マガジンのカバー画像

アイデア発想まとめ

45
アイデアを思いつくために効果的な考え方やそれに関する記事をまとめています。
運営しているクリエイター

#デザイン

面倒くさがりのためのワークショップ論①:1色のサインペンと1色の付箋だけでワークショップは成立する説

最近も、企業さん向けにオリジナルのワークショップをつくっております。ワークショップって企画したことがある人はわかると思うのですが、結構準備多いしコストもかかるんですね。なので、コストも労力もかけずに、簡単にワークショップを実施する方法がありますよ、ということを書きたいと思います。 ワークショップの準備、けっこう手間じゃないですか?早速なんですけど、結構手間じゃないですか?僕は手間です。とはいえこれでお仕事をいただいているので、僕はやらないといけないことの1つなんで、そうも言

社員・メンバーにおもしろいアイデアを考えてもらうためのワークショップにするための、3つの仕込み(3/3) #ファシリ編

こんにちは。アイデアを生むためのワークショップのコツ第三回です。もともとは、<当日設計>チームメンバーで相互にインスピレーションを与え合う機会を設ける というテーマでやろうとしてましたが、 第二回で割と書いてしまったなということもあり、第三回ではワークショップを良いものにも悪いものにもするファシリテーションに関するコツを書いてみようと思います。 また、ワークショップと銘打っていますが、普段のアイデア出しにも全然使える話ですので、もしよければ会議のアイデア不足に悩む方もぜひ

社員・メンバーにおもしろいアイデアを考えてもらうためのワークショップにするための、3つの仕込み(2/3)

こちらの続編です。だいぶ続編が遅くなってしまった、、第二回は<当日設計>今までにないアイデアを思いつく思考のステップを辿らせる、です。第二回もよろしくおねがいします。 👇 前回はこちらワークショップをやる意味=視点を交換する設計の話をもう少し細かく書いていきたいと思います。まず最初にそもそもワークショップとはという話からしてみます。 そもそもなぜワークショップなのか?それは集団のほうがアイデアづくりには向いているからです。 革新的なアイデアは一人のほうがいい、という

誰のアイデア?

最近こんな記事を読んで面白かった。英語なので要約すると、DuchampのReady Madeがもしかしたら他のアーティストのアイデアだったかもしれない、という内容のもの。彼ほどのクリエーターでも「誰か他の人のアイデア」だっただの、「アレオレ」だの言われるんだなと。面白いのは記事だけじゃなくて、コメント欄でその説を論破している人などがいて議論が続いていること。さらには誰も100%は証明できていなくて、それを含めて興味深い記事になっている。同じ構図が(もっと小さいケースで)今

チームでいいアイデアが出なくて困ってる人は、アイデアそのものじゃなくて、直前にある「視点」に注目しよう

寒くなってきましたね、こんにちは。最近はオフラインで集まって会議みたいなことも少しずつ増えてきました。ちょっと前に少人数でアイデア出しをするときがありまして、そのときに後輩がこんなことを言ってきたんですね、 アイデア出しでメンバーが出してきたアイデアが正直微妙だった時に、それをどう扱えばいいかわからない、アイデア出しがしぼんでしまう。 なるほどと思いました。たしかにファシリテーションだとかワークショップだとかを生業にしているとそういうシーンによくぶつかります。 というか

アイデアの魅力的な伝え方①|シュールレアリズムの『デペイズマン』

こんばんは。会社の新卒にnoteをつい教えてしまい軽くちょっと後悔しています。仕事がバタバタしすぎていて久しぶりの投稿になっちゃいました。実はしっかりめのオンラインワークショップを最近やりまして、それについても記事を今度書きたいとおもいます。 そのワークショップはこちら↓ そのうちレポートもあがるらしいのでお楽しみに。 今日のテーマは、最近会社の新卒ちゃんと話していて、その子が悩んでいた「ブレストのときに勇気が出ない」というテーマについてです。ブレスト、いわゆるみんなでア

H×Hのゴンから学ぶ、4つの問題解決に役立つ思考法

すごく面白いマンガを見つけてしまったんですが、ハンターハンターって知っていますか?と言おうと思ったら、なんだかナイツの漫才みたいですね。ハンターハンターおもしろいですよね。 いちおう知らない人のために、wikiのリンクもはっておきますね。超ざっくり言うと、主人公のゴン=フリークスが自分の父親を探すために、ハンターという職業を目指す物語です。 で、このゴンは12歳でハンター試験を目指すのですが、すごい発想が柔軟なんですね。このnoteでは、ハンター試験のトリックタワー編で見

よく他人の企画の相談にのっている人が共通してやっている、たった1つのこと

なんか書店に並ぶビジネス書みたいなタイトルになっちゃいましたね。こんにちは。今日はタイトルの通り、ぼくのまわりに「あの人ってアイデアマンだよね」と言われる人、ないしは『企画に困ったときによく相談にのっている人』を見ていて気づく共通則について考えたいと思います。 前に『物知りさんからアイデアマンに成長するための2step』という記事を書きましたが、その続編のイメージです、 他人に企画の相談にのってくれと頼まれる人ってどういう人なんでしょうか。皆さんの周りにも1人はいますよね

そのアイデアに、大義はあるか?

なんてことない雑記です。さいきん、友人、同僚とコロナ周りで何かできないか、と話す機会があった。そういう意思を持てる人がいることは本当に素晴らしい。いっぽうでアクションを起こそうとする人、起こす人以外が素晴らしくないかと言うとそんなこともない。毎日手洗いうがいをして、予防に努めている人も、同じくらい素晴らしいとぼくはおもっている。 それで言うと、サクちゃんさんのこのnoteは秀逸だった。最近じゃ誰もが「夢をもて」だなんて言われるけど、世の中持てる人ばかりじゃなくて、夢を持てな

アイデアが思いつかないときは、どこにいけば良いのか?

「アイデアが思いつかない」「明日、企画のブレストなのに」なんてことよくありますよね。ぼくはめちゃくちゃあります。ありがたいことに、どんどん忙しくなってきて、その結果これまであった「考える時間」が圧倒的に足りなくなってきました。 そんなときにどうすりゃいいのかを僕自身困っているので、いろいろ試しているんですが、これうまくいくなというのを整理をかねて書いてみたいと思っています。 そもそも、思いつかない原因だいたい、おもいつかない原因というのは大きく以下の2つに分かれるんじゃな

ワークショップで良いアウトプットに辿り着けるのに必要な「はしご」と「跳躍台」

こんにちは、週末東京に雪がふったらしいですね。ずっと家にこもっていたら気づきませんでした。 さて、毎週毎週ワークショップ的なことをやらせてもらったのですが、失敗ではないんですが、もっと上手く出来たな〜と思うことがありました。というのも、クライアント事務局のオーダーを受けて、ややアウトプットの難易度をあげたところ、ちょっとついてこれない人がちらほら出てしまいました。 そのときの振り返りをしつつ「どうしたらもっと上手く出来たんだろう」ということを考えていたらですね、以前ミミク

ゴールの解像度とアイデアの関係

先日、とある企業で「アイデアについて講演してほしい」とお声がけいただき、大人数の前で私なりの考えを話してきました。 その中で「ゴールの解像度」という話をしたパートが評判がよかったので、noteに書いておこうと思いました。 (ちなみに具体的なアイデアの出し方については今回は触れません。色んな流派がありますよね) そもそもアイデアとはなにか?かなり広範囲な用途や解釈で使われている「アイデア」。そもそも何を意味するものなのか、言葉としてのアイデアをwikipedia(en)と

500円以下のボールペンで、アイデアを素早く快適にメモしたい人向けのまとめ

趣味は何ですか?と聞かれたら「500円以下で書きやすいボールペンを追求すること」と答えているんですが、だいたい、いつも、ほとんど理解してもらえません、こんにちは。 昔、はてなブログを書いていた頃、こんな記事を書いていました。 ノートにメモすることが多い手書き派の皆さんはもちろん、年末に考えごとが多い皆さん、個人的なおすすめボールペンを紹介したいと思います。何を使ったらいいんだと悩む人の参考になればいいなと思います。 いちおう、おすすめのペンだけじゃなく、「どんなとき

早稲田NEOでワークショップをやってきました!※投影資料つき

最近、早稲田NEOさんという場所でワークショップをやってきました。ぼくの担当はワークショップ部分で、会社の先輩とKonelの出村さんのトークの後に実施しました。 日本を代表する様々な企業のイノベーションを支援し、経済産業省・特許庁「デザイン経営宣言」策定にも貢献したロフトワーク社のクリエイティブ・プロジェクトを成功させるエッセンスを学びます。 新規事業やプロダクト開発など年間500件のプロジェクトを形にしている同社の、クリエイターなど多様な人を巻き込みながら、サービス/ビジ