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タケクボ。


あいかわらずサッカーネタが続く。

男子は終わってみれば4-0なんて。

想像していなかった結果に。


自国開催、高温多湿への順応度の差。

招集制限の有無、五輪の優先度合い。

言い分はキリが無いくらいあるとは思う。


あらゆるコンディションの差が

最初からあったにしても、

中2日で3試合目。


日本は走れている。

コンディションのピークを

どこに持ってきているのか

不思議なくらいで、フランスとは段違い。


勝ってるからこそ全体も調子が良く、

メンタルも上向きで全体がかみ合う。

すべてが理想どおりに近い状態で進む。


ここまですべて先制してきた。

これだけでも、すごいことだと思う。


そしてその先制点はすべて、久保。

自信のあるいい顔をしてます(笑)


久保が決めて、よし今日もいくぞ!

ってチーム全体もポジティブに回り出す。


よく考えたら彼は幼少からスペインに

渡ったぶん、すでに脳がスペイン人。


インタビューでも自分を確立した

達者なしゃべりとユーモアを持っているのも

スペイン脳をもつからだろう。


スペイン人が言語を日本語に変換。

スペイン脳で考えて、口から出るときは

日本語に変換してしゃべって

くれているようなもの。


私たち日本人が、日本語で

物を考えてしゃべっているのが

日本に住んで育っているから当たり前

と言えば、当たり前のように。


そういうメンタルの違いが新鮮で

自信にみなぎる彼の所作すべてが

むしろ、心地よい風を運ぶ。


久保は人格の形成において

重要な時期をスペイン脳で

自然と過ごしてきたのだろう。


普通の日本生まれ日本育ちのこちらが

「少し」恥ずかしくなるようなことを

平気で脳内で日本語に変換して

自然に、ためらわずに話す。


高校生年代で日本に

戻らざるを得なくなり

それでもこのオリンピックまでを

考えれば日本の高温多湿での

プレー経験も積んでこれた。


欧州人的な脳と日本の環境への順応。

すでに久保はハイブリッド状態で

オリンピックのために戦える下地を

持っていたのだ、とも言える。


大事な試合、必要な瞬間、狙いにいくサマ。

日本人の常に全力プレーのそれとは違う。


そうか、すごい選手ってこうなんだ

っていう感覚に近いものもあった。


彼がこれから、より大きな

成長曲線を描いていくなら。


今度は久保のクラブ側から

五輪を招集拒否されるような事態も

十分に考えられるだろう。


もしかしたら次のパリ五輪では

見られないかもしれない。


選手としての価値が上がれば

それだけクラブの宝として

拘束力が強い扱いをされる選手に

なるということだから。


久保はそういう成長曲線を

自身でも描こうとしているはず。

それだけの価値がある選手になろうと。


五輪参加を拒否されるような選手が

日本人にも現れることは

ある意味では喜ばしいことではないか。


さぁ、日本はどこまで勝ち進めるのか。

ニュージーランド戦がまずは大事だが

次の準決勝はスペインになるのだろうか?


徹底マークされるかもしれない。

短い期間での進化と真価が問われる。

封じられても日本のチームとしての

底力を見せてほしい。


どこまで勝ち上がるのかはわからないが

これから1週間、楽しみでしかたがない。


金メダルがこれだけ出てしまうと

緊急事態宣言と同様に、ややマヒしてしまう。

贅沢な悩み。感染急拡大と、灼熱と豪雨。


カオスを極める日本列島のなかで

さまざまな速報を浴び続けて私たちは

疲弊してしまっているのではないか。


じっくりと大会全体を通して私たちは

彼らとともに物語を楽しむのもいい。

それはそれで長く楽しい時間を味わえる。


試合のない日をスペイン人になったつもりで

シエスタ(長い昼休憩、昼寝)を楽しむように。

最後カッコつけたな、日本人(笑)










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