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C-C-B楽曲レビュー⑮「風のラリー」

今日のレビューは「風のラリー」!

もう少し涼しくなったらやろうと思っていましたが、
一向に涼しくなる気配がないのでやっちゃいまーす。

大好き「風のラリー」!
超個人的C-C-Bの好きな曲ベストテンでは9位に選んでいます!

って9位!?
「ちょっと低くない!?」って自分でもびっくりしたのですが、
他の曲も好きすぎて「風のラリー」はこの順位になってしまいました。

でもかなり好きな曲です。

アルバム「石はやっぱりカタイ」の2曲めに収録されています。

スマホのプレイリストは大体シャッフルで聴いているのですが、
何故か「B・I・N・G・O」の次に「風のラリー」が出ることが多く、
やっぱりこの順番、しっくりくる。
「キミ、わかってるね!」とスマホに突っ込んだりしています。笑

作詞は柳川英巳さん、作曲は米川くんですね。

シャラン〜というシンセの音で始まり、コンコンというリズムが響きます。

米川くんの曲の傾向でもあるシティポップ感満載のサウンドですね。
アイドルポップなサウンドではないです。

全体的にメロディライン、アレンジ共にツボで、
当時、毎回買ってきたばかりのアルバムを一番最初に通しで聴いて、
その中で「これ!」とアンテナに引っかかった曲を脳内キープ?
していたのですが、「風のラリー」もそんな曲でした。
(何度か聴いているうちにじわじわ好きになる曲もありますが)

渡辺さんがAメロを歌い、Bメロから米川くんボーカルになります。
サビの渡辺さんが少し高い所を力強く歌ってハモる所がすごい好きですね〜。

この頃の米川くんはまだ歌うだけで精一杯な感じで初々しい。
最後のアルバムくらいになると歌唱に感情を乗せられるくらいに
成長するんですけどね。

ちなみに曲の最後のシンセサイザーがギュンギュン鳴ってる所は、
米川くんが遊びで弾いていたのを使われたようです。
楽器が変わっても歪み系の音を出すのは変わらないのだな。笑
(言われてみれば田口さんはそんな弾き方しなさそう。)
ついでですが田口さんは「寝たふり」の「風のラリー」のレビューで
「米川くんの曲はキーボードが忙しい」とコメントしています。w

「風」のイメージの曲でもある通り、全体的に湿気の少ない爽やか系の曲です。
色で言うとペールブルーなイメージ。

対して歌詞は決してドライではない、どちらかと言うとウェット。

まだ付き合う前くらいの男女の初めてのドライブデートでのワンシーン。
何とか進展させたい男の子とまだ受け入れるのに戸惑っている女の子の、
ドキドキが伝わってきます。

ところで、最後のアルバム「信じていれば」に収録されている
「Rainy, Farewell・・・アメノチワカレ」という曲があるのですが、
こちらもドライブデートの曲で、「風のラリー」とは兄弟曲の様な気がしています。

「アメノチワカレ」の方が後にできた曲ですが、
そっちの方がお兄さんな感じ。
そちらは「風のラリー」と対極の別れの予感を歌った切ない曲ですけどね。

私の個人的な感想ですが、米川くんの曲は並べると
一つのストーリーとして繋がる気がするんですよね。

「涙はNO THANK YOU」(これは米川くんは歌っていないけど)
で、サークルか大学の仲間に片思い。

「ハートブレイク・カラー」
卒業後偶然パーティーで彼女に再会。
勝手に片思いと思い込み落ち込む。

「風のラリー」
思いの外彼女とデートまで漕ぎ着けた。
ドキドキ、さてこれからどうなる!?

「Only For You, Only For Me」
見事に両想い。ラブラブ。

「Rainy, Farewell・・・アメノチワカレ」
ラブラブだったが彼女の気持ちに翳りが見え始める。

「Blue Guitar」
いろいろあったけど大人になった二人がニューヨークで再会し、
ヨリを戻す。 めでたしめでたし♪

と、勝手にストーリー立ててみました。笑

アルバムが前後するけど
「Only For You, Only For Me」の後に
「Hard Rock Dream」的な葛藤があったり、
「Rainy, Farewell・・・アメノチワカレ」の後に
「青いブランケット」的にさめざめ落ち込んだり、
ラブラブ期には「Velvet Touch」的にナイト(騎士)気取りな
気分になっちゃったりとかあったり。w

そしてこの登場人物は全部同じ人=よねちを思い浮かべてしまうのです。
(実際は違うと思うけど)

米川くんは硬派に見えるけど、
ラブソングは嫌いじゃないみたいですね。

「寝たふり」のインタビューでも
「社会派の曲とラブソングを作るならどっち?」みたいな質問をされて
「ラブソング」と答えているんですよね。

むしろラブソングが好きそうな渡辺さんが
活動後期は社会派寄りな曲を書いたりしていますね。

それにしても「風のラリー」は大人になった耳でライブで聴きたいなぁ。

米川くんの曲だったらまだそれが叶う。

この間独奏会に行った時も密かに「やってくれないかな〜」と
思っていましたが、やりませんでしたね。(^ ^;)

次に賭けよう!

独奏会に行った時の記事です。↓

「風のラリー」、爽やかな季節にぴったりの曲なので、
良かったら聴いてみて下さいね♪


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