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オール・ロスト・ジェネレーション。


これはちょっと書いておきたかった。

いわゆるロスジェネと呼ばれる世代が

まもなく迎える8050の問題。


これをいま、あるいはすでに経験して

どうしようもなくなっている

上の世代の人たちもいるのだろうと。


なかには独身で他に家族もなく

生活苦もありながら親の面倒をみて

なんとか暮らしていけていたが


親の介護がようやく終わったが

自分だけが独り残ってしまった。

そんな人がいると想像できる。


人口がピークを過ぎて下り坂。

しかし人口のピークとは別に

社会問題の歪みは時間差で

訪れるのが想像できるはず。


活躍世代がリタイアしつつ

健康生活時代を過ぎ

終活年代に入っていく。


団塊の世代が後期高齢者に

入ってくるのが2025年

そこからさらに活躍世代と

健康生活時代の途中の世代が

助け合いながら面倒をみる。


どんどん下の世代を巻き込み

引き連れて動くように

多くの世代が引き込まれ

有形無形の影響を受ける。


そのなかで「抜けていく」世代は

まだいいんですよ、なんとかなる。


それなりの経済力を残して

老後に備えている人が多く

なんとかまかなえている状態で。


かつて本人たちも介護に追われ

生活しながらも高い費用を支払い

自分の親を見送った世代でもある。


今よりももっと制度が

追いついていない時代だったが

なんとかしのいできた家庭も

多いことだろう。


時間差の歪みを受けながら

同じようにサポートを今度は

周囲から受けられない人が

増えてくるはずだ。


そういう人はいまもいるが

おそらくもう声を上げない。


老い先を考ればトータル

ムダな努力にも感じる。


声を上げる体力も気力も

そしておそらく経済力もない。


もうお金も楽しみも、夢も希望も。

オールロストした世代がこれからも

確実に増えてくるはずです。


そしてそういう人がいるとしたら

ロスジェネの世代はもっと多くなる。

同じようにたどりそして絶望も絶望。


その絶望の縁どころか沼に闇に

無抵抗で追いやられてしまうだろう。


ある程度のボリュームゾーンも含む

もともと人と場の競争率が高い

負ける人が多いダブついた世代で。


団塊ジュニア世代が氷河期世代に

降りてきて、さらにその後の不況で

影響を受けて、加わった人の

ボリュームも多い世代だろう。


社会が手に負えなくなって

放り出している世代です。


この手の話題は、なかなか助けが

うまく回らないことが鉄板だ。


そしてそのゾーンに落ちた人も

やっぱり恥ずかしさとモチベ低下

惨めなキモチを抱えマイナス思考にと

悪いことが重なり続ける。


うまくいかなかったことを恨み

嘆いても、誰も何もしてくれない。

それが現実でおそらく助けはない。


自力ではなく国のサポートを

効果的に促すやり方を

こちらから提案していって

自促実現させるくらいでないと

この状況は変わらないだろう。


国はただ基本フォーマットの

押し売りをするだけだ。

それでダメなら生活保護で

事務的対応で仕方ないと。


ガマンしてくれと言うだけで

あとは手が回らないのだと

胸張って彼らは白旗掲げるだけ。


現場対応する職員もほとんどは

非正規が増えているのだろう。


ホントに人よりしくみを

愛でに愛でる社会なんだと

やっぱり思ってしまう構造。


回るものを止められない。

その状況をわかっていても

何をすべきかさえも考えず

実現不可能と、あきらめる。


おのれがどう振る舞うのが

死に際に後悔しないかな

とワタクスも考える。


こうまでなってしまった

現実は過去を含めて

変えられない。


しかし未来まで

変えられないとなると

意識も高くはならない。


やっぱ長いものに巻かれて

生き永らえてなんも達成感も

ないまま独りで死んでいくのは

イヤだなぁと本気で思う。


やはり当事者同士が

やる気を起こしてそれを

公的にあるいは寄付などで

私的にもサポートする

機運ができていかないと

何も変わらない。


誰かの音頭に従って

ホイホイついていくだけでは

打開できない問題だから。


何も無ければ続く現政権。

聞く力があるのならば

腰を据えて取り組む

最後の最期のチャンスだろう。










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