飛び道具エフェクターに悔いなし(おい
Donner Mod Square II
さて以前に書いたように「飛び道具」系ギター・エフェクター、以前は見つからない・見つかっても超高額、しかも使う場面は限られるという難儀なものでした。そんな夢を現実のものにしてくれたDonner Mod Square II
マジで楽すい。こいつについては他の方がnoteで真面目にレビューなさってるので概要はこちらでどぞ。
エイドリアン・ブリューとかの変態系ギタリストに凝った高校生時代、本当に飛び道具ほしかったのですが、部活は盆暮れしか休みないしバイトもできず手に入れることはできずじまい。唯一の救いはブリューのインタビューなどでギター・シンセは別にして他の変な音は大概素のギターとアンプのセッティング、スライドバーやピッキング、エフェクター使ってもせいぜいフランジャーくらいであったことでせうか。
フィードバック強制発生に小型アンプをスタンドに載っけてというのもありますたが、こちらは最初のギター買ったときにおまけで買ったミニ・アンプを机に乗っけるという雑な方法で再現。フランジャーは元々コーラスがわりというか「うっすーくかければコーラスと同じ」ということで、「一粒で二度おいしい」をねらってかなり早くに入手済み。
そーいや今では常識となったこのフランジャーの使い方も、当時別名「ジェットマシーン」と呼ばれえぐすぎるエフェクターとして忌み嫌われてたっけなあ。上京する以前から『お前のコーラス、独特だけど何使ってんの?』とよく聞かれたなあ。
上京後、部室に転がってた先輩のローランドのCE-1使ったら、ほぼ自分のフランジャーとおなじことできて(オシャレ系からエグエグ系まで)ワイの使い方は間違ってなかったんや!と確信した・・・んだけどPA屋さんに「何つかってんだか知らんけど。キモいから今すぐ切れ!」とか文句言われたことあったなあwww。まあ、ワイのオクターバの音見失ってキーボードのレベル上げるような腕の悪いやつだったからシカトしましたがw。なんでPA屋ってあんなに威張ってんの?今はそんなことないのかな。
ちゅうわけで上京後、一応ジャズ屋に移籍して買った飛び道具がオクターバ。それもジャズで流行ってたBOSSのやつじゃなくえぐい音の出るグヤトーンのやつ選びましたwww。
そもそもジャズ・ギターはフルアコでフラットワウンド弦、エフェクターなんかもってのほか。シールド一本でいかにキレイな音出すかが基本なとこありますんで(場合によってはハンマリングやプリングすら邪道w)、当時既に大スターだったメセニーに続いてでてきたマイク・スターン、ジョン・スコフィールド、ジョン・アバークロンビーなんかが注目されても、ジャズ雑誌に堂々と「アル・ディ・メオラなんか音潰して弾いてるだけ。リッチー・ブラックモアみたいなロックはそれ以上に音潰して早く弾いてるようにみせかけてるだけで卑怯」とか書かれてたもんなあ。卑怯ってなんだよ??
タル・ファーロウィやパット・マルテーノみたいにフル・ピッキングで長いバップ・フレーズを弾き切るのが「正しい」ジャズ・ギターみたいな不思議な常識がまかり通ってた時代だすな。マジな話、あるコンテストで出番待ちのためにソリッド・ギターとエフェクター持って舞台袖に行ったら誘導の係員に露骨に嫌な顔されましたもん。
宮之上さんくらいが「あんまりパッと・めせんにー」とか嫌味言うならわかるけど、そこらのライターが書いても「はあ?」だったなあw てかタル・ファーロウの50年代の録音は確かに凄いし今もよく聴くけどワイ、マルティーノ苦手でwww。カキクケカキクケとすげえなあとは思っても、抑揚ないから眠くなっちゃう・・・あわわわ。
とにかくコンボの演奏のときの飛び道具というか決め技にと思ってオクターバ買いに行って、数種類触った中で一番笑けたのがグヤだったのでそうつに決めました。部室に持って帰ったらまた大騒ぎwww。「ついにあいつが飛び道具書いやがった」と笑われることしばし。おいおいちょっと待てよ。よくくるOBなんかCE-1どころかワウやら真っ黒い凶暴なディストーション踏んでるぞ、それどころかギター・シンセつかってるやん。
で、その後しばらくワイが買ったオクターバはマイクとワウつなげられれて管楽器の連中のおもちゃになってますたwww。イメージ的にはブレッカー兄弟のマネっ子。考えたらあの二人も無茶苦茶やってたなあ。
当時の購入価格が新品で12,000円か1万いくかいかないかじゃなかったかしらん?あの頃は夜のバイトしてたんで結構お金持ってたんだなあ。。。実際に使う場面は限られる機材を、ふと思い立って現金でサクッと買っちゃうという暴挙を平気でやってたんだ。
あの頃落雷だか過電流かなんかで一回ボード飛ばして以来、エフェクターは足元に必要最小限おくだけという省エネ・リスク回避に走ってたワイですが、足元どんなだっけ? ボードにはコンプ〜フランジャー〜DS-1〜アナログ・ディレイが基本で場合によって間にオクターバやらグラフィック・イコライザー入れてた覚えが。結構正統派でげしょ?これらうまく調整すれば例えみんなの嫌いなJC-120からでも真空管っぽい音出せてマスタ。
最強に省エネな時は借り物のラック式デジタル・ディレイのアウトプットをゲインがわりにしてDS-1だけって時あったっけw。今では名機扱いのBOSSのDS-1(銀ネジ)、当時は下品な歪みとされて使ってる人ほとんどいなかったでし。ワイがDS-1をずっと使っててアレコレいじってると「なんでそんなん使ってるんだ?」と不思議がられることが大半。それが今や堂々たる名機。時代の流れはわからん。
とにかく「飛び道具」に憧れてはいても実際バリバリやってた頃はオクターバが精一杯。もちろん時折フランジャー全開で「グオー」とジェットマシーンぶりをかましたりはしますたw
そして時は流れ、気がつけば当時ほとんどお目にかかれなかった飛び道具がお安く売られている!いい時代になりますた(感涙)。最初にあげたDonnerの Mod Square IIなんかほぼ全部入りですよ!それでお値段5000円ちょい(ワイが注文したときはクーポンだかセールで現在より更にお安かったw)。
きちんとしたキレイな音のコーラスやフランジャーとして使えるだけでなく、エグくかければデ・チューンというかほとんどリング・モジュレータみたいなこともできる。オクターバやオートワウのかかりも良好。回路はおそらくエレハモあたりの飛び道具全部入りのコピーだとは想うんですが、ワイ・・・エレハモ嫌いw。デザインがダサいじゃないですか。操作性云々はおいといて同じようなことできるならちっちゃくてかっこいいミニ・ペダルのこっちのほうがいいんだもーん。
ただ当然同時にふたつの効果というわけにいかないのが悩ますいところ。だがダイジョウブ!ワイがこいつに辿り着く前にいっぱいイロモノ・飛び道具系をその安さにつられて買い漁ってあるwwww
というわけで通販で購入したイロモノ系をご紹介。基本は値段www。日本円で5000円を基準に買ってきますた。大体割引とかがつくこと多いんでちょっとお高めでもカートに放り込んでおいて安いタイミングで買ってるので、高くても6千円弱、3千円台なら即注文ですかねw。
まずは一応正統派歪み系3つ
これ以前にRowinのTS系と思われるOD、2千いくらの中古で買ってあったんでちょっと「やっちまったぜ」な感じ。とは言っても2つ合わせて五千円くらいだから全然後悔なし(負け惜しみ)。これが3千円しない時代がきたなんてホント夢のよう。オリジナルのTSとかBOSSのODとか使い方わかってても昔も今も自分で買おうとは思わんもーん。
「Dumbler」と名がついたミニ・ペダルいっぱいでてますが、そもそもDumnlerってアンプ、一個一個手作りで全部音違うんでしょ?そんな疑問もありつつ評判良かったこいつを買ってみますた。したら大当たり。かなりKlonに近い音の出せるOD(中古で格安購入)に似た、それよりちょい太めなブーストでいい感じ。
そういや自分でファズって使ったことなかったっけと思い試しに購入。一応オクターブ・ファズだというんで期待したもののそこまでの効果はなし。まあファズですねえみたいな感じ?ここでは挙げてない購入済みのオクターバとからめたらベックの「セロニアス」ごっこできますw。
スローギア
商品名「SLOW HAND」となってますが!クラプトンとは全く関係ないスロー・ギアと呼ばれる飛び道具でし。ご存じない方、馴染のない方に説明しておきますと、アタック音を消し徐々に音量が上がっていくというもの。要はバイオリン奏法とかボリューム奏法を自動でできるというモノグサアイテムwww。現在は必須とされてるボリューム・ペダルですが、昔はすんげえ高かったんですよ。あってもショーパッドのごっつい輸入物とかでそれ一台で10万近かったんじゃないのかな?
BOSSがちょっちお安めで2万台とかで出した記憶があるんですが、確か同時にペダル・フランジャーという強烈な飛び道具を同じような価格帯で出してて、ワイはむしろそっちに興味が・・・。って悩んでる間にあっという間にどっちも生産終了、ハラホレヒレハレ。
数が出てたらしいボリューム・ペダルの方は今結構お安く中古で変えるみたいですが、別にステージに立つわけじゃなしそんなんあってもなあ・・・な。
んでわ、昔のアマはロイ・ブキャナンのマネっ子をどうやってたか?当然のようにギターのボリュームに小指伸ばしてたんですよ!ストラト系ならわかるがレス・ポールとかはどうすんじゃい?もちろん小指にゅーです。フロントPUならニホンジンでも手がでかきゃギリギリ届きます。てか得意技のひとつだったwww。とはいえ早いパッセージなんかにそれはムリ。スローギア使ったギターらしき音が入った曲をマネっ子するとき「むぐぐぐぐ」と何度枕を涙で濡らしたことか(嘘)
こいつはホント、ギター触りだしたときからほしかった飛び道具なのです。
ユニ・バイブ
元々日本発祥というこの飛び道具、ジミヘンの代名詞であり彼のフォロワーのロビン・トロワーにいたってはほぼかけっぱなしw。ぶっちゃけ似たような効果はそれこそローランドCE-1使ったり、いくつかエフェクター組み合わせれば出来ます。
が、しかし!漢なら・ギター弾きなら思わずポチらずにはいられないこの肖像画入りペダルwwww。 効果はまんまユニバイブです。うすーくかけてオシャレに使ってもいいですが、やっぱしツマミ全開でグニュグニュいわせてこその飛び道具(おいおい
本製品は売り切れのようで、現在別の肖像画バージョンが登場。も一個買うか?
Tank-G
本来は正統派アンプ・シミュのはずが。。。専用アプリ「M-EFCS」繋いでわかりますた。こいつはCube BabyやPA-1以上にイロモノ・飛び道具系だと!この2つもモジュレーションがエグく効くんですが、Tank-Gのはさらに半端ない!下手したらこれ単体でユニバイブ再現可能、それもエグいときのジミヘン仕様w。基本冒頭のMod Square IIのあとにこいつつなげれば「エグうううう」と周りがのけぞるような音は大体できるんじゃないでしょうか?
あと狙うはギター・シンセ(風味)ペダルあたりかなあ?え?そこまでやるならMIDIピックアップとかつけるかGRだろって?やだなあ、ゲリラ戦を得意とする過激派が戦術核持ったら洒落になんないじゃないですかー。
え?それなんか例えがおかしい?
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