やりたいことを見つけるには、まず冷蔵庫の棚卸ししかない
「やりたいことを見つけるための自己分析」は、
「モノがパンパンで、何がどこにあるかわからなくなった冷蔵庫の中身をひとつひとつ出して、
整理して、どんな料理が作れるのかを考える」
という作業。
みんな
「わたしには中華が向いてますかね?」
「フレンチ作りたいって思ってるんですけど」
というのだけど、レシピ検索の前にやるべきは、
まずは冷蔵庫の棚卸しです。
もちろんわたしも「自分に何が向いてるんだろう?」と迷子になりまくって、仕事中に適職診断とかめちゃくちゃやってました。
まずは目の前の仕事をやれよ。笑
話は戻って、冷蔵庫の中身はあなただけの強みや魅力、経験です。
なかには買ったことを忘れてる食材や、冷凍庫に入れたまんまの食材もでてくるはず。
というかわたしも含め、大概の方は「自分の経験なんてたいしたことない」と思い込んで無かったことにしてます。笑
これをひとつひとつ丁寧に見極めて、
自分は何を持っているのか、
自分のなかで賞味期限は切れてるのか切れてないのか、
そしてよくよく考えた結果本当にフレンチが作りたいのであれば、今ある具材でどんなフレンチが作れるかを考えたら良いんですよね。
ここでよくよく考えた結果、
「わたしはフレンチじゃなくて、みんなでわいわい囲める料理がしたかったんだ」と気づけば、中華に転向したっていいわけです。
ここで「フレンチ作りたいのに、私の冷蔵庫には何もない!今すぐ買い物と料理学校に行かなきゃ!」とならないよう注意です。
「何か武器になる資格を取らなきゃ」
「今の自分には何もないから何か足さなきゃ」という思考だと、自己投資を回収できないまま、講座をジプシーすることになってしまいます。
もちろんわたしも経験済みです。笑
でもそんなお金と時間があったら、まずは自分の「持ってる」にフォーカスした方が近道なんですのね。今の自分が明確に言語化できてないのに、どんな学びが本当に必要なのか
ってわからなくないですか?
いまの自分では足りない気がして、
お金をいただけるようなことは何もできない気がして、それで何かを足したくなる気持ちはめちゃくちゃわかります。
わたしもそれで何年も迷走してきました。
でもあなたの料理を食べてくれる人は、
プロ感ある美しい一皿じゃなくて、
栄養のある、あたたかいポトフを食べたいかもしれないんですよね。
「あのシェフが作るような一皿じゃなきゃいけない」と思いこんでるのは、案外自分だけかもしれない…というお話でした〜〜。