【プレミアムドラマ】ドラえもん、母になる〜大山のぶ代物語〜
初回放送日:2015年12月13日
世界中で愛されている人気者・ドラえもん。初期のドラえもんは一人称が「おれ」であったり、のび太君に乱暴をしたり…。現在の姿とはかけ離れていた。みんなが知っている強く優しいドラえもんの誕生には、その声を26年間に渡って担当した大山のぶ代さんの並々ならぬ思いがあった。ドラえもんを通して、子どもたちに夢と勇気を与えようとしたのぶ代さん。ドラえもんと、夫と、声優仲間たちと歩んだ26年間の笑いと涙の物語。
(以上公式サイトより)
昨日あてもなくチャンネルガチャガチャしてたら、このドラマをやっていたので視聴。
その頃を振り返るコーナーで、今年亡くなった小原乃梨子さんが映っていたので?と思ったら、9年前のドラマだったのね。
しずかちゃん役の野村道子さんも懐かし話を語っていて、ドラえもんドンピシャ世代の私もウルウルしてしまった。
鈴木砂羽さんが大山さんを演じており、ルックス的には全く違うキャラクターなのに、全然違和感が無かった。
子どもを産まなくなった悲しさ、夫の不倫など、マイナスなエピソードにもさらっと触れていた。
だからこそ、大山さんがどれほどドラえもんに精魂込めていたのかがよく解った。
コンプレックスを武器に変え、見えない子どもたちへの想いを声にしてきた大山のぶ代さん。
私も彼女の子どものひとりなんだと、このドラマを見て思い知った。原作者の藤子不二雄さんにも大感謝である。
時代が移り変わっても、作品にこめた思いや受け取ったメッセージは決して消えない。
そんな事を考えさせられた、とても良いドラマだった。