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【映画】Lock, Stock and Two Smoking Barrels

ロンドンの下町で盗品を売るなどして小金を稼ぐエディ、ベーコン、トム、ソープの4人組が、一攫千金を狙って10万ポンドを持ち寄り賭場に挑むも、元締めであるハリーのイカサマによって50万ポンドの借金を負ってしまう。
返済期限は一週間、ハリーが雇った取り立て屋のビッグ・クリスに脅され、途方にくれるエディたちだったが、アパートの隣部屋を拠点にしているギャングのリーダー・ドッグが大麻の売人ウィンストンらの住処を襲撃する計画を立てていることを知り、これを横取りすることにしたのだが...
というお話し。

お気に入りの監督、ガイリッチー監督のデビュー作。
マイ・オールタイム・ベストのトップティアーな作品である。
「1番好きな映画は?」と聞かれてこれを答えると、必ず「は?なんて??」と聞き返される作品である。
自分も初めてタイトルを見た時は「は?なんて??」と思えたのだからさもありなん。

とにもかくにもカッコいいのだ。
だってガイ・リッチーなんだもん。
当然でしょ?

正直ストーリーに関してはあってないようなものだと思ってる(それでも面白いストーリーで脚本は秀逸であるとは思うけど)
どちらかというとキャラクターの個性、構図、なんとなく小洒落たセリフのテンポ感やらグルーヴ感の妙を楽しむ映画なんだと思う。

初っ端のジェイソン・ステイサムの客寄せ口上からしても〜粋である。
人気俳優になる前の彼の演技は、デビュー時から輝いていたんだな。

群像劇ならではの観客だけが知っているという状況を利用したギミックはしっかりとスパイスの効いた映画で見応えがある。
人によってはスタイリッシュさがナルシズム的なサムシングに見えそうだけど、ソコが一周まわってバカバカしいんだけどカッコよく見えてしまうのが不思議で魅力的なんだよな。
登場人物全員、全部の状況、何もかもがバカなのもよき。

見るたびに若い頃、同じようなしょーもない連中と連んでいたあのとほーもなくしょーもなさすぎる日々を思い出したりするのであった。

#映画 #映画感想文

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