大麻にはインディカ・サティバ・ハイブリッドの3種があります
大麻草には大きく分類して3種類のタイプがあります。
インディカ種、サティバ種、この2つを掛け合わせたハイブリッド種の3種類が存在しています。
※こちらの元記事は以下となります
それでは、まずはインディカから見ていきましょう!
◉インディカ種(Indica)について
インディカの大麻草は、葉っぱや茎などに厚みや膨らみがあるのが特徴で、背丈も低くて頑丈で、成長しても1メートルから2メートルぐらいとなります。
サティバ種よりもインディカ種は収穫量が少なく(植物あたり1.5~2.5オンス程度)、より高品質のな麻栽培が可能です。
由来は中東(パキスタンやアフガニスタン)であり、涼しい環境であればスクスクと繁栄していきやすい植物と言われています。
なので大麻の栽培業者からは屋内での栽培に適しているので好まれる傾向があります。
★インディカ種の葉っぱ★
・厚みがあり幅広、短く丸みを帯びている
・サティバ種よりも濃い緑色で葉が茂るように多数できる
生育までに時間がかかるサティバ種とは対照的に、インディカは成長から開花まで短時間であるのが特徴のひとつです。
また、日照時間への適応力も高く、成長期から開花期、そして収穫期までのコントロールがサティバ種と比べても容易であることも栽培業者から好まれるポイントです。
植えてから8~12週間でどこの場所でも開花するそうです。
インディカ種の香りは、植物の土を想像させる、しっかりとした香りであり、また甘みのあるフルーツのような匂いがあります。
葉っぱが生い茂るように多数でき、密集して成長します
★インディカ種の効果★
インディカ種の大麻効果としては、鎮痛効果、鎮静効果、リラックス効果が有名です。鎮静・鎮痛が期待できるインディカ種はリラックスを求める時にも良いでしょう。
また、不安感があり、精神的に落ち着かない人、不眠・神経痛に悩む人もインディカ種を好む傾向があるそうです。スポーツマンにも多く利用されているようですね。
THC含有量が高くて、身体に働きかける力も強いため、 体が動けなくなったり、すぐに眠くなったりします。
そしてインディカ種の中でも最も強力な品種 として有名なのが「 クッシュ( Kush)」 です。
インド・ヒマラヤ山で知られているヒンドゥークッシュマウンテンで生まれたことが、「 クッシュ( Kush)」の起源です。
カシミール地方は非常に肥えた土壌を持っており、世界最古にして最高品質のカンナビスを産み出しました。この品種をカリフォルニアへ持ち帰り、次世代へと受け継がれ、高品質な大麻(マリファナ)の代名詞として世界中へと広まっていったのです。
ストレス解消、癒し効果があり、全身の痛みを和らげ、夜の眠りを助けてくれるため、仕事が終わった後にインディカ種を使用している人もカナダやアメリカでは多いのだそうですよ。
◉サティバ種(Sativa)について
サティバの大麻草はインディカ種と比べると背丈が高く育つ傾向にあり、細くて長い葉をつけるのが特徴です。大きいものだと6メートルほどにまで成長するのだそう。
花が開き始めると、成熟するまでには16週間ぐらいもかかることがあります。葉っぱにも厚みが無くて大きく育つので屋外栽培が好きな業者に好まれています。
サティバ種 は CBDの含有量がインディカ種よりも多いため、精神高揚、 エネルギー増加といった効果が得られます。
★サティバ種の葉っぱ★
・葉っぱが長くて細い(狭い)
・薄い緑でシュッとしていて柔らかい
一般的にサティバ種は成長に時間がかかる事が多いと言われており、インディカ種よりもバッズ(花穂)の量も少ない傾向にあります。
サティバ種の由来は、コロンビア、メキシコ、タイ、および東南アジアなどの赤道付近の暖かいエリアで、インディカ種よりも高い気温への耐性があり、暑いエリアでの栽培も容易だそうです。
★サティバ種の効果★
一般的にサティバ種は、高揚感・元気な気分・活動的になったり、幸せな気分(多幸感)を得る事ができます。
人によってはクリエイティブ性を高めてくれたり、創造性を刺激される事があります。
インディカ種よりも低いTHC濃度(約12~16%)です。
ただしサティバ種は精神への作用も強いので、人によっては妄想や不安感を引き起こす 可能性があるので注意が必要です。
サティバ種はストレス、不安、うつなどの精神的な問題に効果的と言われています。サティバ(Sativa)は、活発で刺激的で、高揚感のある効能をもたらしますね。
◉ハイブリッド種について
そして、インディカ種とサティバ種を交配させて誕生した新種がハイブリッド種です。
インディカ種とサティバ種の両方の良い性質を合わせもつのが特徴です。
何世代にも交配を重ねることで遺伝子的にも安定させ、現在では比較的狙った品種や効果を持つ大麻を安定して栽培出来るようになってきたのだそう。
感染症や生命力に強い、栽培家にとって育てやすい品種であることも事実。開花するサイクルや害虫、病気への免疫、そして収穫量も向上させる事が出来るのです。
これらの株は、全身の痛みを和らげ、頭がリラックスできるようにします。睡眠または日中の軽度の痛みを助けるのにもオススメ。
ハイブリッド種は、すべてのタイプの自己免疫疾患や不眠症、うつ病などに苦しむ人に役立つとも言われています。
インディカ種の鎮痛作用が必要だけど、日中に動けなくなったり、眠くなったりするのはNGである・・なんて時には、このハイブリッド種が適しています。
配合率を50%ずつにまで変化させたものが、ハイブリット種になります。 だから、どんな種類でも他の種類が持つ効能をある程度しっかりと含んでいるのですね。
実はこの3種の大麻草の他にも、ルデラリス(Ruderalis)という種類もあります。
まだ探究され始めたばかりの大麻の新種ですが、東ヨーロッパとロシアの一部地域で繁殖しているので寒い季節に慣れています。
ルデラリスはTHCの割合がより低くて、背丈も短く、あらゆる天候に耐えることができるよう改良されています。
ルデラリスは発芽後2~3週間で成長して開花するので、昆虫の侵入や病気に対して耐性があり、高いCBD含量を有しているのだそう。比較的育てるのが簡単であり、栽培業者の間でも人気があります。
ちなみに大麻草の大半を占める種類が、その大麻草の種別となります。
例えばインディカ種が80%以上でサティバ種が20%以下なら、それはインディカ 種とみなされますね。
大麻草にもいろんな種類があるのを理解できましたでしょうか?
ちなみに私が特に今注目しているのが「ハイブリッド種」です。