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今日の詩
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富良野駅を出て、西中駅へ。
休日に銭湯へ行った。最近は、シャワー生活ばかりだったので久しぶりにお湯につかれるのが嬉しかった。そこで降りた西中駅。無人駅だ。降りた人は私ただ1人。
周りは畑、畑、畑...そんな駅。ぽつんと小さな待合室があるだけで、電車が本当に来るのかも不安になる駅だった。(電車はしっかり来ます大丈夫です安心を)西中駅からのんびり歩いて数分すると銭湯に着く。はい、今日はリラックスデー!素敵な休日ハッピーエンド!で話が終わるつもりが...
初めての土地ではアクシデントがつきものである。
私はスムーズに西中駅で電車に降りることができず私は上富良野駅(次の駅)まで行ってしまったのだ。アナウンスを逃していた訳ではなく、降車ボタンも連打したが扉が開かず大パニックになった。とりあえず次の駅で降りなくては...と思い上富良野駅で下車。駅員のお姉さんに相談してみると、西中駅はあまりにも小さい無人駅なので車掌のいる1番前のドアしか開かないんです。分かりにくいですよね...と。(私は1番後ろの両に乗っていた)田舎あるあるらしい。30分以上の時間ロス。上富良野駅で待つことになった。JR北海道はとにかく電車の本数が少ないので注意だ。異常な待ち時間を過ごした。私の地元も田舎すぎると思っていたが、ここまで田舎では無いな〜と思い急に都会に思えてきた。東京や大阪は大大都会なのだと思う。5分も待たないうちに電車がやってくるのだから。大忙しだ。
北海道は車必須だなと、静岡で留守番している車が恋しくなった。また帰ったら沢山ドライブしようと思う。
そして、上富良野駅のお姉さんに感謝を伝え西中駅まで戻ったのだった。
わ〜!いい景色。いい香り。草の匂いだろうか?
辺り一面畑で綺麗な緑が目に入ってくる。
無駄なものが削ぎ落とされて、本当に美しいと思えるものを自然から気づかせて貰える場所だなと感じた。
時間ロスしたものの、無事銭湯に辿り着き
十勝岳を見ながらゆっくりお湯につかった日を私は忘れないだろう。
ひとり旅はアクシデントがあるから楽しいのだ。
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(草のいい香りがした)