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【GOTY】ASTROBOTおめでとう


私が幼稚園生だったころ、実家のリビングにはセガのメガドライブとともに初代Playstationが置いてありました。我が家では、休日は父親がゲームをして、母と子供たちでそれを観戦するのが日常でした。

父親は週刊アスキーを定期購読する濃い目のオタクだったので、自宅にあるゲームも、今思えば比較的コアなラインナップでした。

幼き私は、「バイオハザード」「ディノクライシス」ではダイニングテーブルの下に隠れ、「パラッパラッパー」ではタマネギ先生のところだけコントローラーを握らしてもらいました。「I.Q.」「Xai」ではわからないなりに画面にくぎ付けになり、「エリーのアトリエ」「アークザラット」をプレイする横で夕食を食べ、一日が終わっていました。

中学生くらいの時期にはPS3が導入されました。あの頃の日曜はプリキュアを見た後、「トロ・ステーション」を確認し、「バイオハザード4」や「フォークスソウル」、「戦場のヴァルキュリア」を観戦するのが日課でした。高校生になったら「Persona4」に出会い、はまりすぎた結果現役合格を逃しました。このぐらいの時期から「R4」のしびれるカッコよさや「ICO」「風ノ旅ビト」のような雰囲気ゲーの良さに気づいた覚えがあります。

大学入学後、家族みんなでテレビを囲う機会は減りましたが、立派なゲーマーに育った妹が「DarkSoul」や「SEKIRO」などのフロムゲーに鬼ハマりして、酔うと決まってお姉ちゃんもやろうぜ!!!とコントローラーを寄越してきたりしました。当時はPS4(PSvitaかも)だったので、1分くらい延々とロードを待った後瞬間で負け、釈然としませんでしたが楽しかったです。
父親はというと、無限に「龍が如く」の麻雀か「ウィッチャー」のグウェントで遊んでいました。あとは「ドラクエ」のスロット。


そして今、実家から出て同居人と二人暮らしを始めた我が家のリビングで、私は「ASTROBOT」をやっています。PS5のスペックをフルに活用した操作性の良さと手触り感に、アクションゲームが苦手な空間把握能力✖の私も、アクションゲーム大得意の同居人も一緒になって楽しんでいます。

何より、PlayStation30周年記念タイトルとして過去のPSタイトル出てきたゲストキャラ※たちが、全編愛にあふれた形で登場して感無量でした。

そんな「ASTROBOT」がゲームオブザイヤー2024を受賞したという知らせを聞きました。本当に喜ばしく思います。

物価高の中PS5自体もなかなか手が出しにくいとは思いますが、ぜひたくさんのゲーマーファミリーの元にこのゲームが届くといいなと思います。
ハッチポッチステーションの「WHAT'S ENTERTAINMENT?」※※が楽しく過去の名曲を子供たちに伝えていたように、「ASTROBOT」もゲーム文化の歴史の語り部として、未来の世代にその魅力と感動を届ける存在であってほしいと願っています。

ゲームが世代や時代を超えて、人の心をつなぐ架け橋であり続けますように!!!



※あんまり言うとネタバレになってしまうのですが、この記事に出てくるタイトルも、全部ではありませんが片手では収まらないほど登場します。
「あのタイトル好きだったー!」と思ってくださった方、高確率で幸せになれるのでぜひプレイしてみてください。

※※1998年~2002年にやっていた名曲のパロディコーナー。親が死ぬほど大ウケしてたので自分も意味わからないなりに好きでした。


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にゃほ
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