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親になるということ

今回は親になるということ・・という話をします。

日頃の相談で、よく親御さんから聞く言葉があります。

「自分のことなら、悩んでいても、自分で決断してなんとか乗り越えてこられた。でも、子どもの事になると不安になって、苦しくて・・」

というような内容です。

私も、ものすごく良く分かります。

子どもが理解されない状況に置かれているとき・・自分が理解されないときの倍以上につらく感じる。

子どもが文化祭や体育会、試合などここが勝負というとき・・たぶん子どもより緊張して、呼吸が浅う、息苦しい。

特に長男の中学受験の合格発表の時は電車で立っているのもつらくて、学校まで歩いていくのさえ息苦しかったのを覚えています。(落ちてしまいましたけど・・)

子どもが生まれるまでは、自分の健康、仕事の悩み、それ以外では自分の親の心配、パートナーの心配、友人の心配、など・・してきたと思います。

でも、その方たちには自分とは別の生き方が存在していて、自分自身の判断にゆだねることが少ないからそれほど責任を感じることはなかったと思うのです。

特に母親は自分の中にもう一つの意志で動く心臓があるという神秘的な体験をしています。

そして産まれたばかりの子どもは何ひとつ自分ではできません。

お世話をすることも親の仕事です。

大きくなっても社会にでるまでの道筋は長くて、自分自身に影響が直接降りかからない判断ばかりです(間接的にはかかわるけれども)

自分が描いた子ども像どおりに育ってくれるなら悩むことはないと思うのですが、そうはいかないですよね。。

まだまだ未熟な子どものことを自分のことをないがしろにしても、自分のこと以上に考え、心配し、悩む。

責任と無償の愛があるからこそ、考え、悩む。

それこそが親になったと思うのです。

子どもがいないときは嬉しさなどのプラスの上限が100、悲しさや苦しみのマイナスが下限が100だとすると

一人子どもが増えるとプラスの上限が200、マイナスの下限が200になる。

だから辛さも今までの倍以上感じるのです。

子どもが増えるごとに上限は倍に増えるので

二人目の子どもが生まれたら

上限400、下限400になりますよね・・・

親って大変です!

でもやりがいを感じてください。

そして、色んな人を頼ってください。頼ることを習慣としてください。

そのために私は地味ですがエールを送ります。


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