ビクターに移籍後、キラキラ王子様コンセプトの表題曲が続いたM!LKが満を持してリリースする、まさに「令和のトンチキ応援ソング」ともいえる『エビバディグッジョブ!』が、あの、本当に素晴らしい。 一昔前の応援ソングといえば「頑張れば夢は必ず叶う」みたいな歌詞が多かったイメージだが、今は「頑張れ」という言葉が重荷にもなり得る繊細な時代だ。 「ポジティブの押し売りをしない」「ありのままの自分を肯定してくれる」そういった要素が受け入れられる昨今の応援ソングの中でも、エビジョブは割とま
「多分言ってもわからないと思うけど……」という保険をかけることが、ここ最近めっきりなくなった。 M!LKは今やすっかり人気アイドルグループの仲間入りを果たしており、グループでの番組出演はもちろん、個人でのメディア露出も格段に増え、爪痕を残している。 そんな多忙な日々を送るM!LKがこの春、週末に全国を飛び回り、ヒーロー任務に励んでいるらしい……? 『M!LK CONCERT TOUR 2024 "HERO"』 お疲れさまでした。 誰一人欠けることなく、最後まで笑顔で任務を遂
自宅と職場を往復するだけの単調な毎日の中では決して味わうことのできない、ドキドキとワクワク。 まるでテーマパークのようにカラフルでポップで、目に映るものすべてがキラキラしていて楽しくて、バイバイする時は、悲しいことなんてないのに、ちょっとだけ涙がでる。 そんな非日常のエンターテイメントを提供してくれるのがM!LKのライブであり、今回の『M!LK 1st ARENA "HAPPY! HAPPY! HAPPY!"』はまさにその真骨頂であった。 なので、このライブを見て「安心」とい
8月28日は、わたしにとって一生忘れられない日だ。 何をそんな大袈裟に。そう言って笑われるかもしれないが、ライブ後は「最高! 天才! 記憶ない!」がデフォルトのわたしが、五年前のたった十数分の出来事を今でも鮮明に覚えているのだから、やはりこの日は特別で異質だったのだ。 スターダストチャンネルで配信されているライブ映像を見るたびに蘇る。まるまると可愛らしいグループのロゴが、スタイリッシュなデザインにがらりと変わった瞬間。明らかにざわつく客席。決して100%が歓喜ではないだろう
M!LK CONCERT TOUR 2023「CHECKMATE」 お疲れ様でした。 最終公演まで全員で完走できたこと、まずこれが激烈に嬉しい。当たり前ではない。このことに改めて感謝しないといけないなと気づけたのは、コロナ禍で得た数少ない副産物かもしれない。 「ドームへの王手をかける」。正直この言葉を聞いてからずっと、きっと最終日にスンゲ〜お知らせがあるんだろうな♪ とぼんやり予想はしていた。横浜アリーナが♪ 家で冷えてる♪ 心ウキウキワクワク♪ 冷やすな。 ツアー最終日で
三年前の今日、M!LKはまた五人になった。 あ、もうそんな経つんだ、というのが今の率直な気持ちである。 ネガティブでもなければポジティブでもない、ただただ時間の経過を認識しただけの、感情と呼ぶにはあまりにも味気のない感情だ。 2020年1月31日、『7人7色~Winding Road~』が開催された。このライブをもって板垣瑞生くんと宮世琉弥くんがM!LKから卒業し、新生M!LKは五人体制で新たなスタートを切った。彼らにとって今日が大切な日であることに間違いはないのだが、「
2022.12.30 山中柔太朗 生誕祭 ゲームと音楽の祭典 相変わらずアイドルにうつつを抜かしていた2022年。そんな一年を、大好きな推しの生誕祭で締め括ることができる喜びを噛み締めながら、わたしは10番E席と書かれた乗車券を片手に新幹線に乗った。願掛けというわけでもなく、ただ「10だ〜かわい〜」と自分が思うためだけに、遠征で新幹線を利用する際、10番の座席を選ぶことがここ数年で激烈に増えた。 柔太朗くん、今日が仕事納めかな。ホワイト企業M!LKは地方豪族の集まりなので