四コマ風「七つの習慣」②-主体性、目標の明確化、最優先事項の計画について
#06 第一の習慣:主体性
数億、数兆の生命の中で人類だけが授かった力があります。それは選択の自由であり、自覚・想像・良心・意志という4つの能力です。
人間の主体性(Proactivity)、そして責任能力(Responsibility)はこれら4つの力を最大限に発動することで発揮されます。
一時の感情に基づく判断でなく、4つの能力を活かして価値観に基づいた選択ができることが人間の条件の1つです。
主体的な生き方をすることで自身の影響の輪は広がり、より直接的にコントロールできる問題が多くなっていくことでしょう。
#07 第二の習慣:目標を定める
物事の終わりを思い描く習慣は想像力を発揮する上で重要になります。全てのものは2度作られるという原則があり、まず頭の中で思い描かれる知的創造、実際にそれが形となる物的創造の2段階になります。
知的創造、物的創造の段階はあなた自身にも当てはまります。自分自身の人生を自身で計画するのが知的創造、主体的に振る舞い習慣を実践するのが物的創造です。
知的創造を習慣化するには、ミッション・ステートを書くのが効果的です。これは正しい原則を土台とした、個人の成文法としての役割を果たします。
この目標に照らして、自分の時間・才能・労力を効果的に活用できているかを判断することが肝要となります。中心にそえた目標によって、安定・指針・知恵・意欲が生まれることでしょう。
#08 第三の習慣:最優先事項を優先する
主体性を発揮することが第1の習慣、ミッションステートメントの作成とチェックをするような知的想像が第2の習慣になります。第3の習慣は主体性・知的想像を形にする物的想像の習慣に相当します。
第3の習慣の秘訣は、効果的なマネジメントで最優先事項を優先することです。これは単に仕事をうまくこなすことではなく、自信を律して実行できることを意味します。
現代の時間管理のテクニックは第四世代に差し掛かっています。第四世代の時間管理とは単に優先順位をつけるだけでなく、モノ・時間への偏重から脱却し人間関係を維持すること、そしてそれを維持しながら結果を出すことーつまりP/PCバランスを維持することを目指しています。
時間管理の重要な点は、「緊急ではないが重要であること」を重視することです。自分から主体的に取り組みたいことを決めたら、他の用事をキッパリと断ることも大切です。
スケジュールに優先順位をつけるのではなく、優先するべきことをスケジュールとする。これが第3の習慣の目的です。
#09 第二領域のマネジメント
第二領域とされる「緊急ではないが重要であること」をマネジメントするには4つのステップを踏む必要があります。
1、役割を明確にする
2、目標設定
3、1週間単位でスケジューリング
4、1日単位で調整する
重要なのが、モノは効率で捉えられるがヒトに関しては効果を重視するべきことです。原則に基づいて考え行動することが大事で、全てを効率・スケジュールの枠組みに入れればいいというモノではありません。
週の始まる前にまず自分の目標と役割を決め、そして週の終わりには自身のミッションステートメントと目的を実生活に反映できたかを評価してみましょう。