン ーーーーーーーーー ため息ひとつでひっくり返るほどに世界は軽いもの
占いで見た未来が過去形で処理されていくようなカンカン照りの商店街 上手くなりたかったわけじゃなく、上手くなった気でいたかっただけ 自責が常に目を凝らしているから、おちおち眠ってもいられない 蛇行する血の足跡はとっくに乾いている もうちょっとだけ歩いてみたら、少しは絵になるかもしれない