膝痛を生み出すアレ(超有料級)
膝が痛いと思ったとき、僕は必ずチェックすることがあります。
それは足と股関節の状態
膝が痛いと悩まれて来られたクライアント様に話を聞くと、大体の人が膝に問題があるのではないかと考えていたと答えます。
それも間違いではないのですが、問題はもっと奥の方にあったりします。
それが足と股関節の状態です。
足は正常な状態にあるか
ここでいう足とは足首からつま先までの状態を指します
個人的に足が問題で1番膝に影響を与えているのが扁平足かなと感じています。
扁平足とは
扁平足はよく耳にすると思いますが、改めてざっくり説明すると、足の裏は衝撃を吸収したり効率よく歩くためにアーチ状になっているのですが、そのアーチが潰れて、内側にある内側アーチ、土踏まずが潰れて足の裏が地面にベターっとついている状態の足のことを言います。
扁平足は膝だけじゃなく足にも直接的な問題を生み出すのですが、今日は割愛します。
さて、ではこの扁平足が膝にどう影響を与えるのか解説していきます。
扁平足が与える膝への負担
まず扁平足になると足がどういう変化をするのかを知っておく必要があるかなと思います。
先ほども言った通り、扁平足は足裏のアーチがなくなり土踏まずが潰れてベターっと地面に足裏がついてしまっている状態です。
その状態を骨格としてみるとこうなっています。(下記の図)
ちょっとややこしいかもしれませんが、できる限りわかりやすく解説入れていきます。
ますは足の構造から簡単にチェックしましょう
アーチには大きく3つあって、内側縦アーチ、外側縦アーチ、横アーチがあります。(※文献によっては横アーチは前アーチ、後ろアーチの2種類あると言われていますがここでは割愛)
上から見るとこんな感じです。
内側縦アーチは後ろから踵骨、距骨、第1楔状骨、第1中足骨から構成され、
外側縦アーチは後ろから踵骨、立方骨、第5中足骨で構成されて
(※図で見るとわかりづらいですが、外側から見ると踵骨の上に距骨が乗っかっているので、外側縦アーチに距骨は直接は関与しません。)
横アーチは第1〜第5中足骨で構成されています。
これらが扁平足の人はどうなってしまっているかというと
図のような骨の動きになるんですね。
で膝に負担がかかる1番のポイントなのが扁平足になると脛骨が内巻きに捩れるという部分なんです。
ここで、膝を見てみましょう。
前のブログでも挙げましたが、膝というのは脛骨の上に大腿骨が乗っかっているだけの状態で、それを安定させるために筋肉や靭帯が存在します。
そして扁平足の膝にかかる負担はこうなります。
扁平足になることで脛骨が捻れ、その捻れの力が膝に伝わることで膝の中の関節に負荷がかかり膝を痛めることになります。
股関節も同じようなことが起きており、例えば内股になっている人は大腿骨が内に捻れているので、その力が膝に伝わり、膝の関節に負荷がかかることになります。
扁平足、内股両方ある人はかなり膝に負荷がかかる可能性が高いので要注意です。
今回はここまで。
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