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ガンダム #GQuuuuuuX 観た!

(メタクソ忙しいけどバシッとIMAXを予約して)
映画「ガンダムGQuuuuuuX - the beginning」観た!

誰だよ庵野監督が作ったみたいなこと言ったやつ

これはトリガーとBlenderと星街すいせい他VTuber世代大好きに贈るファーストガンダムアンソロじゃないか!!

好き!!


キャラクターデザイン・竹さん、好き!!

今までのガンダムの登場人物って描線が筆だったり、荒々しかったりするじゃないですか。
安彦良和さんの竹ペンの描線からも、動的なのですが。
水星の魔女で女性主人公を許容して、さらに今回の竹さんは、Illustratorで描く極太等幅ペンの使い手です。すごくいい。髪の毛の色使いとかツヤの描き方とかそのままなのもとてもいい。過去のキャラクターとかの描画がいつの間にか変わっているのが斬新。

https://takeoekaki.fanbox.cc/posts/8931348?utm_campaign=post_page&utm_medium=share&utm_source=twitter

https://x.com/_take_oekaki/status/1864136707337339204

竹さんの過去のお仕事

東京都在住。ホームページで自作イラストを発表していたところ講談社の太田克史にスカウトされ、西尾維新『クビキリサイクル』の装画担当としてデビュー[1]。以降、戯言シリーズや刀語など西尾維新作品を中心に、挿絵など多くの作品を手がける。

イラストはAdobe Illustratorを用いて描かれている作品が多いが、Adobe PhotoshopやSAIを用いることもある。手塚治虫と動物(特に猫)が好き。

うーさーのその日暮らし(2012年)第2話エンドカード
日本アニメ(ーター)見本市 「I can Friday by day!」(2015年)キャラクターデザイン、スペシャルエフェクト作画
シン・エヴァンゲリオン劇場版(2021年)デザインワークス
機動戦士Gundam GQuuuuuuX(時期未定)キャラクターデザイン[3]

うーさーのその日暮らし(2012年)第2話エンドカード

https://www.nicovideo.jp/watch/sm22575084

I can Friday by day!

うわあ、いいな!

黒沢ともよさんの演技が好き!


音楽もとても良い。


【アーティストコメント】
劇場先行版『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』 挿入歌「もうどうなってもいいや」を担当させていただきます、星街すいせいです。
今回はガンダムシリーズ最新作の挿入歌を歌わせていただき、とても光栄です……!
この曲は疾走感あふれるデジタルダンスサウンドとなっているので、ぜひ劇場でご覧いただけるとうれしいです!よろしくお願いします!

星街すいせい「もうどうなってもいいや」、配信日いつなの!?

https://www.gundam.info/feature/gquuuuuux/news/video-music/01_16430/

ジャケットのイラストは、米津玄師自らが描き下ろしたもので、今作のメインキャラクターである、アマテ・ユズリハ(マチュ)とニャアンを描いています。

NOMELON NOLEMON「ミッドナイト・リフレクション」

【アーティストコメント】
劇場先行版『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』挿入歌として「ミッドナイト・リフレクション」という楽曲を書き下ろさせていただきました、NOMELON NOLEMONのツミキです。
今作は「宇宙飛行」をテーマに掲げた楽曲です。歌詞、サウンドともに、広大な宇宙と、僕たちの住まう小さな星とのスケールの対比をイメージして描きました。
古くから続くガンダムシリーズの最新作に携わる機会をいただけたこと、大変光栄に思います。是非劇場の大きな音、大きな画面でお楽しみください。

この曲も好き「どうにかなっちゃいそう」

前から購読していたアーティストなんだけど、大きな仕事を掴んで素晴らしい楽曲を提供しているのを知るのはとても嬉しい。疾走感よき。

岡田斗司夫さんの昭和な感想が聴きたければどうぞ。
令和のアニソンは世界でも味わえる楽曲にするべきなので、僕は好きだな。


以下ネタバレを含む考察的なもの
「おじさんしか楽しめないんじゃないの?」
いやいや、それは古いよ・・・!







俺達は何を見せられているんだ・・・!?

という感想が最初の30分によぎります。
というか「シアター間違えたんじゃないか」という純粋な焦り。


おじさんしか見ない?そんなことはなさそう

いまの子供達、30歳以下の視聴者も、ほとんどの子供達が親の影響で、知らんうちにファーストガンダムを齧っています。
10代もビルドファイターズで、ファーストガンダムを題材にした登場人物などが多数でているので、すでに二次創作が一次ソースと化しているのですが、現在のSFアニメの形式の原型となった伝説の「ガンダム第1話『ガンダム大地に立つ』の完璧な展開」を1つの話の中で別の視点で描きつつ、きちんと令和のVTuber世代に向けた別のアニメとして描いているのが素晴らしかったナ、という感想です。

どちらかというと最近Facebookのタイムラインに流れてくる1980年代のアニパロ展開がてんこ盛りでほっこりしました。
シャアのセリフ回しのパズルを解くのが楽しすぎる
そしてここまで古谷徹の不在を違和感なくした展開もえらい


シャリア・ブル考

シャリア・ブルといえばファーストガンダムではアニパロでしか認識されてないキャラクターですが、その後「ギレンの野望」と「THE ORIGIN」で描かれ方が全然違うキャラクターであることが興味深いです。

そういう意味では今作は「ギレンの野望」をベースにした設計が、マーケット的にも登場人物のリソース的にもよいのかもですね。

ジオン文化圏からの歴史観

ガンダムに対してシャアが「連邦らしい俗っぽい名前だな」というセリフを置いてますが、これはたいへん味わい深くて、ジオン公国はスペースノイドとしての矜持と、中世の貴族としてのノブレスを兼ね備えている要素があります。ザクとかグフとかゲルググとかビグザムとかgvbzの音が悪役として大事。対してガンダム時代のアニメ業界では「『ン』をつけるとカッコいい、流行る」という都市伝説が真面目に信じられており、「機動戦士ガンダム」は3つ、「銀河鉄道999」(2)、「宇宙戦艦ヤマト」(2)、「伝説巨人イデオン」(3)、ほかにも無理くり「ン」をつけたタイトルが「俗っぽく」TVアニメのヒーローであった文化であり、逆に80年代のこじれたアニオタであれば、ジオン文化圏からの「脱・俗っぽさ」からの視点は理解できるところでしょう。「ホワイトベース」ではなく「木馬」であり、ガンダムではなく「連邦の白い悪魔」。味わい深いです。特に「木馬」もペガサス級強襲揚陸艦として見事に働きを見せています。「MAV/マヴ」というマブダチと戦術を兼ね備えたキーワードも大変に味わい深いもので、これは「ジオン文化圏」として今後も味わっていきたい点です。どういう世界線なのかいまだに分からないところもありますが。

同じような「世界線そのものがあやしい」という視点は深津さんも書いていた(さっき見つけたので追記しておきます)
シャロンの薔薇、ゼクノヴァ、ネノクニなどネーミングが気になる。

ところでニャアンはいったいどういう役どころなの?設定ではこうなってるんだけど、

故郷が戦場となり難民となった時、幼い彼女は家族の安否を確認する暇もなく、単身プチ・モビルスーツでコロニーを脱出。

この戦争は、一年戦争なのかどうか。どこのコロニーにいたのか、どっち側だったのか。ニュータイプだったとしても、その後のグリプス戦役も起きていないだろうし。ニュータイプとその覚醒が令和の今の世の中、スマホも当たり前のように出てくる世界の中で、どのように描かれていくのか興味深いです。

段階をおった戦闘シーンが素晴らしいです

前半パートも安彦良和レイアウトに対するリスペクトが素晴らしくて、人類最初のMS戦とか、殺陣とか、ガンダムハンマーとか。「ガンダム」を味わう上での基本の絵作りが踏襲されていて、もちろんこのへんは庵野監督がきちんとこだわった二次創作であり、リノベーションなんだろうな、ラノベじゃなくてリノベじゃん……ということを感じさせつつ、きちんと古典と基本を見る側に時間をかけて仕込みながらの後半パートがすごい。カラーがつくる令和のガンダムアニメ。速さ、立体感、無重力感、レイアウトだけでもなく、漫画としての決めゴマも、モノトーン化などのエフェクトがしっかりあって、何回も見直したいシーンがいっぱいあります。


エンドロールが楽しみだった

「ガンダムGナントカ・・・?庵野監督が作ったやつでしょ?」みたいな感想はエアプです。エンドロールにはトリガーの面々、そしてガンダムにたくさんインスピレーションをもらったクリエイターの名前がたくさんあり、壮大なアンソロジーという感じがあります。

これをまとめ上げた鶴巻和哉監督はすごい。
ナディアやフリクリとか、パトレイバーとか青の6号とか、この30年以上の「新しい作品」をきちんと作ってきた人です。


パンフレットには豪華版がある

これは楽しみにしているのでまた別途書きます。

Amazonでみたらこんな値段で売ってますが、いまなら劇場で3000円で買えます。

プラモは売り切れまくってます

これは便乗ガンプラ?コレジャナイロボみたいなビジネスだな・・・


そんなわけでTVシリーズが楽しみ

こんなクオリティで毎週TV放映されたら、ついていけないよ!
という感想をつい最近「ダンダダン」で味わったのですが。

先に映画で公開するという方法はとても良いと思います。
ぜひともIMAXでみてください。

おまけ:IMAXでシートを探すときのコツ

悩んだら、通路列が手前にある列を選ぶと良いです。
没入感がとても大事なIMAXなのですが、どうしてもシアター側やIMAX側で制御できないのが「前の人の座高」です。
そう「オマエの頭がが邪魔なんだよ!!」という問題です。
ぼくは深く(浅く?)座ることで、ヘッドレストよりも頭が上にいかないようにして映画を観るのですが、そういう気遣いができない人が前に座ると、どんなモビルスーツ戦も「前におっさんの後ろ頭が見える」という状態で味わうことになります。せめてヘルメットでも被ってください。

そんな理不尽な体験をしたくないあなたは、通路が前にある列をどうぞ。

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しらいはかせ(AI研究/Hacker作家)
チップとデール!チップがデール!ありがとうございましたー!!

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