日本史B 中世5 鎌倉時代の文化史
Ⅰ仏教
念仏の宗派
念仏:「南無阿弥陀仏」を唱えて極楽に往生すること
①法然(ほうねん) 浄土宗
専修念仏(せんじゅねんぶつ)=念仏を唱えれば死後平等に極楽へ行ける
著書:選択本願念仏集
②親鸞(しんらん) 浄土真宗
悪人正機(あくにんしょうき)=煩悩が多い人こそを阿弥陀仏が救おうとしている
著書:教行信証(きょうぎょうしんしょう)
③唯円(ゆいえん) 親鸞の弟子
著書「歎異抄(たんにしょう)」 親鸞の悪人正機はこちらにのみ記されている
④一遍(いっぺん) 時宗
踊念仏=念仏を唱えたすべての人は救われる
題目の宗派
題目「南無妙法蓮華経(なむみょうほうれんげきょう)」を唱えること
①日蓮(にちれん) 日蓮宗
徹底した他宗非難を行い厳しい迫害を受けた
著書「立正安国論(りっしょうあんこくろん)」
禅宗
①栄西(えいさい) 臨済宗
公案:問題を解決しながら悟りを開く方法
著書「喫茶養生記」薬学の本
②道元(どうげん) 曹洞宗
只管打座(しかんだざ):ひたすら座禅に打ち込む方法
永平寺という寺院を開いた
旧仏教
①貞慶(じょうけい) 法相宗(ほっそうしゅう)
②明恵(みょうえ) 華厳宗(けごんしゅう)
③叡尊(えいぞん) 律宗
中国からの僧
蘭渓道隆(らんけいどうりゅう) 北条時頼が招いた
無学祖元(むがくそげん) 北条時宗が招いた
無学祖元は円覚寺を開いた人物
Ⅰ-⑥神道について
渡会家行(わたらいいえゆき) 伊勢神道を開いた
覚えてほしい絵
東大寺南大門
円覚寺舎利殿
東大寺南大門金剛力士像
一遍上人絵伝
蒙古襲来絵巻
Ⅱ文化史
文学
新古今和歌集:後鳥羽上皇の命令で藤原定家・藤原家隆らが編纂した和歌集
金槐(きんかい)和歌集:源実朝の歌集
山家集(さんかしゅう):西行の作品
鴨長明(かものちょうめい):方丈記(ほうじょうき) 鎌倉時代初期
兼好法師(けんこうほうし):徒然草(つれづれぐさ) 鎌倉時代末期
阿仏尼(あぶつに):十六夜(いざよい)日記 紀行文学
史書と軍記物
保元物語:保元の乱題材とした
平家物語:平家の繁栄や衰退を題材にした
琵琶(びわ)法師と呼ばれる人たちが語っていた
愚管抄(ぐかんしょう):慈円(じえん)が道理に基づいて著した歴史書
元亨釈書(げんこうしゃくしょ):仏教史書
吾妻鏡(あずまかがみ):幕府の立場で書かれた歴史書
彫刻と建築
東大寺の再建:重源が中心
大仏様(だいぶつよう)の東大寺南大門がたてられ金剛力士像が置かれた
円覚寺舎利殿:禅宗様(ぜんしゅうよう)の禅宗寺院が建立された
絵画
男衾三郎(おぶすまさぶろう)絵巻:関東の武士の様子を描いた
一遍上人絵巻:一遍の様子を描いた
蒙古襲来絵巻:蒙古襲来の様子を描いた
似絵(にせえ):肖像画 当時多く書かれた
教育機関・その他
金沢文庫:金沢実時(かなざわさねとき)が開いた図書館
禁秘抄(きんぴしょう):順徳天皇が朝廷の儀式をまとめた
時代識別ができればいい内容
加藤景正の瀬戸焼
正宗・藤四郎吉光の刀鍛冶
明珍の甲冑
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