日本史B 中世8 室町幕府(後編)
Ⅰ守護の権限強化
守護の権限が強化され守護大名が誕生する土台が作られた
鎌倉時代の守護の権限
大犯(たいはん)三ヵ条:大番催促と謀反人・殺害人の逮捕
室町時代に追加された守護の権限
刈田狼藉(かりたろうぜき):不法に作物を刈り取った者への取り締まり権
使節遵行(しせつじゅんぎょう):判決の強制執行権
半済(はんぜい):年貢の半分を兵糧米とする
半済令:荘園などに課せられた年貢の半分を武士に与える権限を守護に認めた
守護請(しゅごうけ):守護が年貢徴収を請け負う
Ⅱ6代将軍 足利義教(よしのり)の時代
永享(えいきょう)の乱
鎌倉公方の足利持氏(もちうじ)を攻め滅ぼす
嘉吉(かきつ)の乱
赤松満祐(みつすけ)が足利義教を暗殺する
足利義教の有力守護弾圧に反発した
Ⅲ一揆の頻発
将軍義教の時代は一揆が頻発した
正長(せいちょう)の徳政一揆(1428年)
近江(滋賀県)坂本の馬借が中心になって徳政令(借金の帳消し)を求めた一揆
鎮圧された
播磨(はりま)の土一揆(1429年)
農民が侍の国外追放を求めた一揆
鎮圧された
嘉吉の徳政一揆
嘉吉の乱の後に起こった
将軍の第代わりに徳政令を出すことを要求した一揆
幕府は徳政令を出してしまう
Ⅳ8代将軍足利義政(よしまさ) 9代将軍足利義尚の時代
応仁(おうにん)の乱(1467~1477年)
将軍家・畠山氏・斯波氏、それぞれの後継者争いがきっかけ
幕府の実権を握るために細川勝元(かつもと)と山名持豊(もちとよ)が介入した
応仁の乱をきっかけに戦国時代に入る
国人一揆の発生
国人:地方の領主
山城(やましろ)の国一揆(1485年)
畠山氏を国外に退去させて8年間の国人自治支配を実現した
加賀(かが)の一向一揆
一向宗(いっこうしゅう)門徒が守護の富樫政親(とがしまさちか)を倒して1世紀にわたる支配を実現した
余裕があれば覚える
鎌倉の役職
鎌倉公方が堀越公方と古賀公方に分かれます
関東管領は山内上杉と扇谷上杉に分かれます
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