偏差値60以下向け 高校大学受験無双

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日本史B 近世8 享保の改革と田沼時代

Ⅰ享保(きょうほう)の改革8代将軍 徳川吉宗(よしむね) 倹約令をだし幕府の支出を減らす 上げ米(あげまい) 大名に対して石高1万石に付き米100石を上納させる 参勤交代の際に江戸にいる期間を従来の1年から半年に縮める 新田開発と年貢の増収 町人請負新田=町人の資本で新田の開発することを許可した 定免法(じょうめんほう)=豊作・凶作にかかわりなく一定の年貢を徴収する方法  以前は検見法がおこなわれ、豊作・凶作によって年貢量が変化した 幕僚における年貢率を従来

    • 日本史B 近世7 江戸時代の諸産業と交通

      Ⅰ江戸時代の諸産業林業=木曽檜と秋田杉 漁業=干鰯(ほしか)の原料である鰯(いわし)漁が行われた 九十九里浜で地引き網漁・土佐で鰹(かつお)や鯨(くじら)漁 塩田=入浜(いりはま)塩田が多く作られた 他の諸産業(識別ができれば暗記できなくても大丈夫) 酒造業は灘(なだ)・伊丹(いたみ)(兵庫) 醤油は銚子(ちょうし)・野田(千葉) 陶磁器は瀬戸(せと)(愛知)・美濃(みの)(岐阜)・有田(佐賀) 綿織物の久留米絣(くるめがすり)・小倉織(こくらおり)(福岡)

      • 日本史B 近世6 文治主義の開始と江戸時代の農業

        Ⅰ文治政治の展開時期は17世紀後半から18世紀初頭まで 4代将軍 徳川家綱(いえつな) 1651年:慶安(けいあん)の変=牢人(ろうにん)による反乱 由井正雪らが中心 牢人=改易により職を失った武士のこと 慶安の変により従来の改易を積極的に行う政治(武断(ぶだん)政治)を見直す 文治(ぶんち)政治の始まり 末期養子の禁止を緩和 末期養子=死の直前に養子を迎えることで跡継ぎがいないことによる家の断絶を防ぐこと 50歳未満であれば末期養子を認める 主人の後追い自

        • 日本史B 近世5 江戸幕府の外交と鎖国

          Ⅰ江戸時代初期の外交安土桃山時代はポルトガル人とスペイン人が来航(南蛮人と呼ばれる) 江戸時代にはオランダ人やイギリス人が来航(紅毛人と呼ばれる) 1600年にオランダ船リーフデ号が豊後(大分県)に漂着したことがきっかけ 糸割符(いとわっぷ)制度について ポルトガル商人が中国産生糸(きいと)を高値で売りつけたことがきっかけ 糸割符仲間と呼ばれる特定の商人が輸入生糸を一括購入することで買値を抑制 糸割符仲間は堺・京都・長崎の商人から構成された 貿易の拡大 徳川家

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        • 高校社会 日本史B 近世
          8本
        • 高校社会 日本史B 中世
          13本
        • 高校社会 日本史B 古代
          14本
        • 中学社会の公民分野 勉強用テキスト
          21本
        • 中学社会の地理分野 勉強用テキスト
          21本
        • 中学社会の歴史分野 勉強用テキスト
          21本

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          日本史B 近世4 江戸幕府の人民統制

          Ⅰ朝廷の統制禁中並公家諸法度(きんちゅうならびにくげしょはっと)によって朝廷の統制を行った 紫依(しえ)事件=天皇が幕府の許可なく紫色の衣を僧侶に着せた行為を無効にした  反発した大徳寺の沢庵(たくあん)は処罰を受ける  後水尾(ごみずのお)天皇も天皇をやめてしまう 京都所司代を設置して朝廷や公家を統制した Ⅱ寺社の統制寺院法度で統制した 本末(ほんまつ)制度=宗派の中心寺院である本山がそれ以外の寺院である末寺を統制する 寺檀(じだん)制度=すべての人がいずれか

          日本史B 近世4 江戸幕府の人民統制

          日本史B 近世3 江戸幕府の誕生期

          Ⅰ徳川家康の時代初代将軍 豊臣秀吉の死後力を持つ 関ヶ原の戦い(1600年) 石田三成と戦い徳川家康側が勝利  関ヶ原の戦い後、慶長小判(けいちょうこばん)を鋳造させた 1603年:征夷大将軍に就任 1605年:息子の秀忠(ひでただ)に将軍の地位をゆずる  将軍職は徳川家が世襲するという宣言を兼ねている  家康は大御所(おおごしょ)という形で政治の実権を握る Ⅱ徳川秀忠の時代2代将軍 実権は家康が握っている 1615年:大阪夏の陣で豊臣氏を滅亡させる 武家

          日本史B 近世3 江戸幕府の誕生期

          日本史B 近世2 豊臣秀吉と桃山文化

          Ⅰ豊臣秀吉の統一課程山崎(やまざき)の合戦で明智光秀を倒す 太閤(たいこう)検地=検地役人を派遣し統一的な土地調査を行った 石高制(こくだかせい)=土地の生産力をコメの収穫量で表示  ※貫高制と区別できるようにしてください 一地一作人の原則=土地所有者を直接耕作者とする 大名に対して領地の石高に応じた軍役を負担させる 秀吉の権力確立 1583年:石山本願寺の跡地に大阪城の築城を開始する 1585年:関白に就任 翌年太政大臣に就任 聚楽弟(じゅらくてい)を建て

          日本史B 近世2 豊臣秀吉と桃山文化

          日本史B 近世1 織田信長とヨーロッパ人の来航

          Ⅰヨーロッパ人の来航1543年に種子島にポルトガル人が漂着する  日本に鉄砲を伝える  のちに堺(さかい)(大阪)、根来(ねごろ)(和歌山)などで生産される その後フランシスコ=ザビエルが来航する  キリスト教をもたらす  ポルトガル人やスペイン人を南蛮人と呼ぶ 南蛮人は貿易による多額の利益をもたらした キリシタン大名  貿易の利益を求めてキリスト教徒になった大名 大友義鎮(おおともよししげ)  ヴァリニャー二の勧めで天正遣欧使節を派遣した 南蛮貿易

          日本史B 近世1 織田信長とヨーロッパ人の来航

          日本史B 中世13 室町時代の文化 後編

          室町文化の時代分類 ①南北朝文化:南北朝の対立があった時代 ②北山文化:3代将軍足利義満を中心とする時代 ③南山文化:8代将軍足利義政を中心とする時代 ④戦国時代の文化:戦国時代 Ⅰ臨済宗の発展南北朝文化・北山文化(室町幕府の権力が強い時代) 室町幕府の保護を受けた臨済宗が発展した 臨済宗の寺院は最上位の五山 それに続く十刹じっさつ)と序列がついていた 京都の南禅寺(なんぜんじ)は別格上位とされ、五山以上の地位があった 京都五山(天龍寺・相国寺・建仁寺・東福

          日本史B 中世13 室町時代の文化 後編

          日本史B 中世12 室町時代の文化 前編

          室町文化の時代分類 ①南北朝文化:南北朝の対立があった時代 ②北山文化:3代将軍足利義満を中心とする時代 ③南山文化:8代将軍足利義政を中心とする時代 ④戦国時代の文化:戦国時代 Ⅰ建築北山文化 金閣(きんかく)(鹿苑寺(ろくおんじ)) 足利義満が創建 東山文化 銀閣(ぎんかく)(慈照寺(じしょうじ)) 足利義政が創建  東求堂同仁斎(とうぐどうどうじんさい):慈照寺の中にある書斎 枯山水(かれさんすい)の庭園  龍安寺(りゅうあんじ)や大徳寺大仙院(だ

          日本史B 中世12 室町時代の文化 前編

          日本史B 中世11 戦国大名の説明

          Ⅰ戦国大名がとった統治方法応仁の乱がおこった15世紀末から戦国時代が始まる 分国(ぶんこく)=戦国大名の支配領域 分国法=支配領域の適用される法律  喧嘩両成敗(けんかりょうせいばい):家臣間の死闘を禁止 寄親・寄子制(よりおやよりこせい) 寄親に寄子の管理を任せる家臣統治法  寄親=有力家臣  寄子=それ以外の家臣 貫高(かんだか)=家臣の収入を銭に換算して収入に応じた負担を家臣に負わせること  当時の収入は現金収入だけでなかったのが理由 指出検地(さし

          日本史B 中世11 戦国大名の説明

          日本史B 中世10 室町時代の経済

          Ⅰ室町時代の産業二毛作(にもうさく)が東日本にも普及する  鎌倉時代は西日本のみ  地域によっては三毛作も始まる 品種改良:早稲(わせ)、中稲(なかて)、晩稲(おくて)といった品種ができる 肥料として下肥(しもごえ)が一般的になる 商品作物が作られ始める 漆や茶など Ⅱ室町時代の商業定期市が月6回開かれる=六斎市(ろくさいいち)  鎌倉時代は三斎市 見世棚(みせだな)の一般化:常設の小売店舗のこと 行商人の誕生:連雀(れんじゃく)商人や振売(ふりうり) 女

          日本史B 中世10 室町時代の経済

          日本史B 中世9 室町時代の外交

          Ⅰ元との貿易建長寺(けんちょうじ)船:北条高時(たかとき)が派遣 鎌倉時代末期 天龍寺(てんりゅじ)船:足利尊氏が夢窓疎石(むそうそせき)の勧めで派遣 室町時代初頭  後醍醐天皇の冥福を祈るため 寺院の造営・修復用の資金集めが目的 明ではなくその前の王朝である元であることに注意 Ⅱ明と朝鮮の建国倭寇(わこう):鎌倉時代末期から室町時代初期にかけて活動していた海賊  中国と朝鮮で国家が衰退していた時期だったので、海賊の活動が活発だった 室町幕府成立後に建国された国

          日本史B 中世9 室町時代の外交

          日本史B 中世8 室町幕府(後編)

          Ⅰ守護の権限強化守護の権限が強化され守護大名が誕生する土台が作られた 鎌倉時代の守護の権限 大犯(たいはん)三ヵ条:大番催促と謀反人・殺害人の逮捕 室町時代に追加された守護の権限 刈田狼藉(かりたろうぜき):不法に作物を刈り取った者への取り締まり権 使節遵行(しせつじゅんぎょう):判決の強制執行権 半済(はんぜい):年貢の半分を兵糧米とする  半済令:荘園などに課せられた年貢の半分を武士に与える権限を守護に認めた 守護請(しゅごうけ):守護が年貢徴収を請け負う

          日本史B 中世8 室町幕府(後編)

          日本史B 中世7 室町幕府(前編)

          Ⅰ初代将軍 足利尊氏の時代建武式目(けんむしきもく)の制定(1336年)  室町幕府の基本法典(建武の新政の際に出されたものではない)  御成敗式目は廃止されない 観応の擾乱(かんのうのじょうらん) 弟の足利直義(ただよし)との対立の結果起こった  足利直義は殺害される Ⅱ3代将軍 足利義満(よしみつ)の時代南北朝の合体  吉野の天皇(南朝)が京都の天皇(北朝)に皇位を譲る形で収束させた 有力守護大名の勢力削減 明徳(めいとく)の乱  山名(やまな)氏の勢

          日本史B 中世7 室町幕府(前編)

          日本史B 中世6 鎌倉幕府滅亡と建武の新政

          Ⅰ天皇家の対立亀山天皇側:大覚寺統(だいかくじとう) 後深草上皇側:持明院統(じみょういんとう) 両統迭立 幕府の提案で大覚寺統と持明院統が交互に天皇に即位することとなった Ⅱ後醍醐天皇の親政最初に天皇になったのは大覚寺統の後醍醐(ごだいご)天皇  醍醐天皇の天皇親政を理想としていた 正中の変・元弘の変 討幕計画  当時の幕府は得宗の北条高時(たかとき)と内管領の長崎高資(たかすけ)が専制政治を行っていた 討幕計画は失敗 後醍醐天皇は隠岐(島根県)にながされる Ⅲ鎌倉

          日本史B 中世6 鎌倉幕府滅亡と建武の新政