稲荷社 の 本当の役割? 【其のニ】
稲荷社の本当の役割?【其の一】に続いて、【其の二】の巻を綴っていきます。
【其の一】はこちら👇
稲荷社 の 本当の役割? 【其の一】|朧 - oboro - 伝 https://note.com/oboro_8_orobo/n/n5a4eb23aa72f
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今日の舞台は、、京都府 綾部 にある 熊野神社 という 情報がなく 地図にもでてこない神社です。
山の中の民家の近くに ポツンとたつ 鳥居をくぐり、階段を登ると、山中の木々に囲まれた広い空間に、大小さまざまなお社が4つ。
おそらく昔は、このエリアに住む方々に 丁寧にお世話されていた跡が残っているものの、境内全体はしばらく整えられていない様子。
登りきってすぐ前にある 本殿 とおぼしきお社には、この本殿をお守りになられているであろう数人の男女のヒトの姿をした守り人たちが、「ようこそお参りくださいました」と かわるがわる 歓迎の言葉を投げかけてくれます。
ご挨拶の後、石笛を鳴らし始めると、守り人たちはお社中央の扉に対して 左右に分かれ 一斉に並び始めます。
祝詞を献上する前に、石笛や、時に シンギングボウルやティンシャなどの楽器の音を奏でることは、かみさまをお社にお呼びすることとなると、目に見えない世界から教えてもらいました。
石笛の後、祝詞を唱えはじめるやいなや····
「よぅこそおいでくだすったなぁ」と どいこらしょっと言いながら、銭湯の暖簾をくぐるかのように こちらの神様がでてこられました。
こちらの本殿では、訪れるたびいつも、陽氣で愛に溢れる 割腹のよい 恵比寿さんのようなお姿をされた神様が 出てこられます。
感動やさんで愛いっぱい、お酒が好きな神様のようです。
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お世話していた方が、お世話できなくなってしまったのでしょうか?
境内の端っこに坐す 稲荷神社のお社は、朽ちかけ傾いており、まずは お掃除させてもらうことにしました。
すると、小さな可愛らしい お姫様らしき 守り人2人が わーん わーんと泣き出したではありませんか。
「とう姫 と つゆ姫」 と名乗る二人は、この稲荷社の神様が喜ばれるだろうことが、嬉しくて涙が止まらないんだと教えてくれました。
簡単な掃除を終え、ご神器を整え、祝詞を唱え始めると・・・
「わたしを読んだのは誰だ」という 声とともに、始めは 黒い大きなクモのようなものが、オオカミ?とおぼしき何らかの 獣 に、そして次には 白狐 に姿を変え、ずささささぁぁぁぁ〜と お社の後ろに拡がる山の上から降りて来られました。
最終的には、獣のような 女神のような、恐ろしく美しい男性のような 女性のような。。。幻影のように自由自在にお姿を変えられる神様が出てこられました。
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今日お伝えさせていただくのは、そんな あまり知られていない ひっそりと紡がれてきた場所、熊野神社のご本殿と稲荷社で聞かせていただいたメッセージです。
【かみさまからのメッセージ】
◆稲荷社のかみさま(アーキと名乗る)
山 に ひとが入ることで、自然の調和が乱れている。
山 とは ケモノたちの家 であり、ケモノにもまた 子供や家族がいる。
わたしが 人から見て恐ろしい姿になることは、必要があるから そのような姿になる。
かつて静かであった山に戻したい。
◆御本殿のかみさま(熊野大権現と名乗る)
わたしの力は、自然の声をあなたが聞けるようにすること。
自然の声を聞く力とは すなはち...
みずからが自然の循環にの中に居ることを知る。
自然に生かされているという在り方。
そして、ひとにも自然と共に生きるということを氣づかせるチカラ。
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稲荷社で出会ったかみさまからは、怒りと悲しみのような感覚が伝わってきました。
山に住む ケモノたちが住む場所を終われ、時には子を失い...そんな けものたちを思いやる優しさと共に伝わってくる苦悩のようなもの。
言葉がでませんでした。
氣がづくと涙が流れていました。
きっと、神さまが感じていらっしゃる想いの感覚も一緒にお伝えくださったのでしょう。
このメッセージを聞かせていただいたあと 再度訪れた時には、『神と人が手を取り合って世を創るにあたって、傾いたお社を整えて欲しい』こと、また『守り人である 姫さま二人のために、お地蔵さんを2体設置してあげて欲しい』というご伝言を承りました。
お姫様お二人が泣くほどお慕いするかみさまは、一見は恐ろしい、けれど、とても優しく、何かを守るためには みずからの姿を変えてまでもという 愛の深さがありました。
その後 間もなくして、この地域に関わっていらっしゃっる方にご 伝言をお伝えした上で、このお社の管理を おまかせできることに。
お社を整えるとは、この地に神さまのお家を創るということであり、 神は お社を創られた地で、ひと と共に 手を取り合う。
形式ばったものでなく、まるで ピクニックのような感じで『ご本殿の前で酒を酌み交わそう』とおっしゃっていた ご本殿のかみさま。
けものたちの困惑や悲鳴に心を痛めながらも、『かの地で ひとと共に自然と調和した世を創ろう』とおっしゃる 稲荷社のかみさま。
これまでの朧伝の中でも、何度もお伝えしていると思うのですが……… 何度も 何度も お伝えしてしまう、お伝えしたいことがあります。
目に見えない存在たちは、いつも想像を絶する愛の深さで私たちに語りかけてくれます。
私たちはいつも愛されているということを、私たち、ひと 一人一人 が思い出すことで、より 私たちが今を生きている “生” も、そして、避けることができない “死” も、ひとの一生 が 本来の輝きを取り戻すと私は思っています。
みかんなぎ yumica
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