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日本酒地図を作ろう!!〜㉞栃木の巻〜

こんにちは。米好き酒好きTKDです😊
唐突ですが質問です。皆さんにとっての「夏の風物詩」って、何ですか?

我が家にとっては「梅シロップ」です。
毎年初夏を迎えると妻が梅を買ってきて、角砂糖と一緒にボトルに詰め込むんです。時間が経つとともに溶けた砂糖と、滲み出た梅のエキスが混ざり合い、馴染んだところで完成します。それを炭酸水や牛乳に混ぜて毎日飲むのが、我が家の夏の日常です。美味しいだけではなくて、梅に含まれているクエン酸が疲れを癒してくれるそうなので、サプリメント的な役割も果たしてくれています。

ただ、これを作るのは妻一人。
今年は初めて娘がお手伝いもしてくれましたが、それだけの人手で出来る量は、ペットボトル2本分が精々です。それを少しずつ、少しずつ家族でシェアしながら飲んで、何とか一夏越えてきたんです、去年まで。。。でもちょっと今年はもう終わっちゃいました💦異例の追加生産までしてくれたのに、8月の声を聞かないまま飲み干してしまったんです😥

「美味いから」なんですよ?根本的な原因は😋
でもご存じの通りの「猛猛猛暑」のおかげで、例年にないほどのペースで私も息子も娘も飲んでしまって、瞬く間にすっからかんに。。。製造元である妻からは、「私、あんまり飲んでないんだけど、、、」ってクレームをいただく始末でした(ホントに、ごめん😞)。

そんな若干「💢」な妻が、飲んだら物凄く気に入って、この夏のリピートを強烈に所望したのが今回のお酒、栃木の「かぶとむし」です。

このお酒で日本酒地図を進めたいとリクエストをくれたのは、妻でした。日本酒好きの方がinstagramにこぞってこのラベルをアップなさっていたので気になっていたそうです。一方私も同じような体験をTwitterでしていたので気にはなっていたところに、なんと地元の酒だったという、郷愁を刺激する情報が😊

そりゃ飲まなきゃいけねぇんじゃねぇんけ?

ということでお迎えしました。
まずもって、今まで拝見してきたどのお酒よりも「今風」。
まずはHP↓↓↓

デザインはもちろんですが、「自然や、その土地を大事にするスタンス」や「一度は絶えてしまった古米を復活させた取組と時間」など、見る人の琴線に触れるストーリーを短い文章で連ねて、後は写真で説得力に花を添えるという、見事なデザインだと感じました。

次に裏ラベル↓↓↓

完全に「 #拡散希望 」です。そして、「日本酒にワインな雰囲気を持ち込んで、若い人たちの手に取ってもらおう」という思いが迸っていますよね。この点は、以前にいただいた徳島のお酒とも通じるところがあります。日本酒の魅力を、若者が再発見するって大切ですよねー、文化の継承✨(よろしければ過去記事もどうぞ)

さて、かぶとむし。
いざ飲んでみますと、本っっっ当に「清楚な味」なんです!!!

「上質な飴玉を舐めている」かのような舌触りとほんのりした甘さ。スッキリした喉越と後味。そして後腐れなく身体に染み込んでいくような、いい意味で日本酒らしからぬ、胃の腑での佇まい。

喩えるなら中学校の時に学年に1人はいた、大人びた雰囲気の女の子。
うるさい教室でも静かに本を読んだりしていて、一種独特な雰囲気を漂わせている。だからと言って「お高く止まっていて鼻につく」なんていうことは全然なくて、自然と友だちと話すし、普通に笑うこともある。

そんな何気ない振る舞いが、この世のものとは思えないほど綺麗で清楚。

僕はそれをボーっと眺めながら、「これって、恋なのかなぁ?」とか「いや、そんなことないだろ、、、」とか勝手に葛藤しているんだけど、フッとその子と目が合っちゃったことに気がついて、誰が見てもわかるほどに狼狽えながら、教室から逃げ出す。。。みたいな場面が、頭を過ぎりました。

😞ごめんなさい、気持ち悪かったですよね^^;
何とかこの感動を伝えたくて、妄想が暴走してしまいました💦

かぶとむしは、おつまみを必要としないお酒だと思います。
それを飲むだけで完結してしまうくらい、味そのものが非常に魅力的です。妻が準備してくれたおツマミの数々

イカの塩辛
焼き鳥(タレ)
マグロの中落ち
ナスと玉ねぎのポン酢和え
冷奴(ごま油と岩塩で)

かぶとむしとの相性は、正直どれとも「パッとしません」。
強いて言えば、素材の味をそのまま味わうタイプのものなら悪くはないものの、別になくても全然問題ないんです。。。

寧ろ「かぶとむしそのものの味に邪魔になっちゃうから、ツマミはちょっと控え目にしよっかな」って思ってしまうほど、お酒そのものを味わい尽くしたくなるお酒。それがかぶとむしだと思います。大好きになりました。妻の求めに便乗して、残暑厳しいうちにもう何回か味わおうと思います。

梅シロップならぬ、米シロップ。
新たな夏の風物詩として、我が家の定番になりそうです。



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