ラジオを始めてみました。
話が上手な人ってかっこいい。
そう思い始めたのは、お笑いにハマった頃だっただろうか。
芸人さんって話が上手な人が多すぎる。
日常の何でもないようなちょっとしたエピソードでも、爆笑できるくらい面白おかしく話せる能力が本当に羨ましい。
ラジオパーソナリティとかキャスターもそう。
何かを自分の言葉で、丁寧に分かりやすく、聞き取りやすく伝えられる人に、私は密かにずっと憧れていた。
私も、話すのが上手になりたい。
自分の考えを上手く伝えられる人になりたい。
ずっとそう思っていた。
実は、一人でラジオを始めてみようかと長いこと考えていたけれど、全然勇気が出なかった。
ただの一般人の話なんて需要がないだろうし、上手く話せる自信もなかった。
しかし、そのタイミングは急に訪れた。
定期的に更新していたYouTubeチャンネルのチームを解散することになったのだ。
自分のことを発信する場所を1つ失ってしまった。
でも、このピンチは、チャンスなんじゃないか?
この機会を逃したら、またウジウジして前に進めないんじゃないか?
一度きりの人生。思い立ったが吉日。
恥をかいたとしても、やりたいことはやってみた方がいい!と、いつか読んだ自己啓発本に啓発された心の中の私が叫ぶ。
ということで、ずっと目をつけていたstand. fmでラジオを収録してみることにした。
そして迎えた初回収録の日。
(家でスマホを置いて1人で喋るだけなのだから、いつでも出来るんだけどね。)
大衆に話すよりも、1人に話しかけるようなイメージの方が上手く話せるという、どこで聞いたのかも忘れた話し方のコツを意識して。
早口にならないように。滑舌が悪くならないように。
色々なことを考えていたらなんだかとても緊張してきた。
ドキドキしながら、「収録」のボタンを押す。
上手く喋れなかったら後からカットすればいいし。
なんなら、ラジオとか始めなくてもいいし。
大分ネガティブな思考になりながらも収録が始まった。
しかし、話し始めたら意外と楽しい。
こんなことを喋ってみようかな?と少し考えていたこともあり、思っていたよりもスラスラと言葉が出てくる気がした。
noteともインスタともXとも違う発信の仕方が、とても新鮮で楽しかった。
初回は、自信がなかったので「テスト」としてアップしたのだが、思いのほか多くの方に聞いてもらえて、正直驚いた。
聞いてくれたみなさまの感想は、とても優しくて温かくて、本当に嬉しかった。
芸人さんみたいに面白くないし、声優さんみたいに素敵な声じゃない。
でも、こんな素人のラジオでも聞いてくれる人がいるのだ。
ラジオ聞いたよ、と声を掛けられるのは嬉しい反面、まだ照れくさい気持ちも大きい。
でも、挑戦するというのは、やはり素晴らしいことだ。
新しいことに挑戦する度に、私の人生の彩りが増したように感じる。
だから、ラジオも勇気を出して始めてみてよかったと思っている。
もし気になる方がいれば、聞いてみてもらえたら嬉しいです。
訪れた展望台の感想とか、見に行ったお笑いライブのこととかも話せたらいいなと思っています。
喋りはこれから上手くなる予定ですので、お手柔らかに……