受験体験記〜こんなやつでも受かります〜

どうも、久しぶりのにゃのーです。
今回は私の大学受験について書いていこうと思います。

というのも、私の高校では受験者の中でも特に優秀な大学に行った人が合格体験記を書くことになっていて、「書きたいなぁ」と思って書く構成すら浮かんでいたのに…書けず。
仕方なくノートにまとめることにしたのです。

とまぁ前述したようにそこまで優秀な大学には受かってないので他の受験体験記より空虚なものになるかもしれませんが、是非最後まで見ていってくださると嬉しいです。

勉強方法について

一応第一志望は国公立理系だったので、共通テストを含めた5教科7科目を勉強しました。
対策のアドバイスについては後日別に記事を作る予定なので、今回は自分がやったことと感想中心に書いていきます。

★国語
・現代文
共通テストの対策のみ。しかもあまり自主的にはやってなくて、授業で渡されるセンター過去問や私立対策問題集をひたすらに繰り返しました。(得意だったので)

でもそれらでは新傾向問題への対策ができなかったです。共通テスト過去問は文章を正確に読み取る力だけでは対応しきれませんでした。これは後日記事で詳しく話します。 

・古典(古文・漢文)
古典文法は高3までにだいたい覚えていたので、すぐに文章対策に取り掛かれたのは大きかったです。文法覚え直しの人と差がつけられました。
新傾向はこちらでも対策不十分でした…。
あと古典単語もっと覚えておけばよかったです。引用される文章がマイナー過ぎて知ってる単語ほぼないです。
さくらさく(浜島書店)は完璧にしておくべきでした。

★数学
一番の苦手教科。二次でも使う予定だったのが数Ⅲが壊滅的で諦める始末でした。
ⅠA2Bは大丈夫だったかというとそれも違って、基礎はできているもののセンターレベルになると全く解けなかったです。
はじめはどの大門も一個しか回答できないくらいでした。

そして一番伸びたのも実は数学です。共通テストは「まずは問題に慣れる」ことを重視し過去問(センターを含む)を数やりました。受けれる共通テスト形式の模試は学校申込みじゃないやつも受けられる限り受けました。そしたらはじめ4割行くか行かないかだったのが6~7割安定になり安心していたところを

共通テスト新傾向に刺されました。

そうです。魔の2003年生です。
あの平均30点台を記録した共通テストで結局…
平均ちょい下しか取れませんでした。

あの共通テストは一生恨みます。

二次試験対策は先生からたっぷり他大学の過去問をいただきひたすら演習でした。共通テスト対策を通して二次試験の問題も解けるレベルになっていたので何も分からないってことはなく、解法も間違ってはいるがすらすら書けてました。
結局数学自体担任からストップかけられて受けることはなくなってしまいましたが、ここ一年で凄く伸びたと自分でも実感してます。

★英語
共通テストに変わったお陰で助かった唯一の教科です。
長文読解は得意中の得意だった上、国語みたいな考察力をほぼ必要としないのでありがたい得点源でした。
対策は過去問繰り返すのと、単語をとにかく覚えましたね。ただ一冊の単語集(速単とか)をひたすら繰り返すのではなく、様々なスマホアプリを兼用して数回の反復で大量に覚えることを意識しました。(catch it EnglishとスタディサプリEnglishは特にオススメ)
受験前の英検2級対策のおかげで、覚える必要のある単語が他の人より少なかったのは助かったです!

リスニングの対策は、音声を必要とするため少し難しかったです。スタディサプリEnglishの共通テスト対策講座で手軽にリスニング問題の練習ができると知ってからはずっとそれを繰り返すだけでした。が、点数は20点ほど上がりました。スタディサプリEnglishは本当におすすめです。
(案件ではありません…。ちなみに学校の団体契約でした。)

★理科科目
・化学
共通テストと二次どちらもありました。ちなみに生物化学共に得意科目です。(こいつらのお陰で数学苦手ながら理系をゴリ押せました)
他の教科と同じようにひたすらに過去問解いて、形式に慣れること優先でした。
それに加えて学校用の問題集やclassi(★1評価で知られるあのクソアプリですが…)にある計算問題を繰り返すことで解き方をしっかり身に付け、ランク順化学一問一答(アプリ)で有機無機の知識も忘れないようにしました。
てかアプリ優秀。場所取らないし酔わないし硫化炭素は単斜硫黄と斜方硫黄に溶けるってこと忘れなくて済んだし。

・生物
基本は化学と同じ感じでしたね。
それがClassi意外と優秀で、三点交雑とか検定交雑の問題解けるようになったのは電車やバスの待ち時間にもずっと解き続けてたおかげです。
スキマ時間に勉強することって意外と身につくんですよね、「鰻屋さんに行ってたときにやった問題だ!」って、机に向かって勉強しているときよりも動作と関連づくので。

代償としては視力が…(泣)

・地理
共通テストのみ。実は点数がずっと伸び悩んだ教科でした。
どの科目よりも暗記科目だったからです。 
覚えた知識を図や表と関連付けて答えていく問題が多かったので、ともかく知識暗記でした。
しかしある程度すると気象や文化との関連付けで解ける問題も多くなってきて…最終的に20点ほど上がりましたね。

知識の定着度相応に伸びる唯一の教科かもしれません。
おすすめは共テ対策地理です。(黄色のぶっとい本。)

受験年表〜ぐだぐだ受験生の末路〜

★一学期
意識は高1くらいからしてたので基礎は万全な状態で受験勉強スタート。
と思いきやコロナで授業の進行に暗雲が…
このとき勝手に自分でやってればよかったのに、授業進度を言い訳に早速勉強が停滞。
期末すらままならぬまま夏休みへ

★夏休み
受験の天王山。勉強時間のピークはここ。
ゲーム・SNS一斉封印もこの頃。(雀魂のみ生存)
毎日図書館や塾で10時間ノルマ。ちゃんと毎日達成して記録もつけてた。
オープンキャンパス参加は高3の夏休みが初めて。
なので受験本番までキャンパス見てません。(だってオンラインだったから)

後半から徐々にだらけ始めて7時間が限界に。

★二学期
一部教科は本格的な対策勉強に移行。
学校行く日は放課後2時間〜3時間+家3時間で勉強
だけど放課後は友達と駄弁ってたことも多かった…。
ホワイトボード(黒板用)をよく友達と大胆に汚してた。(落書きではなく二次試験過去問をお遊び程度に解いてた。なおこの頃から「クラスの油性インクの減りがやたら早い」という怪現象じみた噂が蔓延)
化学と生物は12月半ばにやっと全分野が終了。

★三学期・受験
勉強の質ピーク
共通テストの点数が酷すぎて第一志望どころか第ニ志望まで断念。結局は前から行きたかったB判定の国公立に出願。(これまでの第一志望は出願した大学を完全安全圏にするための目標だった。行きたかったけれども!!!)後期の国公立には全く思い入れないまま二次試験対策に。
私立もぼちぼち受けて安全確保して、ここでかなり疲れたのか勉強時間が恐ろしく減少する。(一日3時間できたかどうか…なお学校自由登校日は6時間やってた…と思う)赤本は一冊終わらせようとして…結局終わらず。(一年分だけ残ってしまって、仕方なく前日に流し読みした。)

不安残るまま前期会場へ初めての新幹線乗り換え。試験会場とは全く違う地域の駅弁を酸化カルシウムしたい(化学やってる人なら分かる)がだけに購入し、新幹線の中ではひたすらにスマホアプリor赤本。ちなみにこの日赤本の直しとか解説書いてたノートを家においてくる。アホか。

そして迎えた前期本番。過去問はどの教科も7割安定だったのに、化学で大事故。なんと最後の大問解く時間なく終了。(解答用紙真っ白)
他教科はいつも通り解けたのにこの化学で一気に不安になる。
そして不安とお土産を引きずって帰宅。

★合格発表(前期国公立) 
早起きして気を紛らすためにゲームを開放して待機。
まじで終始ドキドキ止まらず、ゴミ走って捨てに行ったこともあるけど心臓の拍動が耳にまで響いていた。

発表時刻、スマホを起動し、間違えて入試形式のページをまず開く。
「なんだよー…」と苦笑しながらぼやく私。ページを元に戻し、今度こそと合格発表のページを開く。
私立とは違い、受験番号の掲示による発表。合格も不合格も書かれない、ただそこに数字があるだけのページ。
床においた受験票をそっととって、スマホの画面と照らし合わせる。
私の受験票とは少し違う番号がそこにはあった。



とても焦った。
思わず画面を指で何度も弾く。嘘だ、嘘だと思いながら。
数字の乗った画面が高速で目の前を流れていく。と、それはすぐに終わりを迎えた。
指が画面下の番号に触れ、私は確信した。
そして私は力ない声で呟く。





「…これ、受験方式違うやつじゃん…」
画面を少し上にスクロールすると、自分の受験方式の名前を見つける。
少しずつ下に降ろしていくと、自分の受験票にある番号が画面にある番号と一致した。
単に見逃していただけだった。

ほっとすると同時に胸に熱いものが込み上げてくる。いてもいられなくなった私は家の中、一人叫んだ。
「受かってたぁぁあぁぁあぁぁ!」
途端に目頭が熱を帯びて、涙が溢れてきた。嬉しさの涙なんて何時ぶりだろうか。何度も諦めかけて、そんな自分が情けなくって何度も泣きじゃくって、「うるさい!」と叱られて更に泣いて。子供みたいにイヤイヤ言って叫んで勉強に戻ってきては辛くなってまた泣いて…
涙に頬が濡れるたび、胸がぎゅうっと締まる思いをしてきた私にとって、今日の涙は特別なものに思えた。
まるで鬱陶しかった雨が、虹を作り出すものに変わる瞬間を見ているようなものだった。

以上が、私の受験年表になります。途中小説みたいなものがぶっこまれていたのは気にしないでほしいです。
まあまとめると、私は途中かなりだらけてしまったにも関わらず、前期国公立に受かってしまいました。
受かった瞬間は本当に嬉しかったのですが、今考えると少し微妙な気持ちです。これは次の項目で語りましょう。

後悔と、良かったこと。

まず、誰もが感じるとは思いますが、「もう少し勉強すればよかった」という後悔があります。
特に私なんて後半は全く勉強していなかったので、「もしここで息切れず勉強できていたら…もっと上にいけてたかも」ということは今もよく思います。 
元第一志望の大学はオープン模試も受けさせてもらっていたし、共通テストは数学が失敗しなければ出願できたかもしれないというところまでは行ってたので尚更後ろめたいです。
(出願できたとしても今年は競争率エグかったから戦えなかっただろうけども)

次の後悔は「模試の判定を気にしなさすぎた」ことです。
毎回志望校合格判定は、成績の良し悪しの基準程度にしかしていなくて、その判定が示すものに全く目を向けていなかったです。

今ここで言います。A判定は合格率80%以上確定ではないです。あくまで、「現段階を維持できたら」という条件があった上での話です。

「当たり前だろ!」と言える人は志望校受かります。
ただこれを見て驚いた人、危険です。最悪私と同じ目に合います。
B判定は「もうちょっとで合格」みたいに思っている人。「今以上の努力をちょっとした上で合格」ってことですよ。
勉強時間勉強量キープでは判定は変わりにくいってことですよ。
ならE判定は?「今の勉強じゃ全く駄目。もっと増やせ!」ってことです。
「模試の判定に一喜一憂しない!」とはよく言いますが、だからといって何も気にしないのは駄目です。
判定の欄に「この判定だったら何をすればいいか」ちゃんと書いてあります。(高3の模試ではあまり見れないかも)それを見て自分を改善していく。これが本当に受験では大切です。
模試の度反省はしなくていいです。改善だけしていけば必ず受かります。E判定でも少しずつ変えられます。

模試の判定は成績の基準ではなく、努力の基準です。

そして最後の後悔は「計画性がなかった」ことです。
何度も先生に勉強計画を立てろと言われたのに、面倒くさくて一度もやらなかったです。
今思うとこれもかなりの失敗だったと思います。
計画せずその日の気分でやるので、いつの間にか一度もやってない分野がちらほら…そしてそれをやろうとして恐ろしく時間がかかるなんてことはよくありました。
勉強面だけではなく生活面にも影響が出て、計画性がないと朝早く起きることはできないし(やることが決まってないといつまでも寝ててもいいという思いに負ける)、折角大学受かっても入学申込書の提出を忘れてしまう可能性もあります。 
受験のためにもその後の生活のためにも計画を立てる癖はつけましょう。

それではここからは良かったことを書いていきます。1つ目はは勉強方法でも言いましたが、「スキマ時間の勉強」です。
前述したように、手で書く以外の行動との関係付けで記憶できるところが大きかったですね。
また毎日繰り返す必要があるので、その時間をしっかり確保できることもスキマ時間勉強のいいところです。
「寝るまでの10分間に」「移動時間の30分間に」参考書やスマホのアプリを開き、一つでも単語を覚えるようにしましょう!

2つ目は「楽しんで勉強できた」ことです。結局受験勉強でも何でも辛いものは簡単には続けられません。
私は特に辛いことは我慢できない人だったので、しょっちゅうふざけました。LINEのステータスメッセージを単語で埋めたり(グッタペルカの呪い)、プリントやノートに落書きしたり(セルロースが水に溶ける世界のカレー、食事排泄同時に行うヒドラ等)
覚えるための面白ネタを考えたり、友達と語呂合わせを考えたり…
どんなときでもユーモアは忘れないようにしましょう!真面目に疲れたら息抜きも大事です。
変な単語でも口に出して笑い合えば覚えやすくなります!ディジェベルトタンパク質とか

終わりに〜人生は自分だけのもの〜

長くなりましたが、以上が私の受験体験記になります。
こうして振り返ってみると、「受験って結果だけではないんだな」と改めて思います。頑張ったこと、後悔したこと、嬉しかったこと…
受験だけに当てはまることではないですが、結果を手にするまでの過程はどんなものであっても大切な思い出であり、これからの人生の中で宝物になるものだと感じました。
これから始まる大学生活でも、受験で得たもの全てを生かして行きたいです。

最後にこれから大学受験に向かう人へメッセージです。

私みたいになってもいいけど、私みたいにはなるな

結局、このような受験体験記から得るものがあっても、それを使うか使わないかは皆さん次第です。
「私みたいにはなるな」という言葉が「私みたいに後悔するな」なのか「私みたいに志望校を落とすな」なのかそれも皆さんがここから受け取ったもの次第です。
自分だけの人生なのだから、好きにしてください。

どんな過程でもどんな結果でも、大学受験は必ず貴重な経験になりますから。
以上、新大学一年生、にゃのーからでした!

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