【ドラマ10】宙わたる教室(3)オポチュニティの轍
10/22(火) 午後10:00-午後10:45
公式サイト
東新宿高校定時制で保健室登校を続ける1年生の名取佳純(伊東蒼)。養護教諭の佐久間(木村文乃)は来室ノートの中に科学に関する彼女の書き込みを見つけ、藤竹(窪田正孝)に相談する。あるSF小説を模した書き方から、佳純にとって保健室を出ることは困難なミッションだと気づき、藤竹はその小説にちなんだ実験で佳純が外に出るきっかけを作ることを試みる。一方、佐久間は昔関わった生徒と佳純を重ね合わせ、不安を募らせる…
(以上公式サイトより)
地味めなタイトルと派手さのないキャスト。
さほど期待せずに見始めたこのドラマ、良い、凄く良い!
しかも原作は昨年秋に刊行され、第70回青少年読書感想文全国コンクールの課題図書だったとの事。未読だがドラマが素晴らしいので、きっと原作も素晴らしいと思うからいつか読みたい。
さはさておき。
初回から見続けているが、今回とうとう泣いてしまったよ。ストーリーではなく、主役が語るちなみ情報に…。
今回のサブタイトル、「オポチュニティ」とは、アメリカが送った火星探査機の名前。当初3ヶ月の予定が15年もの間運用され、最後は音信不通で終了。
送られてきた写真の中に、オポチュニティの轍があり、それは彼のこれまでの頑張りを示している、みたいな展開に思わず落涙。
もちろん、ストーリーも良い。
しかし更にこういった、これまで知らなかった事をさりげなく挟み込まれ、知識として得られることも嬉しいのだ。
派手な展開は無いが、同じく新宿を舞台に大成功だった「新宿野戦病院」の静版といったところか。今回のメインキャラ・伊東蒼もかぶってるし、美味しいよNHK!
朝ドラのバタバタより、こういうドラマを見たい視聴者の方が多いのではないだろうか?
NHKには予算も実力者も多いのだから、民放でも見られるようなドラマは作らなくていいよ。