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ビジネスマネジャー #1
最近、Twitterで「中間管理職」に対する不平不満のツイートをよく見かけるようになりました。(意識が向いているだけかもしれません)
周りから嫌われるマネジャーには特徴があります。
・人の「強み」ではなく「弱み」にしか着目しない
・口先(愚痴)ばかりで実行しない
・自分に都合の良い人ばかり登用する
・できる部下に、常に脅えている
・自分の目標設定が低い
・できない自分を認めない
これらに当てはまる人は、マネジャーとして不適格といえます。
では、適格なマネジャーとは?
マネジャーの資質
マネジャーに必要な資質として、ピーター・ドラッカーは「真摯さ」をあげています。人間性、行動力、実行力など、マネジャーとしての基盤となるものです。
「真摯さ」について、ドラッカーは以下のように述べています。
真摯さはごまかせない。ともに働く者、特に部下には、上司が真摯であるかどうかは数週間でわかる。
真摯さを定義することは難しい。しかし、マネジメントの地位にあることを不適とすべき真摯さの欠如を明らかにすることは難しくない。
1、業務に対する真摯さ
部下に対して強引に業務を押し付けたり、感情的に厳しく叱責したりするのは、「真摯」とはいえません。過去の成功体験に捉われることなく、目の前の現実を率直に受け入れ、合理的な判断を下す必要があります。
マネジャー自身に降りかかるリスクも含め、事実と現実に向き合い、問題の本質を解決する姿勢をもって、自ら責任をとる覚悟が必要です。専らリスクを回避しているだけではチームの成長につながりません。リスクを精査することも大事ですが、成長と発展の機会があるのなら、自らリスクに取り組んでいく覚悟がマネジャーには求められます。
その場しのぎのミーティングをしていませんか?
2、部下に対する真摯さ
マネジャーは、部下の気持ちを理解し、それぞれの持ち味を生かしたチームとしての最高の能力を発揮させることが求められています。そのためには、まず、部下の能力や異なる考え方を理解し、受け入れることです。それが、部下から信頼を得るための第一歩といえます。
友達のような付き合い方(さん付け禁止、タメ口OKなど)をするのではなく、部下一人ひとりときちんと向き合って、自分の考え方を押し付けるのではなく、部下の希望や考えを「聴く」ことが重要です。その先に、部下との「絆」がみえてきます。
耳に十四分の心をもつと書いて、聴く。
本当に聴いていますか? 聴こえていますか?
3、自分に対する真摯さ
まず、自分と他人の違いを理解し、その「事実」を受け入れた上で、明確な自己像を意識します。そのためには、マネジャー自身が「広い視野」をもって現実をみて、何が「正しい」のかを見極める基準をもつことです。
マネジャーは時として、単独で判断をして行動することも求められます。そのためには、自分の判断基準を高める努力をし、自分の言動が基準と一致しているかどうか、振り返りをすることが大事です。
その判断基準、本当に「正しい」ですか? 「悔い」はありませんか?
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。続きは次回にて。