資さんうどんの真髄を味わうなら「かけうどん+ごぼ天別盛」で!ザックザクのごぼ天が最高すぎる!
こんにちは。福岡でフリーランスしている酒井です。
デザインからライター業務、撮影までなんでもやってます。楽しいです。
さて、東京から福岡に移住してきて一番の衝撃といえば福岡のうどんの美味しさ。特に「牧のうどん」に関しては重要文化財レベルにした方がいいくらいの持論はもっている僕です。
そんな話を、小学校の娘の福岡で出来たパパ友と話していたところ、
「ぼくは資さんうどん派だなぁ」みたいなご意見をもらたんですね。その方の出身は北九州の方らしく、「牧のうどんよりも断然資さんです!」ということをおっしゃっていました。
「なにぃいいいいい!!!俺の牧のうどん以上のうどんは他にはないでしょう!!!」
と、謎の牧のうどん代表みたいな立場からの意見を言いそうになるのを抑えて、「そうなんですか。そしたら食べ行ってみます」という返事をして、早速食べに行ってみました。三日連続で。
「資さんうどん」は今後全国展開していく。
実はこの資さんうどん、先日、すかいらーくグループに買収されたってニュースが出たばかり。
僕的には、このニュースを見たときに「福岡のうどんが全国に出るのは、そりゃ反則でしょう!」なんて思っていたんですよ。
というのも、博多のうどんは出汁の鮮度が命!ということを
「博多うどんはなぜ関門海峡を越えなかったのか」
に書いてあったんですよ。
まぁ、この本がほぼほぼ「牧のうどん本」だっていうこともあったんですが、本店 兼 工場の店舗で大量の美味しい出汁を仕込み、出来立てを運べるのが福岡県内だけだから、全国展開は今の所考えてない。みたいな流れだったんですね。その心意気に福岡うどんの魂を見たというか…作り手のプライドを見ていたんですよ。
だからこそ、資さんうどんの全国展開の話を聞いたときに、それで良いのか?資さん!!とツッコミをいれたくなったんですね。
ただ、今回3日間通って資さんうどんが全国展開するだけの準備と武器がしっかり揃っていることをしっかりと理解しました。
資さんうどんは揚げ物が絶品。特にごぼ天は拝みたくなるレベル。
「北九州のソウルフード資さんうどん」と公式サイトにあったように本店は福岡県北九州市小倉にあるようです。
上記したように、資さんうどんはいわゆるチェーン店。
そして、福岡の大きめの幹線道路沿いには必ずと言って良いほど資さんうどんの看板が出ています。
そういうわけで我が家から近い資さんうどんの、「橋本店」「原店」に行ってきました。
訪問初日:資さんうどん=北九州といえば「かしわうどん」
まず、北九州のうどんといえば鳥肉がはいった「かしわうどん」です。
どうやら、小倉駅ホームの立食いうどんが発祥らしいのですが、福岡空港のお土産売り場でも北九州のかしわうどんセットが売られているイメージがありますね。
もちろん資さんうどん側でもおすすめメニューとして「かしわごぼ天」があります。まずはここから攻めていこうというわけで注文。
チェーン店ならではというか、ファミレスチックなタッチパネル式というのも今後全国展開していくんだろうなぁ。という雰囲気を感じさせます。
注文して程なく着丼したものがこちら!彩り鮮やかなうどん!!
まず、スープから啜ってみたんですが、思ったよりもカツオが効いていてパンチのある味!透明感があるのに、しっかりと味がするスープです。
途中から良く煮しめられた鳥肉の甘みが混じってきて、またうどんの表情が変わって面白いなぁ。と感心します。
あと、なんと言ってもこのシャキッとしているごぼう天がめちゃくちゃ美味い!ごぼうを4つ切りしてあるごぼうスティック型のごぼう天なんです。
これが、一つのお惣菜としての完成度が高すぎるんですよ。うどんと一緒にすするというよりも、このごぼう天だけ別皿でほしい!サクサク感を最後まで味わいたい!と思えるような出来なんですね。
ただ、僕の中でちょっと疑問だったのが、うどんがなんか馴染まないというか...茹でおきなのかな。なんかうどんが冷たい気がしたんですね。
丼の上にのっている「かしわ」も単体ではとっても美味しいギュギュッとした噛みごたえのあるお肉なんですが、冷たいし、すすり心地がなんかよくないというか。正直すすっていて、ボソボソ感が否めないというか。
この日のコンディションが悪かったのかもしれない。と思って初日は終えました。
訪問二日目:うどんを気持ちよく啜るなら、断然「細麺」
僕にとってうどんっていうのは、「すすり心地」がめちゃくちゃ重要なんだ。と、最近、「大助うどん」を食べて感じたんですね。
とにかくスムーズにすすれることが、うどんの気持ちよさなんじゃないかと。で、二日目の資さんうどんは「かしわ」を抜いてシンプルに「ごぼ天うどん」にしてみようと思ったんですね。
で、さらにメニューの中で見つけた「細めん」の文字。これ、絶対にすすり心地重視なやつじゃん!というわけで、選択。
あと、資さんうどんってめちゃくちゃ「ぼたもち」を推してるんですよ。資さんを味わうなら、ここも避けては通れないだろうということでこれも頼んでみました。
で、出てきたブツがこちらです!
この細めんが僕のなかでは大ヒット!!
初日で資さんのスープのうまさには気づいていたんですが、細めんにすることで麺と一緒にスープがスルスルとノンストレスで味わえるようになったんです!!
あと、食べ終わるまで、スープが冷めないというか、熱々のままフィニッシュできるんですよね。
ただ、ここで一つ問題が起きたのが「ごぼ天、浸水問題」。
麺が細くなった分、ごぼ天が丼の中に沈んでいってしまうんです。
サクサクのごぼ天が食べられない悲しさ、口惜しさ。素晴らしいポテンシャルを持っているにも関わらず、それを活かしてあげられない自分の不甲斐なさを感じてしまうんですね。
ちなみに「ぼたもち」は一つで、うどん一杯くらいの満足度はあるお味でした。
見ての通り、ハシがなかなか通らないくらいミチっとご飯が詰まっているんですよ。ただ、味はあっさりとしているので、デザートではなくて、おやつ食べにくるにはちょうど良いかも!!
訪問三日目:天ぷら最強の資さん。頼むときには絶対に別盛!!
さて、資さんも連続で三日間通うとだんだんと自分の中で一番の頼み方が出来上がってくるわけです。
僕の資さんの最適解は、
「かけうどん」+「ごぼ天別盛(もしくはかき揚げ別盛)」
これが、本当に大正解でした。
うどんと天ぷらを別盛にすることで、両者のポテンシャルを十分に活かし切ることが出来たんですよ。
実はこの日も細めんを頼もうとおもっていたんですが、原店では謎の「細めんしばらく売りません」貼り紙がされておりガックリきてましたよ。正直。
ただ、かけうどんにしたところ、なんということでしょう。初日と違って太麺にしっかりスープが馴染んだアッツアツのうどんが出てきたではありませんか!!
これなら全然アリ!!
しかも、スープに天ぷらの衣が溶けないせいで、いわゆる透き通ったスープの味がずーっと終始味わえるっていうんですかね。
なんか油って舌の感覚を変えてしまう気がするんですよ。それが無いことで資さんうどんのピュアな味をずっと感じることができたんです。
しかし、それよりも感動したのが、「揚げ物」の方!
資さんの揚げ物ってとにかく食感が半端じゃなく良いんですよ。
サクサクとかじゃなくて、ザックザクなんです。うちの娘なんて天ぷらの尖ったところをツンツンして、「なんだかここでケガしそうだねぇ」っていってくるくらい衣がザックザク。
正直、資さんの一番の特徴は「揚げ物のうまさ」にあるんじゃ無いかと思うんです。
この日は「ごぼ天」に加えて「かき揚げ」も追加しましたが、これも秀逸!えびイカ玉ねぎがどれもみずみずしい状態でざっくざくの衣に包まれているんですね。正直そんじょそこらのカウンターの天ぷら屋さんよりも、資さんの方が上手いんじゃ無いかな。一口一口が、次どんな食感くるんだろう。って楽しみでしょうがないんですよ。
というわけで、資さんうどんにいったら、絶対に揚げ物は別盛にしてください。
ごぼ天うどんは490円ですが、ごぼ天別盛110円+かけうどん380円で合計490円ですから変わりません。
というか、あんなに美味しいごぼ天が5本で110円って、本当にこれすごいことですよ。毎日食いたいわぁ。あのごぼ天。
あとは、資さん、メニューがめちゃくちゃ豊富なんですよ。カツ丼や牛丼、焼きうどん食べている人も周りに結構いましたから、自分なりの好きなものを探せるだけの引き出しの多さが資さんうどんにはあるのかもしれません!!
とにかく、最初はみんな「ごぼ天」食べに行ってみてー!!もちろん別盛でお願いします!
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