首から上の様々な不調の原因がわからないとき
頭痛、ふらつき、めまい、耳鳴り、メニエール病、睡眠障害、記憶障害、認知症、脳疾患、アレルギー性鼻炎、後鼻漏、ドライアイなどなど。
睡眠時に頭が反り返っていると、内頸静脈が圧迫され、上記のような症状が現れることがあります。
そして睡眠時に頭が反り返るのは、顎関節症の初期段階(自覚症状が出る以前の状態)によって引き起こされるという見解があります。
現代医学の発展は目覚ましいですが、専門性に特化した分、相互のつながりに弱いです。
顎関節症の初期段階が原因で頭痛が引き起こされている場合、脳神経外科に行ったところで異常は見つからず、原因不明と言われてしまいます。
めまいやふらつきがあって耳鼻科に行っても異常なしと言われます。
顎関節症の症状が出始めてようやく、顎関節症によって頭痛や首こり、睡眠障害が出やすいという説明を受けることになります。
症状がある程度悪化しないと原因を特定できません。
私たちは自分の健康を決して医者任せにはできないと言えると思います。
顎関節症の、顎が痛む、口が開かない、音が鳴る、といった重い自覚症状が出ている段階をステージ4とします。
初期段階はどのように調べればいいのでしょうか。
耳たぶの下にある顎の関節を中指などでグッと押します。
全然痛くなかったらステージ0です。顎こりが全くなく、顎関節症ではありません。
ちょっと痛いなと感じたらステージ1です。
表情が歪むほどの痛みを感じたらステージ2です。
ステージ3は軽微の自覚症状が出ている方です。たまに音が鳴る、たまに顎が痛い、でもそこまでじゃないという状態です。
顎関節症の患者さんはステージ3までの方がほとんどです。
そしてそれが引き金となって様々な不調が引き起こされることがあります。
誰も顎関節症が原因だと思いません。
まず顎関節症であることを見抜き、顎関節症の治療をきちんとする必要があります。
そして首の状態を元に戻し、寝方も若干顎を引くようにすることで、首から上の様々な症状が良くなります。