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週刊『めんたい♡通信』20250119号

こんにちは!

この土日は大学入試共通テストが開催されています。天候や交通機関などでの大きなトラブルのニュースが入っていないのが何よりです。

明日から節分までは『大寒』で一年で一番寒い時期といわれます。
今年の冬は久しぶりに寒いなって感じがしていますが、寒さのピーク自体はほぼ過ぎたかもという予報のようです。来月の『立春』の頃には春の気配が感じられているかもです。

ただ、寒暖差が大きい日々が増えそうですから、体調管理には気をつけたいですね。それにマスク・手洗い・うがいを実践してインフルエンザにもかからないようにしないと。

【マーケット雑感】

年明けから調整気味だった米国株式市場は大きく反発しました。
前週末比でダウ平均+3.7%、NASDAQ+2.4%、S&P500+2.9%の上昇です。

米FRBの利下げ予想が後退して年初から株価は調整していましたが、先週発表された景気指標ではインフレのピークアウト感があったと市場関係者は解釈して、再び利下げ期待が盛り返し、株価を押し上げたようです。

また、20日のトランプ大統領就任式を控えて、改めてトランプ政権への期待感も上昇要因といえるでしょう。
トランプ氏(の特に次男氏)が仮想資産を支持していることもあり、ビットコインは前週末比+10.4%の大幅上昇で再び10万ドルの大台を回復しています。週末にはトランプ氏がツイッターでも自身の仮想通貨トランプコインの購入を呼びかけ、世界中から投資家が殺到して価格が急騰しているようです。ヤレヤレ

その他、10-12月期の決算発表もスタートし、先陣を切った金融機関の業績も概ね良かった事もポジティブ要因となっています。
最大手のJPモルガンは決算発表後に株価が続伸、前週末比+8.3%値上がりして、史上最高値を更新して週を終えました。


欧州株も大幅上昇。
利下げ期待が高まっている英国株は昨年5月以来に史上最高値を上回りました。前週末比+3.1%の上昇。その分、通貨のポンドは下落しています。
独DAX指数も前週末比+3.4%値上がりして、史上最高値を更新しました。
仏CAC指数も続伸、前週末比+3.8%の大幅な値上がりとなりました。


楽観的なグローバルマネーの動きの中で蚊帳の外だったのは日本株・東京市場。

日経平均は前週末比-1,9%の値下がり、年明けから3週連続で下落となりました。TOPIXも同様で共に1月月間での値下がり率は4%近いものとなっています。

先週の東京市場は『前夜のNY市場が上昇して、東京市場の寄り付きは高く始まるものの、その後急落して安く引ける』という同じパターンを毎日繰り返しました。

東京市場の投資家層の薄さが顕著に現れた感じです。

口実としては、トランプ大統領就任式を控えているので(いや、欧米株は上昇していますがな)とか、24日の日銀の会合で利上げがある模様で、円高にも振れているからなどが言われていました。

日経新聞は金曜日に『日銀金融政策決定会合の出席者の大半が利下げに賛成するようだ』とのお得意の飛ばし記事をスクープと称して報道していました。
まあ、ソースと報道のあり方については横に置いといて、多くの市場参加者は来週の利上げ決定を想定しています。

米国の長期金利が前週末比で低下したこともあり、日米金利差縮小の思惑から、ドル円レートは1円以上円高に振れました。一時155円を割り込みましたが、週末は156円30銭近辺で終了しています。

年初に1ドル158円台半ばまで円安に振れていたことからすれば、2円ほど円高になってはいるのですが、見方を変えれば、日銀が利上げをすると予想している人が多い割には円高への振れ幅が小さいようにも感じられますね。

すでにマーケットは、『日銀は今回利上げしたとして、さて、次はどうなのか、できるのか?』を考え始めているのかもしれません。今週金曜日、日銀会合の後の夕方以降にまた為替相場は荒れるかもです。


大統領就任式の行われる米国ワシントンD.Cの20日の気温はマイナス10度を下回る予報だとか。寒いし、狙撃懸念もありますし、屋内での開催でいいのではないでしょうかね。好き嫌いは置いといて、この手のセレモニーは無事に行われて欲しいです。

金曜夜の日経平均先物は欧米株の大幅上昇を受けて、さすがに値上がりして38800円台と東証終値より400円ほど高くなっています。大統領就任式が無事に終了すれば、先週の反動で東京市場の株価も強含んでくれるかなと期待しています。

(主な指標)

【今週の記事】

30年前の1月17日に阪神・淡路大震災が起きました。沢山の振り返りが報道されていました。
その後も全国各地で沢山の災害が起きています。

救援や被災地の復旧・支援など、多分いろいろ改善されていることも多いと思うのですが、遠くから報道を見ているだけだと、これまでの教訓を活かすことの難しさのもどかしさも感じます。自分で動かず無責任な発言で恐縮ですが。


そんな中、桃野泰徳氏のコラムが目に止まりました。

今、CM差し止めが相次いでいる企業だけでなく、企業の不祥事というのは昔から沢山あるのですが、未然に防いだ場合や、起きた時にどのような対応をとるかなど症状は様々です。

桃野さんの上げた自衛隊員の話。組織の中で正しいと思ったことをやる勇気や、部下の苦言の上司がどう対応するかなど、その一つ一つの積み重ねが大きな不祥事の芽を摘むのだと思います。逆に勇気や苦言が現場でないがしろにされることが続くと組織は腐っていくのだとも言えます。

【おまけ】

デイヴィッド・リンチ監督の訃報。
私は「ツイン・ピークス」にハマっていました。独特の世界観を構築する彼の才能は本当に稀有だと思います。合掌。

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それでは、また来週!
(今回は1月19日お昼頃にお届けしています。)

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(但し書き)このメルマガは株式市場に関する私の見解(投資の判断はご個人の責任でお願いします)と、ネットサーフィンの中で気になった記事をご紹介するものです。ネットに溢れる膨大な情報を各人がすべて見ることは不可能ですので、少しでも貴方の目に留まらなかった情報をピック出来ればと思っています。ご質問・お問い合わせ、配信停止等、お気軽にご連絡ください。

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