小川洋子「人質の朗読会」
初版 2014年2月 中公文庫
あらすじ
遠く隔絶された場所から、彼らの声は届いた―慎み深い拍手で始まる朗読会。祈りにも似たその行為に耳を澄ませるのは、人質たちと見張り役の犯人、そして…。人生のささやかな一場面が鮮やかに甦る。それは絶望ではなく、今日を生きるための物語。しみじみと深く胸を打つ、小川洋子ならではの小説世界。(アマゾン商品紹介より)
・・・ネタバレあり・・・
始めは何か観念的な世界観の話かと思ったけど
リアルに南米のテロリストに拉致されて人質となった日本人8