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日本史B 近世7 江戸時代の諸産業と交通

Ⅰ江戸時代の諸産業

林業=木曽檜秋田杉

漁業=干鰯(ほしか)の原料である(いわし)漁が行われた 九十九里浜で地引き網漁・土佐で鰹(かつお)や鯨(くじら)漁

塩田=入浜(いりはま)塩田が多く作られた


他の諸産業(識別ができれば暗記できなくても大丈夫)

酒造業は灘(なだ)・伊丹(いたみ)(兵庫)

醤油は銚子(ちょうし)・野田(千葉)

陶磁器は瀬戸(せと)(愛知)・美濃(みの)(岐阜)・有田(佐賀)

綿織物の久留米絣(くるめがすり)・小倉織(こくらおり)(福岡)

麻織物の越後縮(えちごちぢみ)(新潟)・近江麻(おうみあさ)(滋賀)


主な鉱山

幕府直轄

金山の土佐(とさ)(新潟)

銀山の石見(いわみ)(島根)・生野(いくの)(兵庫)

銅山の足尾(いわお)(栃木)


大坂の泉屋(のちの住友)が経営

別子銅山(愛媛)


蔵物について

蔵物(くらもの)=市場に流れる商品を指す

蔵元(くらもと)=蔵物の販売を担当

掛屋(かけや)=売買代金の出納担当

蔵屋敷(くらやしき)=蔵物を納める場所

札差(ふださし)=お米を現金に換金する商人

 旗本や御家人はお米で俸禄(ほうろく)(今でいう給料)を受け取っていた


江戸時代の商業と三都

首都は江戸

経済の中心は大坂

米市場は大坂の堂島

魚市場は大坂の雑喉場(ざこば)と江戸の日本橋

青果市場は大坂の天満(てんま)と江戸の神田(かんだ)


二十四組問屋(といや)

大坂の荷積み問屋

大坂で物を買うため荷積み問屋が大阪にある


十組(とくみ)問屋

江戸の荷受け問屋

消費するのは江戸


京都は工芸都市として栄えた


Ⅱ江戸時代の交通と貨幣

街道と水上交通

五街道=江戸を起点とする重要な街道

脇街道(わきかいどう)=五街道以外の主要都市を結ぶ街道

宿駅(しゅくえき)=街道沿いに2~3里ごとにある施設

 本陣旅籠屋(はたごや)と呼ばれる宿泊施設や問場と呼ばれる人馬や荷物のつぎ送り(継飛脚(つぎひきゃく))をする場所があった

関所=街道沿いにあり通行人を取り締まる目的で作られた


水上交通は河村瑞賢(かわむらずいけん)が東回り、西廻り航路を整備

 角倉了以(すみのくらりょうい):朱印船商人であり河川開発も行った


貨幣について

金貨・銀貨・銅貨が鋳造された

金貨は東日本、銀貨は西日本で使用された

 銀貨は重さを量って用いる秤量(しょうりょう)貨幣

 金貨は枚数を数えて使う計数貨幣


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