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ノムラとカドタ

私世代が例え話をするときのこと。
王道と言えば、野球、相撲、ドラゴンボール、スラムダンク 。

学生さんの顔が???となるのもかわいいものです。あきれられてることを承知で果敢に攻めます。

あるチームに2人の男がいた。

ひとりは「ヒットの延長がホームランである」と、理論と根拠を持って断言する男。

もうひとりは「ホームランの打ち損ないがヒットである」と、自分の感性と才能を頑なに信じる男。

互いに持論を譲らないふたりはやがて袂を別ち、それぞれの場所で球歴を終えた。

結局、
ひとりは日本で2番目に多くのホームランを打った。
もうひとりは日本で3番目に多くのホームランを打った。

それぞれのその後の人生は異なれど、令和の世でも燦然と耀く金字塔である。

それぞれの登り方で頂上に登りついた。どちらの登り方も正しい。どちらも、もう一方の登り方を真似できないであろう。

一流の境地。
守破離の「離」の領域

物の見方はひとつではないことを教えるのも、方法がひとつではないことを考えさせるのも先生のお仕事。

学生さんたちの多様な価値観や個性を尊重していこうと思う今日この頃。
例え話ももう少し若者に寄せていかねばと思う今日この頃。

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