『勇気ある追跡』/原題: True Grit (1969年 米映画)
父の事を書いた翌日、新聞テレビ欄で見つけた映画。普段は見落としがちだが、主演のジョン・ウェインは父が大好きだった俳優なので、とりあえず録画して視聴してみた。
ストーリーは「父を殺された娘マティが、大酒飲みでワイルドな保安官ルースター達と共に仇打ちに挑む」。
シンプルでありがちな設定だが、大自然を背景に馬が疾走したり、特撮が普通の今よりも"そのまま感"が出ていて良いと思った。
お嬢さんを同伴して大自然の中、野宿しながら悪党を追跡して闘いを挑むなんて、現実には足手まといだし至難の業。
案の定あちゃ〜という場面もあるが、そこからの展開はスピーディーでラストまで引っ張ってくれる。
死んだ父の仇打ちの為に知り合ったルースターだが、マティにとっては少しずつ家族のような父のような存在になっていったのだろう。
ラストシーンでルースターのお墓を用意してあげたのは、マティが彼に寄せる家族愛の証明に他ならない。
当時61歳のジョン・ウェインはお腹も出て貫禄もあるが、手綱さばきも見事。馬上での二丁拳銃は本当にカッコよくて、多分スタントマンは使ってないよね?という感じ。
アカデミー主演男優賞受賞、本当に良かった!
次はもう少し若いジョン・ウェインを見たいと思う。
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