【LEGO日記】受け取り方と伝え方
全く同じモノを見ている2人のはずなのに、そのモノから発している情報をどう受け取るのかは、それぞれの人次第で千差万別です。
例えば、この作品の真ん中にある「キラキラ光る石の上に咲く一輪の花」を見た2人が、その容貌からそれぞれこんな情報を受け取ったとします。
こちらの人は、その健気な姿に痛く感動した様子で、五感が逆立っています。
「石の上で咲ける花とは素晴らしい!この花は咲くための努力を怠らなかったはずで、その努力が石すら輝かせたんだ!私たちも、この花のように努力するべきだ!」
などというような熱いテンションそのままに、彼或いは彼女が花の努力を見習うことを自分の周りの人たちに説いたところ、残ったのは燃え尽きた後の灰の山でした。
一方でこちらの人は、花が咲いている理由について、感情にバイアスをかけることなくありのままに理解するように努めて言います。
「その花が咲くことができたのは、たまたま岩の隙間にあった、発芽可能なスペースに種が落ちたからで、花が望んでこの結果を掴んだわけではない。私たちが見習えるとすれば、置かれた環境で全力を尽くすことだ。結果は私たち以外の誰かが勝手に評価するから、気にすることはない」
などというような、冷静ながらちょっとニヒルな見方をした彼或いは彼女が、同様のテンションで周りの人に「見習うべきポイント」を絞って伝えたところ、周りにも芽が出て、花が咲きました。
ここまで書いてくると、書き手である私が後者の振る舞いを勧めていると、あなたは思うでしょう。
でも、必ずしもそうではありません。
何故なら、彼らそれぞれの「受け取り方と伝え方」が全く同じでも、結果が真逆に出ることだって充分にあり得るからです。
言いたいことは、受け取った情報を伝える寸前に、それを受け取ることになる人たちの顔を見て、伝え方を選択できた方がよいということなのですが、、、
やっぱり私は、後者の見方に憧れているようですね。
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※ LEGO®SERIOUS PLAY︎®ではこのように、専用のレゴブロックを使って作られた作品(=メタファー)にストーリーを添えていただきます。
ファシリテーターとしてのスキルアップを図るため、自分の作品をどういうストーリーに包むことができるかを毎日考えています。
ポイントは「完成した作品にストーリーを付けること」であり、「ストーリーに沿った作品を作ること」ではありません。