幡野広志さんのワークショップで、人生が変わった
2023年9月、幡野広志さんのワークショップ「いい写真は誰でも撮れる」に参加した。
いい写真とは、伝わる写真。
言葉がないと、伝わらない。
言葉で40点、写真で40点、合計80点を目指せば良い。
そう教わった翌日から、毎日写真を撮り、毎週noteに写真日記を投稿し始めた。
約半年経った今振り返ってみると、大袈裟ではなく、じわじわと人生が変わってきていることに気づいた。
毎日が楽しくなった。
心が優しくなった。
自分と仲良くなった。
この先、何があっても大丈夫だと思えるようになった。
まとめると、なんかめっちゃハッピーになった!
「好き」を重ねて生きていくと、心穏やかな毎日になった!
「見たものを、撮る。自分の心が動いたときに、撮る」
シンプルなようで、最初はとても難しかった。
SNS映えや他人からの評価を気にせず、自分が本当に好きなものだけを撮る。
大好きなものは、自然とたくさん撮っている。
例えば、実家にいるリクガメのむむちゃん。
母とキャンプに行った時も、1日100枚くらい撮っている。
今まで犬が好きだと思ってたけど、撮った写真を見返していると、圧倒的に猫が多いことに気づいた。
もしかして、猫が好きなのかも・・・?
そう自覚した途端、猫が可愛くて仕方ない。
「好き」の新発見。
同じ道を歩いていても、写真を撮りたいと思うかどうかで、毎日心の状態も違うことに気づいた。
梅の花が咲いていたので、嬉しくなってたくさん撮った。
冬から春に向かう、この季節が好きなんだと知った。
毎日「好き」を探すようになった。
スマホより、周りの景色を見ることが多くなった。
スマホには色んな情報が溢れているけど、本当に自分にとって好きで必要で大切なものって、とても少ない。
自分の心をしっかり使って、周りを見る。
同じ瞬間は、二度と訪れない。
その時の自分にしか撮れない写真が、きっと大切な写真になる。
自分の好きが重なった瞬間がシャッターチャンスだと、幡野さんが言ってた。
毎日シャッターチャンスを探して生きていたら、悩んだり怒ったり悲しむ時間が、もったいない。
「誰のための写真なのか?」と考えると、愛がふくらんできた!
1回目のワークショップで「被写体にストレスを与えないこと、敬意を払うこと、誰のための写真なのかよく考えること」の大切さを痛感した。
撮影者と被写体の気持ちは違うこと、写真には被写体との関係性が写ることを教わった。
分かっていたつもりが、猫を見つけて思わず接近してしまい、めっちゃ警戒されてしまった初対面。
それから数回目に会った時。
はやる気持ちを抑え、静かに挨拶した後に撮らせていただいた。
この子は警戒心が強いけど、まどろんでいる顔が見れて嬉しい。
自分本位の写真にならないよう、被写体が喜んでくれる写真を撮るよう、心がけるようになった。
自分がされて嫌なことはしない。
相手がされて嬉しいことを考える。
日頃から、相手の感情や表情を読み取るように意識した。
発言したり行動する前に、一歩立ち止まって、その先にある相手の気持ちを想像するよう心がけた。
人として当たり前のことが、今までの人生のあらゆる場面において、できていなかったと反省した。
それと同時に、たくさんの人にゆるされて生きていることに気づいた。
今までずっと憎んでいた人や、間違っていた自分も、ゆるそうと思った。
全部ゆるして、あきらめて、認めよう。
今目の前にいる人や環境を、大切にしていこう。
時間をかけて、広い心を持って、縁がある人や環境を愛していきたいと思うようになった。
3歳の姫にカメラを渡してみたら、私を撮ってくれた。
「下手でもいい写真が、誰かの宝物になる」という幡野さんの言葉を思い出した。
親友と姫の笑い声、一緒に食べたソフトクリームの甘さ、繋いだ小さな手の温かさを思い出す、私の宝物。
今まで気づかなかったものも含めて、たくさんの愛を注いでもらっていたんだと気付いた。
愛は、循環する。
今度は私が、与える番なのだ。
素直に生きると、ベストパートナーができた!
毎日見たものを撮って、感じたことを書く。
自分との約束を守るような気持ちで、写真日記をコツコツ書いた。
できるだけ素直に、読者の方にも伝わるように、すり抜けていく日常の感情をキャッチし、残していくことを心がけた。
本当に好きで、やりたいこと。
写真を撮って、文章を書くこと。
ここ数年ずっと忘れていた大切なことに向き合う、リハビリのような感覚で始めた写真日記。
毎週投稿していると、読んでくれる人、共感してくれる人、応援してくれる人、楽しみにしてくれている人がいる、喜びと感謝の気持ちを知った。
背伸びしなくても、カッコ悪くても、何者にならなくても。
私は私らしく素直に生きているだけで、誰かの役に立ってるのかもしれないと思えた。
私は本当は何が好きで、どんなことを感じていて、何を望んで、これからどこに向かおうとしているのか。
素直に向き合い続けることで、日記の中に生きている「もうひとりの私」のことが、ちょっと好きになってきた。全力で、応援したくなってきた。
私と私が、手を繋ぐ。
私が私に、救われる。
これからどうなるか分からんけど、大丈夫やで。
今までも、なんとかなってきたし。
なんか人生、変わってきてるし。
最後まで、私がついてるから。
自由に好きなように、生きたらええんやで。
私が私に、優しく語りかけるのだ。
ベストパートナーは、ずっと心の中にいる。
これからも、楽しく生きて、たくさん撮ろう!
そして先日「いい写真は誰でも撮れる その2」に参加した。
今回は光と距離の基本について、実践を踏まえて教わった。
今まで三次情報に振り回されまくっていたので、一次情報から学ぶ大切さを痛感した。
知識や技術の面で、他の参加者さんのレベルがとても高かった。
大学生の中に紛れた園児みたいな気分で、始終頭と心がオーバーヒート気味だった。
学ぶことがこんなに純粋に楽しいなんて、なんて幸せな時間なんだろうと思った。
「うまい人」の周りには「もっともっとうまい人」がたくさんいて、行き詰まって挫折してしまう人が多いという話を聞いた。
うまいだけじゃ、だめ。
うまいを目指しては、だめ。
「うまいの先」を、考えていくことの大切さを知った。
自分の中の課題も見えた。
今までは「毎日写真を撮る!」って少し意地になってたけど、幡野さんに教わった方法で、写真の精度を上げていく練習を積み重ねて行こう。
あと、前回に引き続きパソコンの勉強はまじでちゃんとやろう。パソコンマスターになろう。
写真日記も毎週投稿ではなくなりますが、続けていきます。
いい写真を撮るために。
映画を観て、本や漫画を読んで、音楽を聴く。写真以外のものから、たくさんインプットをする。
それから、どんどん楽しいところに行く。
おいしいものを、作って食べる。
大好きな人に会って、楽しい時間をたくさん過ごす。
自分らしく、全力で人生を楽しんでいこう。
これからも、たくさん写真を撮り続けていこう。
幡野さん、小池さん、辻さん、狩野さん、参加者の皆さん。
素晴らしい時間を、本当にありがとうございました!
毎回販売開始ともに売り切れてしまう大人気な幡野さんのワークショップ。定期的に開催されているので、ぜひ!
人生、変わります。ハッピーになります。
こちらの2冊も、ぜひ!