『ありのままの私』
こんにちは
入院直前にフリマサイトでやっと手に入れた、安冨歩さん著の『ありのままの私』という本をようやく読むことが出来ました。
入院中だったから読めました。
最近は疲労で本も読めなくなってたんですが。
この本は増販されてないそうで、入手困難になってます。でも、いま、Amazonで二冊あるみたいですよ。
この本が読めて本当に良かったなーと思ってます。
安冨歩さんの本はどの本を読んでも、どの一文も全部大切って感じがして選べないんですが
私としてはP.82の
美しい自然こそが最も高価なものになりつつある
神秘性を再復興することが
大切、的な事が書かれていたと思いますが
(誤字脱字などあります。正確な抜粋になってなくてすみません)
この部分も、
この70年、、
いや1800年代後半からの、色んな商業や経済や政策やら、なんやかんや人間が、豊かになりたくて起こした行動によって
色んなものが作られ、生産されて、「良い事」と信じられて消費され、
「豊かさ」を産み出すと信じられて一生懸命に行動して来た結果、
自然が滅茶苦茶に破壊されてしまった訳でして、
(その背景では、雇用体系も管理する側にとってのみ有利になり、ふるさとの自然が破壊されただけでなく
文明が発達して便利になったと思いきや、
低賃金、時間なしの、
人間らしい心がのびのびした暮らしもほぼ、不可能な時代、
人間らしい人間の瀕死、絶滅寸前になってきてしまいまして)
でも、本当は、
自然のそのままが美しいんだ、
自然のままを守ることが本当に大切なのだってことに繋がってると思った。
あと、P.112の
あまりにも酷いことをされたら縁を切るのは当然だという認識が人類にとって普遍的でありそれがいかなる社会でも作動している
このことが保証されて初めて人間は自由たりうる
そうでなければ縁を呪縛として他人を抑圧する事がやりたい放題になってしまう
こうなると人を不自由にさせ、やがて社会を崩壊させてしまう
逆にもし人が勇気を持って悪い縁を断ち切るなら、社会が主として腐っていない良縁によって構成されることになります
この時個人は自由であると共に社会は安定し、秩序化されるのではないでしょうか
と書かれてますが、
実際には、ハラスメントを行う側は、縁を切らないように切らないように、
切らせないように全力でモラハラして操作してきますね。
だって、捕まえておいて、搾取したいですもの
「安心できる俺たちの集団に属してなくて、本当にいいんだな?
属してなくて、一人っきりで、お前は本当に生きていけるんだよな?」と、帰属意識を利用して、脅しをかけてくるでしょう。
人間、やはり孤独が怖いですよね。
だから、そう言われたら、なかなか、勇気を出して、一人、飛び出せないんですよ。
そんなわけで、虐待とか、大人のいじめとか、搾取がはびこってるなぁと思います。
自分が行動する、些細なことから初めて、呪縛から逃れて、自由に向かって行くしかないな。
自分らしくなりたいなと思いました。
しかし虐待とか、教育とかを受けてしまうと、とても難しいですよね。
隠蔽されたハラスメントを見抜くのが。
私など学校って楽だなって思ってしまうほど優等生でした。小学生時代は100点しか取れなかったりしました。
どうやって70点とか取ったらいいのか頑張って80点と言う「低い」点数取ろうとした事がありました。(頭がいいやつには点数教えない!って、仲間はずれにされて、仲間になりたかったからなんです)
家庭よりも、学校が楽な幼少期でした。
まず、自分の心が、どんなふうに感じてるのかが、分からないはずです。
嫌だなとか好きだなとか言うことすら、強制され叩き込まれてます。
でも、どこかでふと、緩む時があるはずだから
本当の自分に出会えたら、その感覚が、どんなに些細で、くだらないって言われても構わないから
大切に大切に
一粒の種を大切にするみたいに、していきたいなと思いました。
p.156の抑圧に関しても本当にその通りだと教えられました。
それから
P.172の、最後の安富歩さんの言葉が、
私にとって、凄く素敵で、心が洗われたというか、、
わすれずにメモしておきました。
勿体無いのでここで紹介せずに、ご興味のある方は買って読んでほしいなって思ってます。
中学生の頃依頼の、読書感想文でした。
過労死寸前で入院して、三日目、窓からは水色の空に、鱗雲が見えてます。
体を休める事が私の仕事。
私の仕事は、私自身でいることなのかな、私自身に戻ることなのかなって、思い始めています。