そして、料理上手を目指すことにした
面倒くさいは言い訳だ。
近頃ようやく、技術系のサイトを読めるようになった。
昔の技術系サイトは今ほど充実していなかったし、技術者が書いているから難しかったし、なんなら英文を自分で訳さなければならなかった。
今は日本語サイトは充実しているし、英語サイトも当たりを付けて丸ごと翻訳できるから、敷居が低くなったということはある。(そもそも日本語で読めても、おばちゃんが理解できない高度なもの除く)
とはいえ、そんな状況もあって、長い間「面倒くさい」を言い訳に技術系サイトを見ることを嫌がっていた。で、挙げ句右往左往していた。
料理も同じだった。
レシピ本の手順どおりが面倒くさかった。そのくせ、美味しい料理が作れなくて悶々としていた。
今は思う。マニュアルって大事だ。
“カオマンガイ” というタイ料理(チキンライス)を食べたいと家族に言われたけれど、外食で一度食べたきりで、どんな料理かうろ覚えだった。
仕方がないから、ネットでレシピを探して、自分の出来うる範囲でレシピに忠実に作ってみたら案外美味しいものができた。
「そうか、レシピどおりに作ると美味しいものが作れるんだ・・・」
そして、料理上手を目指すことにした。
タイトル画像がその「カオマンガイ」。参考にしたサイトは、三越伊勢丹の食メディア「FOODIE」。
WEBサイトはセレブな感じだけど、使ったのは安い鶏むね肉。臭み消しに入れたハーブは、生姜の薄切り、長ネギの青い部分、パクチーの根っこ、エシャロットの葉。(パクチーとエシャロットは近所の産直野菜)
レシピは鶏もも肉1枚分のところ、実際調理するのは鶏むね肉2枚だったから、茹でる時の調味料(砂糖、塩、しょっつる※ナンプラーの代わり、醤油※タイの薄口醤油・シーユーカオの代わり)は茹でる水の量と共に1.5〜2倍ぐらいで調整した。(肉にかぶるぐらいの水量が必要。少ないとパサつく)
調理時間はほぼレシピどおり。水から茹でて沸騰してから中火から弱火で7〜8分頃、竹串で刺して透明な肉汁がでたら火を止めて、そのまま鍋ごと冷めるまで置いておいた。肉の量は2倍だけど、茹で時間は同じぐらいで問題なかった。
上からかけるタレは、材料が揃わなかったため代用品多め。本場とかなり違うと思う。
ごま油、砂糖、生姜、ニンニクの代わりのエシャロット、タイの調味料・タオチオの代わりに日本の麦味噌、ホットチリソースの代わりにタバスコを調合して、自分好みの味にした。
チキンライスのライスのほうは、炊飯器に無洗米を3合入れて、茹で汁を「炊き込みご飯」の3合線まで注ぎ入れ、即座にスイッチオン。(無洗米だから水少なめのパラパラなタイ米風ご飯になってちょうど良い)
トマトとパクチーを添えるとそれなり。(盛り付けもっと上手になりたい)
鶏むね肉4枚の大容量パックを購入したから、ついでに鶏ハムも作ってみた。こっちはジッパー付き保存袋に入れて冷凍庫へ。
「茅乃舎だし」ってのは買ってないから、家にある顆粒コンソメスープ(小さじ1)で代用したら、しっかり味が付いて売っているハムみたいになった。
—--
家の者に告ぐ。今までテキトーに作っていてすまなかった。罪滅ぼしのために、これからは料理作り頑張るよ。