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大国のポジショニング。
BS放送などで世界各国のニュースが
翻訳されて伝えられている番組がある。
ヨーロッパ、北米、南米、アジアなど。
もれてくる言葉はコロナに対しての
悲観だけでなく前に向かう姿勢、
そして同時に入り混じる1年前の
しあわせな日常へのうらやみ。
異質に感じてしまったのは、
コロナの発生源とされた国。
人間には感情があるでしょう?
よくそんなぬけぬけと図々しいこと
言えるなぁ、と呆れてしまいます。
おそらく根底にあるのは自他ともに
認める世界一の国、リーダーとしての
ポジションを意識的に取ろうという
戦略的姿勢。
もうプンプンにおう。
においのもとならぬ発生源には
やっぱりネガティブな感情を
世界各国が持つのは否めない。
覇権を握ろうとする意識が
隠せないまま、ダダもれ状態。
急すぎて、受け入れられない。
信用を強引につくりあげようとする、
傲慢さに対して、
世界各国はスマートさを感じないし、
逆にその剥き出しの姿勢に
不快感を持ってしまっている。
混乱させておいて、
リーダーシップを取ろうと
世界中に自らがリーダーとして、
手を差し伸べて味方につけよう
という狡猾さが見えますよね。
昨年も書いたんです、このネタ。
カンが間違ってなかったのかな(笑)
極東の小さな国がかつて
経済的な復興を遂げて
先進国の仲間入りを
認めてもらった方法とは
実に対照的だ。
極東の国は、低姿勢で
列の一番後ろに
一番端っこに、
すいません言いながら
ポジショニングを取らせていただく、
という
徐々に馴染ませていこう感があった。
いきなりだと反発が強いし、
感情的に跳ね返されてしまうし、
ネガティブな感情のバイアスが
かかりやすい状態で
攻めるのも得策じゃないと
考えるからであろう。
同じように経済的な発展を遂げた
アジアの大国が、
成り上がりを狙う。
大国としてのポジショニングの取り方が
極東のソレとは比較にならないほど、
まさかまさかの連続に、呆れてしまう。
国民性の違いというのは、
私たちにとっても
デリケートな問題だ。
感情的に馴染ませるには、
互いに時間がかかる。
いきなり、殴られて。
殴られた相手が
ケンカの原因なのは明白。
その張本人が傷を治す薬を
渡してまわり、助ける姿勢をみせる。
え?うそーん(笑)
ウソでしょ?ウソでしょ、ソレ?(笑)
みんなあっけにとられているんです。
世界戦略なんでしょう、ミエミエのね。
各種業界の世界的機関の主要ポストにも
自国の代表者を送り込み、席巻している。
世界中にこのやり方は通用するか。
世界はそんな簡単にはオチないと思う。
ただ、徐々に侵食するように
経済的な支援やワクチン支援などを絡めて
覇権を握ろうとする野望が
ミエミエだけど襲い続けてくるんですよ。
ほとんどの国は、気づいていて
キタナイ真似しやがってと感じている。
ただ、彼らは大胆な仕掛けをして
混乱を極めていく世界を眺め、
背に腹はかえられぬ状態を眺め、
陥落するのを待っているんだろう。
世界の覇権争いをするのは、
相当な決意、覚悟がいるんだろう。
ただ、あのライジングサンの
極東の国。
おぼえていますか?
陽はまた昇るのかもしれないが、
いったん、落ちたんですよね。
勝ちすぎると何故か不可抗力が、
預かり知らないところで動き始める。
極東の国の規模を
はるかに超える大国が
経済的に大ダメージを
負ったときの
ヒステリックな反応は、想像できる。
しかし、もしかしたら常識では、
考えられないくらいの行動を起こし
世界中が大きな影響を被るおそれもある。
なんせあの国民性と人口を抱える国。
私たちが考える10倍のスケールで
想定しておかなきゃならないでしょう。
簡単には収まりそうもないでしょう。
東野がボケというかツッコミで言った
漫才大戦争ならぬ、コロナ大戦争だ。
人間は愚かなものになるのか。
覇権という、甘い「密」も避けなければ。
甘い蜜とは違う。
浅はかに密集して力関係を争うことだ。
大国。どんな国を指すのだろう。
人間の数、経済力、軍事力?
すべて兼ね備えたとしても、
人間のこころを本当の意味で動かす、
信頼はまた別の問題でしょうから。
なびく国もたくさん出てくるでしょう。
でも世界の主要国はもっと高い次元で、
あらゆる未来を想定した判断を
してくれるよう、期待するしかない。
これぞ大国という判断を。
この手に乗らない国こそ、
大国といえるのではないか。