レッジョ・エミリア・アプローチについて大学の先生から話を聞いて、職員の反応が変わったこと。
うちの園ではレッジョ・エミリア・アプローチを取り入れている。
私がこの園に来た時に、先生達に聞いてみました。
O「レッジョって何?」
先「なんなんですかね・・・。」「○○の会ということを3回しています。いろいろな素材を触って遊ぶことですかね?」「普段はできないような遊びをします」「この地域の特色を活かして保育していくことですか」とよく分からない上に、○○の会と称してイベントのように捉えていました。
昔からいる先生達も曖昧。
やらされている感・・・保育の向上になるのか。
園内研究は子ども理解、先生達の保育の向上のためにも行っているのに。
やってますよという形を示すことで時間も労力ももったいない。
そんな風に思いました。
批判をするのは簡単ですが、まずは知ろう!
そこで私自身レッジョ・エミリア・アプローチについて本やネットで調べました。
そこにある大学の教授の論文を見つけ、読んでみると現場で実践事例を載せ、わかりやすく説明してあった。
しかも同じ県内。
すぐにメールを送りました。
2,3日するとすぐに返信があり、会ってくれることになりました。
その教授に会って、レッジョ・エミリア・アプローチについて話を聞いてみると、“日本でも行われている誘導保育に似ている”、“環境保育”、“難しく考えず、身近なことからチャレンジ”という言葉が聞け、少しずつ自分達の目指す方向性が見えてきたように思えました。自園での講演をお願いすると、快く受けてもらえました。
その場で講演依頼、快く受けてもらえました。
講演を聴いて
先生達が変わったこと3選。
講演を聴いての感想から抜粋しました。
1,ぶつ切り保育ではないよ。遊びは継続性。
・季節が変わったら遊びも変える。
・時間になったら片付け。
・興味があっても今はこれをしなくてはいけない。
今までの自園の保育です。
この園で感じる保育の違和感。
これをどう伝えようか。
悩みました。
普通の保育で良い。
先生達が子どもの興味を感じ、キラキラする保育!
多数の先生達からの感想で書いてあったこと。
“ぶつ切り保育ではだめだよ、遊びは継続的に”
大学の先生に実践例を聞き、学生にも話している話を聞き、先生達の保育の見直しをしてくれるきっかけとなりました。
2,普段の生活からレッジョを取り入れよう。
レッジョのねらいがあり、行事があり、普段の保育とは別物と捉えていた私達。
普段の保育にレッジョが加わり負担を感じている先生達。
大学の先生は
「普段の遊びから子ども達の遊びを見ていき。興味のあることを深掘りしていけば良い」という具体例を話されました。
自分の保育体験を話され、
子どもの遊んでいることに先生も興味を示し、環境を用意し、素材を選び、保護者に結果ではなく育ちを手紙で伝えること。
本当に普段やってることなんですが、少しプラスするイメージ。
一つひとつの感覚を研ぎ澄まし深める。
簡単に言えばこんな感じ。
意外に自分達でもできそう!
身近に感じてくれたように思います。
3,やってみようプロジェクト保育♪
自園の名前を入れて
やってみよう!○○プロジェクト!
と名前を付け、始動します。
自園の名前が入るだけでかっこいい笑
名前でやる気になる作戦です!
こちらの記事に書きました。
最後に
意識を変えることは難しいです。
しかし、やってみようと思ってもらえることはできると感じました。
まずは始めることからスタートです♪
そこから反省、見直し、挑戦をしていきたいと思います。