【復習】特別講義

「当事者性」ってなんだろう?とモヤモヤと考えさせられた。
講義終わった直後は「自分にできることを考えよう、当事者性を持とう」という考えになっていたが、後日たまたま参加したイベントで、釜石市の復興支援に「釜石市出身でないのに」10年間も携わった方のお話を聞いてから、考え方がまるで真反対なので思考がごちゃ混ぜになってしまった。
その方は、てっきり「当事者性を持つ努力をされた方」なのだと思い込んで話を聞いていたが、実際は当事者性を「持たない」ようにしていたそうだ。
あくまで当事者は被災者の皆さんであって、自分は部外者だからこそできることがあると信じていたそうだ。そんな社会課題への関わり方もあるのだと驚いた。
私は生まれてこの方、社会課題の当事者であるという意識を持ったことは一度もない。恵まれた家庭に生まれ育ち、今も幸せに生きている。だからどこか社会課題に対して、「自分は当事者ではないからできることが限られている」と逃げ越しになっていた気がする。
でもそれはただの甘えだと思う。本当にどうにかしたいと思うなら、当事者でないなりに何かすればいいと思う。たとえ外野から色々と批判されようと。

他のチームの復習MTGに参加した時に、「共事者」という言葉が出てきた。
https://forbesjapan.com/articles/detail/64557

「事を共にする=共事」とすることで、当事者でなくても社会課題について考えることができる。少なからず寄り添うことができる。ああ、私の立場は「共事者」なんだ、と腑に落ちた。

これからも私は様々な社会課題の「共事者」として、ワークショップづくりをしていきたいと思った。少なからずより良い社会の一助になれれば嬉しい。

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