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心理相談室O-Live便り『守秘義務について』

こんばんは、心理相談室O-Liveです。
O-Liveと書いて(オーライブ)と読みます。
O-Liveは困り事や悩んでいることについて、専門家に相談できる相談室です。福岡市中央区六本松にて対面カウンセリング、もしくは全国どこからでもオンラインカウンセリングを受けることができます。

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1月があっという間に終わり、気づけば2月。
新年度に向けた準備を進めていく中で、今年度の終わりを感じることが増えてきました。出会いがあれば別れもある。少し寂しい気もしますが、その分今のご縁を大切にしたいなと感じています。

さて、本日は「カウンセラーの守秘義務」について書いていこうと思います。守秘義務という言葉は耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。カウンセラー以外にも、広く個人情報を取り扱う仕事についていると課せられることがあります。

ざっくりと説明すると、仕事をしているときに知り得た情報(個人情報や職場内の秘密情報)を、職場の外に漏らしてはいけないということです。
臨床心理士・公認心理師といった心理職の場合、相談者様の個人情報、相談内容などがそれにあたります。

そのため、カウンセリングの中でお聞きした情報について、たとえ相談者様のご家族であっても、許可を得ずにお伝えすることはできません。時々、お子様の相談で付き添われている保護者の方から、「どんなことを話しているんですか?」と尋ねられることがあるのですが、これには原則お答えしておりません。

ただし、例外として以下の場合はできる限り事前に許可を得た上で、適切な機関や相手に情報をお伝えする可能性があります。
それは『自傷・他害の恐れ』がある場合です。

自傷とは自分を傷つけること。例えば、希死念慮(死にたいと思う気持ち)が高まっており、いつ自殺をはかってもおかしくないといった状況においては、身の安全を守るためにご家族や、医療機関等にお知らせする可能性があります。

一方他害は他人を傷つけること。誰かに対しての怒りがおさまらず、相手を攻撃したいという話が現実味を帯びている場合や、刃物を所持しており、いつそれを取り出して振り回すなどの危険行為に及ぶかわからないといった場面においては、必要に応じて警察等にお知らせする可能性があります。

いずれにしても、命の危険に晒される、または晒される可能性がある場合には、守秘義務よりも命を守ることが優先されると思っていただければと思います。ただ、基本的にはカウンセリングの中でお聞きした場合、よっぽどの緊急事態でなければ「命の危険につながるかもしれないので、このことをお伝えしてもいいか」という風に、許可を得るようにしています。そのため、むやみに第三者に知られるということではありません。

時々SNS上で、個人情報を伏せた状態で相談内容を投稿しているカウンセラーをみかけますが、これも立派な守秘義務違反にあたります。
架空の事例であるならそれを明記する等の工夫が必要ですが、心理相談室O-Liveでは混乱を招きかねないため、そういった内容の投稿はしておりません。


カウンセリングは、精神科や心療内科に通院されている方だけが受けるものではありません。ご自身の心身の健康のために、振り返ったり整理したりする時間を設けてみるのはいかがでしょうか。

当相談室のカウンセラーは、男女1名ずつで構成されており、異性に相談するのは不安、という方にも安心してご利用いただくことが可能です。
また、2名とも心理の専門資格である臨床心理士、国家資格である公認心理師を有しており、幅広い分野での実務経験があります。さらに当相談室は、こうした守秘義務とその適用について、初回のカウンセリングで必ず話題にあげるようにしておりますので、安心して相談していただくことが可能です。

カウンセリングは完全予約制となっていますのでご了承下さい。
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臨床心理士・公認心理師
有馬 佐知江


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