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【休職記8】<6ヶ月目>リワーク体験

こんにちは。和泉となりです。

冒頭のイラスト、お借りしましたが、
今回は、リワーク体験のお話です。

リワークとは、こちらもご覧くださいですが、
復職に向け、長期的に通えるプログラムです。

てっきり、イラストのように、
仕事の会議然とした内容なのかな
……と思っていたのですが、
意外とコミュニケーション重視で面白そうだったので、
体験記としてお話しさせてください。


前段

さて、24年1月中旬から休職を始めて、
早、丸5ヶ月経ちました。

前回の記事までで、休職4〜5ヶ月目にして、
ようやく色々やってみたい欲が出てきて、
動画編集してみたり、知人のWEBサイト作ったりなど
楽しんでいることをお話ししました。

これまで、仕事でやってきた以外のところで、
やりたいことを見つけられているのかなぁ、
という状態です。

ただし、社会復帰を考えた時に、
今、楽しんでいることは、趣味の範疇で、
仕事にはならない、と感じています。
(スキル面でも、金銭面でも)

しかし、今の職場に戻るのは避けたく、
社会復帰=転職になってしまう。

……かなり難易度が高いと感じているため、
打開するために動かねば、と少し焦っている
31歳の休職記・8回目です。


打開するためのリワーク

「何ヶ月も休職して、今更働けるの?」

転職中、そう言われるor思われるのが常と考えてます。
(実際はどうかわかりませんが……)

その時に、
「リワークに通って、社会復帰の準備を進めていたから、問題なく働ける」
と言えれば良いのではないか。

リワークに通いたい、1番の理由です。

もう1つは、
自身の考え方やキャリアプランを見直す
きっかけになれば、という理由。

専門家に、考え方の矯正をしてもらう。

また、色々な職種の方と交流することで、
自身が知らなかった生き方を見つける。

これまで接しなかった人たちと交わって、
凝り固まった自分の思考を、
ほぐしていきたいと思っています。

リワーク参加まで

病院により異なりますが、基本的には、

・初診を受ける
・リワークについて説明を受ける
 ↓
・体験・見学
 ↓
・病院側で、通所可能か判断
 ↓
・問題なく、本人も通いたいと思えば、通所開始

という流れだったので、
最短でも、通い始めるまでに1〜2週間は
かかるのではないかなぁと思います。

リワークの流れ

直近、体験に行ったお医者さんだと、

1.(導入期)
まずは生活リズムを整え、通所を継続

2.(回復期)
次に、病気を振り返り、再発防止を検討

3.(復職交渉期)
最後に、通勤や仕事の練習をする

という流れで進んでいくようです。

1.は週2〜3回、2.は週3〜4回、3.は週5回、
通うことになります。

最終的に、復職まで、
3ヶ月〜半年は、通所するようでした。

そのため、かなり根気強く、
自分と向き合える時間になると思ってます。

社会復帰を考えると、
復職するにせよ、しないにせよ、
「ちゃんと今後を考えて、動いてます」
と言いきれるので、望ましいのではないか。

……そうであったらいいなぁと、祈ってます。

参加費

ネックとしては、お金が、毎回かかってしまうこと。

今回体験参加したところでは、
半日参加で1,000円強、1日参加で2,000円強
加えて、月に1回は診察費が数百円かかります。
(いずれも3割負担)

初期に、週3回、1日参加したとして、週6,000円強。
1ヶ月で3万円くらいと、決して安くない金額です。

そのため、通う時には
自立医療支援制度」を利用しましょう。

指定した病院・薬局で、
窓口負担が3割→1割に減少するため、
通所も数百円から可能に。

ただ、申請は少し面倒で、
主治医の診断書が必要だったり、
窓口も平日しか空いていなかったり……。

そのため、リワークに興味があれば、
まずは主治医の先生に
「自立医療支援制度を使いたい」
と相談するのが良きと思います。

リワークの内容

ここから、体験参加の備忘録です。

大きく、2方向、プログラムにはあると感じました。

  1.  他者との交流
    ゲームをしたり、語り合ったり、
    人との交流をメインにしたプログラム。
    遊びに近いもの。

  2.  自己分析に役立つワーク
    座学で、対処法を学んだり、
    ロールプレイやディスカッションしたりなど、
    病気を克服するためのプログラム。
    勉強に近いもの。

このうち、今回体験参加したのは、
1.を重視するところでした。

他の方の話を聞くと、
2.に注力するタイプの、リワーク施設もあるようです。


リワーク体験

体験は、参加者の雰囲気がわかればと思い。
1.の中で「他者とのコミュニケーション」を
重視したものを選びました。

内容は、1回目が好きな音楽について語る会で、
2回目が、ボードゲームをする回。

果たして、これに意味があるのかな……?
と、最初は正直思ったのですが、
参加してみて、気づきました。

知らない人とコミュニケーション取るのが、
すごく怖くなっている……

まず、参加するのに死ぬほど緊張して、
そして、話したいことがあっても、言い淀んでしまう。

参加者の皆さんは、
自分が見知らぬ人、という意識もなく、
普通にしてくれているのに……

そこで考えてみたところ、休職前からそう。

その場に合わせた発言をしなければ
と焦ってしまうんですよね。

仕事では、無理やり喋ろうと頑張っていたので、
なんとかなっていたのかもですが。

仕事でなくなると、もうどうしていいか分からない。

ここが、まず、自分が辛かったポイントで、
今後の課題かもなぁ、と思いました。

なので、体験して思ったことは、
ただ知らない人と遊ぶだけでも、
休職に至ったペインがわかる

ということです。結構びっくり。

体験終了後

担当の方と話す機会があったので、
「もっと、座学的な勉強の機会はないんですか?」
といったことを聞いてみました。

僕としては、リワークでやることのメインは、
「自己分析に役立つ座学やワーク」
だと思っていたため。

返答としては、
様々な人とのコミュニケーションを通じて、
各々の課題が見えてくる
から、
それを、定期的に振り返りながら、
座学・ワークも含めて、改善していく
といった内容でした。

あー、なるほど、と思いました。
ただ、座学で詰め込んだところで、
自分に反映できなければ、意味がない。

だから、
日常的なコミュニケーション場面を再現して、
そこから見えた課題に対し、勉強していく。

こうやって、長期にわたって通所して、
自身のペインを消していく、という流れが
非常によく理解できました。

今後

会社の保健師さんに言われたのが、
「複数箇所見て、通いやすいところを選んで」
ということ。

雰囲気やプログラムの内容など、
通い続ける必要があるので、
一箇所で決めるのではなく、
複数見て、自分に合うところを選ぶと良いとのこと。

そのため、来週にもう一箇所、話を聞きにいきます。

ちなみに、体験通所したところにも、
このことは伝えてあるのですが、
「よく考えて、もし通いたくなったら連絡ください」
という反応だったので、
少しでも気になるところがあれば、
気軽に話聞きにいくのが、良いと思います。

どこに通うか

個人的には、正直、
コミュニケーション機会が多いよりは、
ちゃんと、学べる機会が多い方が良いかも

とも思ったりしました。

理由としては、冒頭お話しした通り、
「休職中にちゃんと勉強してました」
と言いたいから、という単純な理由ですが……

なので、もう一箇所にも話を聞いていただいて
どちらに通うか決めたいと思ってます。


長くなりましたが

リワーク通所されてる方を見ると、
確実に回復している
(というか、休職しているように見えない)
と感じたので、
一度体験してみる価値はあるのかな、と思いました。

今後、リワークに通って感じたことも、
発信していければと思うので、
もし、リワーク検討中の方、参考になれば嬉しいです。

ここまでお読みいただいて、ありがとうございました。


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