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「もうnote辞めたら?」ささやく悪魔を八つ裂きにして

noteのフォロワー様が最近なぜか減っている。

「数字は水物だから」と自分に言い聞かせても、あの記事は上から目線だったかなとか、やはり顔面を修正なしで公開したのが良くなかったかな、と、考えてもどうにもならないことを考えてしまう。

加えてコロナの後遺症なのか、以前より文章力が落ちた。

以前は文章を書くときイタコのように「降りてくる」感覚があって、それに任せて書いていた。
だがコロナ後は降りてくる道が塞がってしまったような、頭の回路が切れてしまったようになってしまった。何も降ってこないのに無理やり書いているというのが本当のところである。

せっかく半年も続けてきたのにここでnoteの更新を止めるのも、、という気持ちもあり、半ば意地になって書き続けていた。
だがここに来てフォロワー様が減ったことで「もうお前はお役御免だ」と誰かに言われているような気がしていた。こうやって発信を止め、去っていったnoterが何人いることだろう。

そんな暗い生活を送っていたが、先日ネットであるエッセイ漫画を見て、少し希望が湧いてきた。

現在かなり売れているMEGUMIさんの美容本「キレイはこれでつくれます」という本を読んだ男性が、試しにそこに書かれていた美容法を一つ試してみたそうだ。

シートパックを朝晩2回・1週間やり続けたところ、毛穴は小さくなり肌のキメが整い、かなりキレイな肌になったという話だった。

女優さんが「シートパックで肌がキレイになります!」と言っても、イヤイヤ他にもお高いエステとか美容医療とかしてるんでしょと言いたくなってしまうが、一般男性がシートパックという簡単な方法を続けることで結果を出したというのは何だか希望だった。

また家族でドラマを見ていると、父や母がよく「この俳優さん、若い時は全然パッとしなかったのに最近ドラマで引っ張りだこだね。やっぱり続けたもん勝ちだね」と話している。

日本では若手の俳優・女優層は豊富だが、中堅〜ベテランの層が薄く、脇役に至ってはいわゆる「名脇役」と呼ばれる存在が減っていると何かの記事で読んだ。

他に人がいないからという理由もあるかもしれないが、若い時パッとしなかった人が今起用されて輝いているのは、その人が諦めずに走り続けたからに他ならない。

走り続けることで見えてくる景色というのは、確かにある。

最初から万事順調な道のりを歩んできた人より、長く売れなかった時期を得て花開いた人に心を動かされるのは、自分もかくありたいという願いからきっと来ている。

今noteを書くのが辛かったり面倒くさくなっている人へ。

大丈夫、辞めるのはいつでも出来る。
書いたりちょっと休んだりを自分のペースで続けながら「noteを卒業する時が来た」という鐘の音が聞こえるまで「辞める」のカードを温存しておけば良いだけの話だ。

「面白くもないし読んでる人も少ないし、もうnote辞めたら?」と誘惑してくる悪魔は八つ裂きにして段ボールに詰め、地獄へ送り返せばよい。送料はもちろん着払いで。

読者様が減っても文章が下手でも、私はもう少しこの道を走り続けたい。

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