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運動音痴でも、500円のピラティス教室は楽しい

子どもの頃は水泳教室や運動教室に通わせてもらって、身体を動かすことが好きだった。
ところが小学校に上がると、足が遅い私はリレーで他のメンバーに迷惑を掛けてしまったり、ドッジボールで逃げ惑ったりと、すっかり体育が嫌いになってしまった。大学生になった時は体育の時間から解放されて、実に晴れ晴れとした気持ちになったものだ。

社会人になり、近所のホットヨガがお試し券を配っていたので何となく利用してみると、これがなかなか良かった。頭の中の嫌なことが、1時間身体を動かした後はどうでもよくなっている。食事が美味しいし、夜はすぐ寝付ける。ああ、運動って本当はこんなに楽しいことだったんだと、運動と10何年ぶりに和解した瞬間だった。

マッサージの会社に就職して現場に出るようになると、まず立ち仕事で腰がやられた。そしてストレスで首と肩こりもひどく頭痛がする。当時丸一日の休みが取れるのは年に数回しかなく、ホットヨガもやめてしまった。

3年間街のマッサージ屋さんに勤めた後、パーソナルジムを運営する会社にエステセラピストとして就職。

たまたま私が入社した月に、退職して自分の店を持つことになった先輩トレーナーさんと出会ったのだが、なんと彼女の新店舗が私の家から歩いて10分ということもあり、そちらのパーソナルジムに月2回の頻度で入会した。

月2回でも半年も通うと、腰痛も肩こりも改善されていった。12時間を超える立ち仕事を支えるだけの筋肉が出来たのだ。
OLに転職した後もこのジムには通っていたのだが、次第にずっと自分のレッスンを見てくれていたトレーナーさんが社長職に就任し、いろんなトレーナーさんに見てもらうことに。それも良かったのだが、私は滅多なことで怒ったりしないせいか新人トレーナーさんばかり当たるようになってしまい、症状が改善されたこともありコロナ前に退会してしまった。

コロナになるとyoutubeにてオンラインレッスンが盛んになり「なんだ、高い月謝払わなくてもこれでいいじゃないか」と動画を見て運動するように。
だが動画の運動の良いところでもあり悪いところは、いつでも自分の好きなタイミングで出来るところだ。ジムに行ってた頃は多少疲れてても面倒くさくても、行かないとお金がもったいないという強制力が働いて運動する原動力になっていた。次第に運動の習慣は遠のいていった。

ここ最近は、地域の体育館でやっているグループピラティスに通い始めた。1回500円。広い体育館にはおそらく100人を超える老若男女が集まっている。

「もう少し、あと1センチだけ頑張って!」「苦しい時は上を向いて深呼吸~」など、先生のその場に合わせた声がけがいい。みんなが頑張っているのが見えて、私も頑張ろうという気になってくる。こうして久しぶりに自分にあった運動場所との出会いがあった。

思えば戦前くらいまでは、生きることそのものが運動だった。
舗装されてない道をしっかり踏みしめて歩いて、家事は料理も掃除も洗濯もすべて重労働。昔の方は身体も心も全てしっかりと使いこなして、たくましく生きていた気がする。

今はいろんなことが整備され、安全に楽に生きれるようになってきた。でもだからこそ意識して、身体を気持ちよく動かすことが大事なように思う。

身体も心もwell usedな状態で、生きていきたい。










今日もお疲れ様です。
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最後までお読みくださりありがとうございました。
明日も適当にしっかりで参りましょう〜〜

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小澤仁美
最後までお読みくださり、ありがとうございます。書き続けます。

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